男子が謝る以外できない “浮気に関する女子の意見”4パターン

つい浮気をしてしまった、というようなことって、もらい事故的なことも含めて、誰の人生にも起こりうることですが、浮気や不倫というと、すぐに「いいか悪いか」の議論がやかましくなるのが今の時代です。

浮気をした人の背景を想像しつつ、その人間くささに心を寄せる……むかしは小説や映画をもとに、こういうことをしていた人も多かったのではないかと思いますが、なにかとスピードの速いこのご時勢では、そんなことをしている暇なんてない人のほうが多いのかもしれません。

さて今回は、その浮気に関してお届けします。浮気が「いいか悪いか」ではなく、別の視点で浮気を捉えている女子のご意見のなかで、男子が納得しちゃっているご意見とは、いかなるものか?
さっそくご紹介しましょう!

目次

1.わたしにバレないようにしてほしい


「ぼくの彼女は、『浮気をするのはしかたないことかもしれないけど、わたしにバレないようにして』と言います。すごく納得します」(27歳・IT)

相手の浮気を知ってしまったら、嫉妬とか、えも言われぬ悲しさとか、要するに見たくない感情が自分の心の中にあふれてくるわけで、大きな声では言えないかもしれませんが、浮気をするのであれば、本命の相手にバレないようにすべきでしょう。

浮気を推奨しているわけではありませんが。

2.風俗なら「まあ」しかたないと思う


「エッチが目的で浮気をするのなら、風俗で遊ぶくらいなら、まあ許せるかなと思います。だって男の人って、定期的にしたいと思っているでしょう? で、そういう気持ちって生理的なものだから、自分でどうにもできなかったりするでしょう?」(28歳・受付)

ここまでの理解を示してくれる彼女をお持ちの彼氏は、生涯、彼女に頭が上がらないのかもしれません。
風俗遊び=不潔=そんな彼氏とはソッコーで別れる……こう思っている女子だっているはずですが、まぁいろんな考え方の人がいますね……というあたりが無難なコメントでしょうか。

3.お金があったら男子は浮気する生き物だから


「男の人って、お金があったら浮気をする生き物だから、しかたないなと思っています。わたしの父や親戚のお兄ちゃんを見ていてもそう思います」(26歳・建設)

こういう彼女をお持ちの彼氏も、生涯、彼女に頭が上がらないのかもしれません。

4.わたしも浮気することがあるかもしれないから……


「わたしも浮気をする可能性があるので、彼の浮気にあれこれ、やかましく言いません。だって生きていたら、誰だって浮気をする可能性を持っているでしょ?」(30歳・ヘアメーク)

なるほど……。

いかがでしたか?
浮気、とくに浮気エッチに関する見方って、おおむね3つあるように思います。
自分がやらかしちゃう浮気と、彼氏の浮気、それに芸能人など第三者(自分にとってすごく遠い存在の人の)浮気、この3つに大別できると思います。

そして多くの人にとって「彼の浮気」こそが大問題であるはずです。
この大問題を前に、倫理でもって一刀両断にするというのは、非常に簡単なことだろうと思います。浮気はいけないと言い続けていればいいからです。

でも浮気とは本来、倫理だけでは語れないものです。
その語れないものに思いを巡らすうちに、「自分の浮気」のことを思うにいたり、最終的には「人っていかなる生き物なのか?」という人間理解につながるように思います。
浮気はいけない……と言えばいけないことですが、いけないと判断を下す前に、本当はオトナとして考えておくべきことが山積みされているように思いますが、いかがでしょうか。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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