30代突入前に結婚した女子が実行した“したたかな計算”とは?
物事なんでもそうですが、今の時代は「計算通りに物事が運べる」要領のいい人が「すばらしい」とされているみたいです。そういう見方って、表層的な見方でなんかちょっとちがう判断ではないかと思いますが、この世の中で要領のいい人が万人受けされる傾向にあります。
さて今回は、30代突入前に結婚しようと思っていて、実際に29歳までに結婚した何人かの女子に、どのような「したたかな計算」をしていたのか? について、お話をお聞きしました。さっそくご紹介しましょう!
1.本命の彼に内緒で、心ゆくまで遊んだ
「わたしは本命の彼をキープしつつ、ほかの男子ともたくさん遊んで結婚しました。だって結婚したら遊べなくなるじゃないですかっ」(29歳・損保)
ごく親しい女友だちから「わたし、二股をかけてるの」と言われたことがある人もいるかと思います。でもふつうは、二股(以上)かけている事実を、他人に言わないですよね……。でも取材をしていたら、結婚前にエンジン全開で遊びまくっている「したたか女子」に、ときどきお会いします。
2.二番目に好きな相手と結婚した
「今の旦那ではなく、ほかに結婚してほしかった男性がいました。わたしが何回口説いても結婚してくれなかったので、29歳のわたしの誕生日の半年前に、今の旦那に声をかけて、29歳の誕生日ギリギリで結婚しました。旦那のことは友だちとしては好きですが、結婚してくれなかった彼のほうがもっと好きです」(29歳・IT)
だから、結婚してくれなかった彼が、この先いつか「結婚しよ!」と言ってきたらすぐに彼と結婚できるように、今からあれこれ準備しつつ今の旦那とふつうに暮らしているの……と、証言は続きます。
女って怖いですよね。
3.結婚相手を妥協して選んだ
「あまり好きではない彼と結婚しました。わたしが29歳までになんとしても結婚したかったからです。彼は稼ぎがいいので、ルックスも性格もイマイチだけど、まあ結婚してもいいか! という感じでした」(30歳・受付)
あまり好きではない人とキスをしたりエッチをしたり、生活をともにしたり……こういうことに抵抗がない女子は、こういう結婚でもいいのかもしれないですね。結婚って、結局のところ「思っているほど美しいものではない」からです。
4.ギリギリで自分の言いなりになる男を探した
「わたしは28歳で彼に振られました。29歳までに結婚したいと思っていたわたしはおおいに焦り、わたしの言いなりになる男子を探して、29歳の誕生日の前日に入籍しました」(30歳・モデル)
ま、ありと言えばありかもしれません。
いかがでしたか?
結婚に際して「なにを最優先事項とするか」というところが問題なのだろうと思います。29歳までに結婚することを最優先事項とすれば、そりゃあ2番目に好きな男性と結婚することになっても、それはそれでしかたないでしょう。
愛を優先させたかったら、30歳を超えて結婚となっても、仕方がないですよねえ。
あっちが立てばこっちが立たない……こんなことを繰り返しながら、計算高いしたたかな女子も、そうではない女子も、それなりにうまく結婚してゆくのでしょう。
(ひとみしょう)
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この記事を書いたライター
ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。