話を聞いていないのは妄想中の合図かも!? ひとりっ子男子のトリセツ
すごく独特で、時折「なにを考えているのかわからない……」なんて言われてしまう、ひとりっ子男子。でも、その生態を理解すれば、愛らしく見えてくる(?)はずです。
そこで今回お届けするのは、「妄想好き」というシンプルかつ、人によってはちょっと理解不能な一面について。ここでまたひとつ、ひとりっ子男子についての見識を深めていってくださいね。
ひとりっ子男子は幼少期に妄想上の友達を作る
幼い頃、僕には『ポチマル』という親友がいました。彼はワニのぬいぐるみです。
ポチマルと僕は、起きてから寝るまで常に一緒にいて、話しかけ、ものを食べさせ、お風呂に入れたりもしました。彼はいつも無反応だったけれど、妄想の中ではおしゃべりで、大食いで、キレイ好きだったのです。
ここまで読んで、「この人、なに言ってるんだろう……」と思っていませんか? すみません、前置きが長くなっちゃいました。
ここで言いたいのは、幼少期に同世代の子たちと仲良くする機会が少ないひとりっ子男子は、「妄想上の友達を作ることがある」ということ。そんなのおまえだけだ! なんてツッコまれそうですが、周囲のひとりっ子たちに聞いてみたところ、みな似たような経験を持っているとのことでした。
もちろん、ここまで過剰なパターンは少なかったですが……。
妄想中は彼女の話すら聞こえていないかも
妄想が得意なひとりっ子男子は、大人になってももちろんそう。さすがに、ぬいぐるみと会話をするようなことはなくなるかもしれませんが、ひとりでぼんやりと妄想の世界へ入り込むことは多々あります。
これがひとりの時なら別に問題はないんですけど、時々、誰かと一緒にいても妄想の世界へ浸ってしまうことがあるんです。そうなると、どうなるか……。
彼女「ねぇねぇ、今度〇〇行こうよ」
僕「…………」
彼女「いつにする?」
僕「…………」
彼女「聞いてる?」
僕「…………」
彼女「ちょっと、聞いてんの!?(激怒)」
このように彼女を怒らせることになるわけです。こういった時になにを妄想しているかは、ひとりっ子男子次第。ゾンビが大量発生した世界を生き抜く手段、ドラマの主演俳優に選ばれた時にするあいさつ、駅まで全力疾走したらベストタイムはどれくらいか……などなど。実に荒唐無稽です。
ただ、これは彼女の話がつまらないわけでも、無視がしたいわけでもなくて、単純に妄想スイッチが入ってしまったのを止められないだけ。けれど、話を聞いてほしいという女性からすると、非常に不愉快でしょう。すみません。
万が一、あなたの近くにいるひとりっ子男子がぼんやりしていたら、それは妄想中の合図かも。そんな時はしばしお待ちください。満足したら、すぐに帰ってきます。それさえ理解してもらえれば、無駄なケンカはなくなるはず。ひとりっ子男子と、円満な関係が築けるはずです!
(五十嵐 大)
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この記事を書いたライター
五十嵐 大
ライター/エッセイスト。インタビューや書評の仕事がメイン。ゲームやマンガの世界に逃避しがちな、引きこもり系男子です。