市販のヘアカラー剤で髪を染めるときのコツ 部位によって塗布する量を調節しよう

洋服やメイクを気分で変えるように、ヘアカラーも手軽に変えてみたいと思いませんか? でも、頻繁にヘアサロンに通うのはお金と時間もかかるし一苦労。それなら自分でヘアカラーに挑戦してみるのも一つの手です。

セルフでカラーリングするときに気を付けるべきポイントを紹介します!

市販のヘアカラー剤で髪を染めるときのコツ 部位によって塗布する量を調節しようの3枚目の画像


目次

多くの種類から自分に合ったカラー剤を選ぶためには?


市販のカラー剤は基本的に自分で塗って染めるように作られているので、塗りやすく、ムラにならないような仕様に工夫がされています。そのため、泡タイプになっていたり、クリームだったり、コームが先についていてそこから液がでるようになっていたりとさまざまな種類があります。

カラー剤の容量はメーカによって違いますが、だいたい髪の毛の量が少ないセミロングの人がムラなく染められるほどの量になっているそう。そのため、ロングの人や髪の毛の量が多い人などは用途によっては2つ必要な場合もあるので、事前にチェックしてから購入しましょう。

自分で塗るということは、後頭部など実際に自分の目で確かめて塗ることができない部分もあるということなので、髪の毛の量などを考慮して自分にあった染料を選ぶことも大切です。

ムラなく髪全体を染めるためのポイント


脱色と着色を同時に行う「アルカリ性カラー剤」を使ってムラなく髪全体を染めるためには、一般的に「温度と塗布量&放置時間」が大切なんだそう。

ヘアカラーを行う室内の温度は、高すぎても低すぎてもカラー剤の薬剤効果がうまく発揮できません。薬剤の効果を一番発揮するのは室温は20~30℃。染める前に室温を調節し、薬剤が冷えすぎていないか、温まりすぎていないかをチェックしてから染めるようにしましょう。

次に、髪質によって塗布量や放置時間が変わってくるのでチェックが必須です。太くて硬い髪質の人はキューティクルがしっかりしているので、カラー剤の塗布量は多めに塗り、放置時間も製品の説明書に書いてあるよりも5分程度プラスするとしっかり染まります。
逆に髪が細い人、髪の毛の量が少ない人は頭皮にあまりカラー剤をためるように塗ってしまうと頭皮だけがしっかり染まってしまうので、できるだけ頭皮にためないように塗り、放置時間も5分縮めて様子を見ながら、時間を置きましょう。

頭の部位によって塗布量を調節する


市販のヘアカラー剤で髪を染めるときのコツ 部位によって塗布する量を調節しようの2枚目の画像

自分でカラー剤を塗布する場合、一番最初に手の届きやすいところに薬剤をのせてしまいそうですが、頭皮には染まりやすい箇所と染まりにくい箇所があります。
これは、頭の部位によって体温の差があることが要因なのですが、図のようにもみあげと襟足部分は体温が低く染まりにくいと言われています。反対に、こめかみ部分や頭頂部のあたりは体温が高く薬が良く反応してしまうため染まりが早いのです。

そのため、すべてを均一に塗るのではなく、塗り始めるときは染まりにくい部分から先に塗り、塗布量も多めに塗るのがコツ。染まりやすい箇所はカラー剤をできるだけためないように塗布量も調節すると、ムラ染めになるのを防ぐことができます。

カラー剤の放置時間をチェックして染まりすぎを防止する


市販のヘアカラー剤で髪を染めるときのコツ 部位によって塗布する量を調節しようの1枚目の画像

また、私がセルフカラーをするときは、塗り始めの時間と塗り終りの時間をチェックし、放置時間から塗るのにかかった時間を引いて置くようにしています。たとえば、最大の薬剤の放置時間が20分として、塗るのに10分かかってしまった場合は、あと10分放置してみて一度染まり具合をチェックします。そこで染まりが弱いと感じた場合は、さらに5分ずつ放置タイムを伸ばしてチェックします。

ただし長時間放置すると、髪に余計なダメージを与えてしまうので、30分以上は放置しないように注意してください。

最近ではセルフカラーが簡単にできるように、100均などでも服を汚れから守るケープやカラー用のハケなども販売されています。こういった便利グッズを使うと、よりセルフカラーが簡単にできるので使ってみてはいかがでしょうか。

手軽にヘアチェンジしたいならセルフカラーがおすすめ! 難しいなと思ったら、家族や友達に手伝ってもらうと塗る失敗もなく簡単にできるので、今年は自分の手で秋色に髪をチェンジしてみてはいかがでしょうか♪
(キノシタマユコ)

この記事を書いたライター

キノシタマユコ
美容師、広告プランニングを経てフリーライターに。現在は、情報誌やWEB媒体でさまざまなジャンルを執筆している

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