“恋愛をためらう気持ち”の乗り越え方 4タイプ別 

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普段は「恋したいよね~」「彼氏が欲しい!」なんて言っていても、いざ人を好きになったり、チャンスが来たりしたときには、逃げ腰になり、ためらってしまう。「本当は恋愛に興味がない」ということならば問題はないのですが、願望はあるのに無意識にリアルな恋愛を遠ざけてしまう人の心理には、どんな理由が潜んでいるのでしょうか。

タイプ別に克服のヒントをご紹介します。

目次

1.「傷つくのが怖い」


まずはもっともよく聞かれるのがこの理由。「傷つくのが怖い」から、自分からは好きにならないし、好きになってしまっても誘えないし、告白もしない。この気持ちがエスカレートすると、「どうせ付き合っても別れるし」「深入りしても無駄」などと、最初から心を固く閉ざすようになってしまう人もいます。

「望むものを手に入れることより、失敗したくない・恥をかきたくない気持ちのほうが強い」ということであれば、その生き方を貫く道もありますが、そんな自分を変えたいと思う人は、「思いつめる前に行動する」のがおすすめです。

考え込む(思い詰める)ほど“行動のハードル”は上がっていきますし、片思い期間が長くなればなるほど、ダメだったときに傷つく加減も大きくなってしまいやすいです。それを避けるためには、早めに行動をすること。「彼のことをもう少し知ってみたい……と思ったら、1週間以内に何かしらアクションを起こす!」くらいの自分ルールを課してみるといいかもしれません。

2.相手や周囲と「気まずくなるのが怖い」


「恋愛モードを出して、気まずくなるのが怖い」「周りとのバランスが崩れるから怖い」という人もいるでしょう。社内、学校、仲間内などで恋愛感情を出してしまうと、「それまでの関係を失うこわさ」がありますよね。「恋愛より友情が大事」「職場とプライベートは絶対に区別する」と思っている人は、そのスタンスを優先したほうが満足度は高いかもしれません。

ですが、本当は異性関係になりたい気持ちがあるならば、「恋愛しても極端に変わらない自分でいよう」「人としての配慮も忘れないでいよう」という心がけを強く持っておくのがおすすめです。多少気まずい出来事があっても、こちらが一貫した態度をとっていれば、極端な関係悪化を避けられるケースは多くあります。

もちろん、こじれてしまえば相手側が豹変するような場合もありますが、せめて自分側だけは「恋愛感情のせいで、人間関係がおかしくならないようにしよう」「常識的な線引きを守ろう」と努めていれば、たとえ恋愛がダメになっても、人としての関係を崩さずに済む場合も多々あります。

3.相手や自分の「心変わりや浮気が怖い」


過去に浮気や心変わりを経験した人のなかには、「またそうなってしまうのが怖い」と恋愛にブレーキを引きがちになる人もいます。「自分のほうが、ひとりの人を好きでいられる自信がないから」という人もいますよね。こういう人は、「未来」ではなく「過去」と「今」に焦点を当てる意識を持つのがおすすめです。

恋愛に限らず、人生のすべてにおいて、明日以降のことは誰にも分かりません。つまり心配しても仕方ないわけですが、その“恐れ”を生かして、相手や関係を大切に扱っていくことはできます。「先々のことは分からないけど、昨日まで、そして今日も一緒にいてくれてありがとう。今すごく楽しいね」という気持ちを、常々意識しておくのですね。そうすることで、先々への不安も少しずつ克服しやすくなるでしょう。

4.「自由な時間が奪われるのが怖い」


多趣味な人も多い時代。自分の好きな事やしたい事があり、「束縛や制限をされるかも」と思うと交際を始めることにためらう――という人もいるでしょう。「恋愛が負担になる」という人は“我”や主張が強いように見えますが、実は逆であることもしばしば。「私はこうしたい、こうする」という主張や交渉が苦手で、恋愛や相手に振り回されやすい性質だからこそ、深い関わりにおそれを抱いてしまう、ということもあります。

「今の自分の生活が何より大事」と思うならば、無理に恋愛をする必要はないのですが、恋愛や交際願望があるならば「相手に合わせて無理をしすぎない」「きちんと主張をする」という2点を心がけていきましょう。もちろん、“何もかも自分優先”では恋愛はダメになってしまいやすいですが、要所要所で相手との関係を大事にしていれば、自分の時間も確保しながら交際していくことは十分に可能です。

それに、無理なく自分らしくいられる相手を見つけると、自然に価値観や優先順位が変わっていくケースもあります。チャンスがあるときは付き合う前にあれこれ考えすぎず、「うまく両立できるよう頑張ってみよう!」とまずは取り組んでみるといいかもしれません。

以上、代表的な4つのタイプ別にご紹介しました。恋愛をためらってしまう瞬間があるという人は、ぜひご参考くださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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