手軽に栄養を摂取できる“たまご”の効果的な食べ方 アボカドとたまごは最強の組み合わせ!?

「たまごは一日1個まで」と思っていませんか? でもじつは、健康な人が一日2~3個たまごを食べても、コレステロール値が上がることはないんだとか。たまごを食べることで手軽に栄養が補給でき、また低カロリーなのでダイエットにも効果的です♡ さらに、美容にもうれしい効果が期待できるのだそう。

そこで今回は、たまごの魅力やより効果的な食べ方を紹介します!

photo by:Angelbattle bros
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目次

コレステロールとたまごを食べる量はあまり関係ない


筆者は長年、たまごを食べ過ぎるとコレステロールがたまると思って警戒してきました。
ところが、神戸女子大学健康スポーツ栄養学科准教授で管理栄養士の松本衣代氏がセミナーの中で「コレステロールは体内で作られ、食物からの吸収は2割ぐらいである。そのため食べる量はあまり関係なく、運動量がキーになる」というお話をされていたのです。最近では、たまごを食べ過ぎるとコレステロールがたまる、という定説は覆されつつあるようです。

ただ、食事のバランスを考えるとたまごを食べるのは一日2個がおすすめだそうですよ。

たまごは肌の潤いを保つって本当?


たまごにはコラーゲンを形成する「グリシン」「プロリン」といったアミノ酸が比較的豊富に含まれていると言われています。アミノ酸は肌の潤いを保ち、プルプル感を増進させてくれるんだとか。また、乾燥肌にも効果的だそう。おいしい上に美肌を作ってくれるなんてうれしいですね! 
同じくアミノ酸が豊富なアボカドなどと合わせて、ゆでたまごとアボカドのサラダにしてみると食物繊維も摂取できてまさに鬼に金棒状態が期待できそうです。

たまごにはアルコールから肝臓を守ってくれるうれしい効果も!


肝臓の解毒作用にはグルタミン酸、システイン、グリシンの3種のアミノ酸の結合によってできたグルタチオンが活躍します。たまごにはこれらのアミノ酸が含まれている上に、ビタミンB群が含まれているので、たまご料理はおつまみにも最適だといえるでしょう。

では、どのような調理法が適しているのでしょうか。

調理方法はシンプルイズベスト!


弱った胃をいたわり、食欲増進にもおすすめなのが「半熟たまご」と「温泉たまご」です。消化吸収がよいので、不足しがちなビタミンB群とたんぱく質をたっぷり摂れて、栄養ばっちり!

アスリートやミュージシャンなどここ一番のパワーを使う職業の人は積極的にたまごを食べているそう。その理由は、手軽に必要な栄養が摂取でき、消化吸収がよいからなんですね。たんぱく質を手軽に摂取でき、カロリーも低いのがポイントです! 消化しやすいのは生たまごよりも半熟たまごの方が優れているということも覚えておきましょう。

いかがでしたか?
たまごを一日1個にしなければ……と思っていた方にとっては驚きの情報だったかもしれませんが、健康的なダイエットや栄養の補給にはたまごは非常に有効で使いやすい食材です。バランスのよい食事をしながら、パワフルな美を手に入れたいですね。
(小原緋紗子)

この記事を書いたライター

小原緋紗子
神戸出身のフリーライター。興味が湧けば、とことん追求するタイプ。 食を愛する気持ちが人一倍強いので、美味しいものを食べているときが一番幸せ。

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