片思いの彼が相手の女子を”ウザい”と思ってしまう4つの理由

今回は、片思いされている彼が、自分に想いを寄せている女子に対して「ウザい」と思ってしまう理由について、みていきたいと思います。さっそくご紹介しましょう!
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目次

妙なところをムダにほめてくるから


「ぼくに片思いをしている女子は、ぼくに『笑顔が子どもみたいでかわいい』とか『太い指が色っぽい』とかと言ってきますが、ぼくにはなんのことかさっぱり分らないので、正直会話にならないし、ヘンに憧れられているというのが、ウザいです」(27歳・IT)

アイドル歌手やタレントのような人気商売の人って、ファンから意外なところを誉められたり憧れられたりして、それを受け止めることができるから商売として成立しています。
でも、一般の男子にそれと同じことをしても、きっと「その思いが重たい」と思われておしまいでしょう。
美人さんが、やたら美人であることを誉められたときの気持ちと似ているかもしれません。

仕事のリズムが狂うから


「ぼくに片思いをしている女子は、決まって毎日2回、ぼくに電話をかけてきます。仕事のペースが乱れるからウザいです」(25歳・リース会社)

両想いの彼女が1日2回電話をかけたらどうなのか……それをうれしいと感じる男子もいるでしょうし、ウザいけどかわいい彼女だなあと、仕事のペースを乱されても少し仕事の手を休める人もいるのかもしれません。
ま、片思いの相手とは、生理的なリズムが合わないから「まだ片思い」なわけで、片思いのしんどさってこのへんにあるのでしょう。リズムが合えば、仲のいい友だちになれるか、つきあえるか……といったところでしょ?

つきあっている彼女に誤解されるから


「つきあっている彼女に誤解されるから、毎日メールを寄こしてくるとか、そういうのはやめてもらいたいです。ウザい以外のなにものでもないです」(27歳・通信)

まったく脈なしの片思いのケースって、こういうことなのでしょう。
以下は、少し脈ありの片思いのケースから生まれた証言です。

よくわからない妄想話になじめないから


「ぼくも、彼女のことが少しは好きです。でも、彼女ったら『あなたとつきあったら、どこにデートに行って、なにを買ってあげて……』とか、妄想の中でぼくとデートしていて、それをぼくに話してくるんです。女子の妄想って、ちょっとウザいんですよね」(26歳・飲食)

女子が男子の妄想の詳細を聞いたら、ドン引きするかもしれません。妄想っておそらく、男女でその内容がものすごくちがうんだろうと思います。
ちがうというか、ちょっと異性にとっては生々しすぎるというか……思い余って妄想街道を爆走している片思い中の女子もいるかと思いますが、妄想の内容は小出しにしたほうが身のためです。

いかがでしたか?
女子だって、まったく好きではない男子に一方的に想いを寄せられたら、ウザいと感じることもあるかと思います。女子がウザいと感じる理由の中にはきっと、「生理的に合わない」というのがあるでしょう。
男の中にだって、生理的に合わないから、女子から一方的に想いを寄せられたらウザいと感じている人がいるはずです。

でも、もっと視野を広げると、一方的に想いを寄せてくれている相手って、得難い存在だったりもします。自分のことをいい風に誤解してくれる人って、世の中にそうたくさんはいないからです。

ウザい、ウザくないというレベルを超えて、自分のことを想ってくれている相手と仲良くなることができる人……そういう人を、きっとオトナと呼ぶのでしょう。
もっともこの結論に「ただしストーカーは除く」という注釈が必要な時代ですが、まともな人たちは「一方的に想いを寄せてくれる相手=自分のファン」ととらえて、ちょうどいい間合いがとれたりもしますよね。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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