モテるタイプの男性を好きになった時、不安にならない心の持ち方

あなたの彼氏あるいは想いを寄せているお相手は、モテるタイプでしょうか？　「モテるタイプ」の定義ですが、「イケメン=モテる」とは限りません。美人が、必ずしもモテるわけでないのと一緒ですね。イケメンであろうとフツメンであろうと、もしくはブサメンであろうと、「モテる男性」を好きになったときの、「心の持ちよう」を考えたいと思います。

モテ男にとって「妬かない女性」は新鮮！

モテる男性を好きになった場合、モテない男性を好きになった時と比べて、気持ちを安定させることが難しいです。その原因は、言うまでもなく「他の女性の影」。モテない男性の場合は、「彼に言い寄ってくるような物好き女性は滅多にいないだろう(笑)」と、ふんぞり返っていられます。が、モテる男性の場合は、常にその心配が付き纏うのです。

事実、モテ男の彼には、四六時中たくさんの女性がアプローチしているでしょう。そして彼は、言い寄ってくる女性たちに対して、とても優しく紳士的でしょう。だからこそ、彼はモテているわけですから。彼に優しくされた女性たちは、ますます彼を好きになり、あなたと同じように、「他の女性の影」が気になり始めるでしょう。

だからこそ、です！　「ヤキモチ」は厳禁。モテ男の彼は、女性からヤキモチを妬かれることが、日常茶飯事だったことでしょう。そのため、女性からヤキモチを妬かれるたびに、「またか……！」という気分になります。逆から言うと、モテ男の彼に対して、一切ヤキモチを妬かない女性は、新鮮な存在に感じるはず。

モテる男性だからこそ、彼に群がる女性たちとの差別化を図るべく、ヤキモチは封印しましょう。一部の恋愛ハウツーには、「可愛いヤキモチはプラス効果になる」と書かれていますが、モテ男に対しては該当しないと考えてくださいね。

自分の「見る目」に自信を持とう！

モテ男に恋しているさいちゅう、多くの女性は「自分が、モテない男性を好きになるタイプだったら、どんなにラクだったことだろう……」と、ため息をつくでしょう。その点に関しては、発想を変えませんか？　「私のような、見る目のある女が好きになるような男性なのだから、モテるのは当然のこと！」と。

自分を、芸能事務所の女社長だと仮定するやり方はいかがでしょうか？　自分が発掘した俳優が大ブレイクしたら、社長の立場としては嬉しいですよね。ファンクラブの会員に対してヤキモチを妬くような社長はいないはず。むしろ、「どんどん彼を好きになってください」と思うでしょう。

ブレイクすることが俳優さんにとって喜びであるように、モテ男にとっては、女性からちやほやされることが喜びです。男性の恋愛離れが加速するなか、モテることに喜びを見出すモテ男は、あるイミ絶滅危惧種のような存在。絶滅危惧種は、大事に扱わねばなりません。彼の喜びを、自分の喜びだと思えるくらいまで、達観できたら最高ですよね。

彼と対等の立場であることを意識する

恋した相手がモテ男だと、つい低姿勢になりがちです。「私より美人な女性からも言い寄られているであろうに、LINEを返してくれるだけでもありがたいと思わねば・時間を作ってデートしてくれるだけでもありがたいと思わねば」と。良く言えば謙虚ですが、謙虚になる必要はないのです。なぜなら、人間としてあなたと彼は対等なのだから。

とは言え、モテモテの彼に対して、対等な意識を持つのは難しいですよね。そこでご提案。彼の「短所」に目線を向けましょう。恋しているときって、「あばたもえくぼ」な心理状態になりがちですが、いったん冷静になるのです。「彼ってイケメンだけど、ぶっちゃけ出世するタイプではないわよね」とか、「彼ってリッチだけど、ぶっちゃけ頭髪が薄くなりかけてきているのよね」とか。そんなふうに考えることで、「彼も人間なのだ」と、対等目線になることができるでしょう。

彼が「モテる」という事実は変えられません。変えられるのは、自分自身の「心の持ちよう」。片想いだろうと両想いだろうと、恋愛は「楽しいもの」であるべきと、筆者は思うのです。そのためにも、「心の持ちよう」にひと工夫を施してくださいね。
(菊池美佳子)