寝っ転がって呼吸するだけ? マッサージせずにリンパを流す“むくみ解消法”

寝っ転がって呼吸するだけ? マッサージせずにリンパを流す“むくみ解消法”の1枚目の画像

脚の「むくみ」を解消する方法といえば、マッサージ。でも、セルフで行うと手が疲れちゃう、お金をかけてエステに通うのも大変……ということで、パンパンのまま放置しがちな人も少なくないのではないでしょうか? 

じつは、横になって呼吸するだけでリンパの流れを良くする、ラクな方法があるんです。

目次 [開く]

意外な解消法!腸管のリンパ系を刺激しよう


脚がむくんだときって、リンパの流れもそこで滞っているようにイメージしがちですよね。今回ご紹介する方法では、呼吸によって横隔膜を動かし、腸管のリンパ系を刺激するのが特徴なんです。

脚のリンパ管が流れ込んでいるのは、横隔膜の近くにある「乳び槽(にゅうびそう)」というところ。ここには、腸管リンパも接続しています。じつは、小腸や大腸では、脂肪酸、唾液や胃液など1日10リットルもの消化液などをリンパ管から吸収しています。その大量の水分が腸管リンパから合流するため、乳び槽ではもともとリンパの流れが滞りやすい傾向があるのだとか。

腹式呼吸で横隔膜を動かすと、乳び槽のリンパ液を「胸管(きょうかん)」(胸の太いリンパ管)へごっそり流す手助けをしてくれます。それに伴って、脚のリンパ液もスムーズに吸い上げられ、むくみ解消! という仕組みなんです。

さらに、呼吸で意外にも……利尿が促進される


そもそも、塩分の取りすぎによって、なぜ脚がむくむのか? 細胞が水をためこむ原因は、脳下垂体から出される「抗利尿ホルモン」。その名のとおり、尿の排出を妨げてしまう物質です。

このホルモンの分泌を、なんと腹式呼吸で低減できるというのが、この方法2つめのポイントとなっています。もちろん、抗利尿ホルモンも体内の塩分濃度を一定に保つため、必要があってヒトの体に備わっているもの。食事面でも日ごろから、減塩に心がけましょう。

ゴールデンタイムは食事の後片付けのあと


腹式呼吸を行うタイミングは、食事をしてから1〜2時間後ごろがベスト。あおむけに横になり、おへその下あたりに手を乗せてリラックスしましょう。10秒かけて吸い、10秒かけて吐くのを目安に、ゆったりと30分間行います。
寝転がって力を抜くと、自然と腹式呼吸になるのが体の仕組み。吸うときにお腹がふくらみ、吐くときにへこんでいればOKです。

もともと、重力によって水分が下半身へ偏って起こるのが、脚のむくみ。床に寝て全身を同じ高さにして呼吸するこの方法は、たしかにお手軽で理にかなった方法ですよね。難しい手順も道具も要りません、ぜひ今日の夕食後からお試しください!
(由井妙)

<出典>
日経ヘルス11月号(2015年10月、日経BHP社)

この記事を書いたライター

由井妙
名古屋出身の、なごやんライター。坂東芙三次の名で、女優・日本舞踊家。おいしいもの大好き、運動は大のニガテ、ゆるめのダイエット情報が大好物

関連記事

今、あなたにオススメ