彼氏の態度が冷たい時に女子が誤解しがちなこと 男の本音を勘違いしないで

「最近、彼が冷たくなったな」と思えば、「もうこの恋も終わりかぁ……」と思ってしまう人もいると思います。
でも、たとえば、彼氏が無口になったとか、セックスレスになった、おうちデートが増えた、メールの回数が減った……このような時に、彼の愛がなくなったと考えてしまうのは、女子の誤解であることもあります。

女子が誤解しがちな彼氏の態度
女子が誤解しがちな彼氏の態度

では彼は、そういう時に、本当はどんなことを考えているのか? 一緒に見ていきたいと思います。

目次

あまり会話がない=冷めたわけではなく、もともと無口なだけ


「僕の彼女は最近、僕に対して、『なんか最近、無口になったけど、怒ってるの?』と聞いてきます。僕はもともと無口な方なんですが、彼女を口説くとき、一生懸命明るく振る舞い、よくしゃべったから、もともと無口な僕に、彼女がやっと気が付いたということなんですよね……」(25歳・ IT)

男子って、「絶対この彼女と付き合おう」と思ったら、軽妙なフリをして努めて明るく振る舞い、よくしゃべることがあります。
でも、もともとが無口な男子の場合、いずれ彼は、もとの無口な男に戻るわけです。
素の彼を初めて知って、彼女として驚くかもしれませんが、いつまでも女子を口説く時のテンションで人は生きていけないわけですから、こういう彼の素の部分も、受け止めてあげてはいかがでしょうか。

セックスの回数が減った=冷めたのではなく愛が安定期に入っただけ


「この1年ほど、彼女とは片手で数えるくらいしかエッチしていません。彼女はセックスレスを嘆いていますが、長く付き合っていると、家族的な愛情が芽生えてきて、どうしてもセックスの回数って減りませんか?」(28歳・メーカー)

セックスレスに関する女子の悩み相談は、ネットを見ていても非常に多いです。セックスをしていないから冷めてしまったのかな……と悩むこともあるでしょう。
おそらく女子として、「私に魅力を感じなくなったのかな」と不安に思うのでしょう。
でも、この彼が言うように、付き合いが長くなってくると、家族的な愛情が芽生えてくるものです。するとどうしても、エッチの回数は減っていきます。
セックスレスは、あなたに魅力がなくなったわけでなく、彼との愛が安定期に入ったということでもあり、非常にいいことなのです。

おうちデートばかり=冷めたのではなく貯金がしたいから


「ここのところ、おうちデートが増えたので、彼女はゴキゲンななめです。付き合い始めた頃は、いろんな場所にデートに行っていましたが、最近はそういうことも減ってしまいました。僕は彼女と真剣に結婚を考えているので、少しでも貯金しておこうと思って、おうちデートを増やしているわけです。そういう僕の気持ちを、彼女に察してもらいたいなと思います」(26歳・通信)

おうちデートが増えたら、それを彼の愛情がなくなったと考えてしまう女子もいるかと思いますが、この彼のように、結婚を考えて貯金しておこうと思っている男子もいるわけです。

メールの回数が減った=冷めたのではなく忙しいだけ


「メールの回数が減った僕に対して、彼女は『もう私のこと、飽きた?』と言ってきます。飽きたのではなく、彼女ともっともっと真剣に交際したいと思っているのです。真剣に交際しようと思えば、男って真剣に仕事をするしかないですよね? 真剣に仕事をしていたら、どうしても忙しいから、メールの回数って減りますよね」(28歳・飲食)

これも、非常に男子の特徴をよく表している証言ではないかと思います。
男子って、年齢に関係なく、彼女のことを真剣に愛そうと思えば思うほど、仕事に精を出すのです。
彼の仕事に、彼女として思いを寄せてあげると、彼がなにを考えているのか、理解できるようになるかもしれません。


いかがでしたか?
よほどチャラい男子でもない限り、ひとりの彼女を真剣に愛そうと思えば思うほど、男は真面目になっていきます。
対して、付き合うまでは、男子は女子の気を引こうと、精一杯しゃべったり、明るいところを見せようと努力(無理)をします。
このふたつの態度の差が大きければ大きいほど、彼女は彼の愛に不安を覚えるのかもしれません。
いつまでも夢物語のような恋愛を楽しみたい女子は、年がら年中、明るく、おちゃらけてくれる男子と付き合えばいでしょうし、彼と人間味あふれる真剣な交際をしたいと考えている女子は、無口になったりメールの回数が減ったりする彼のことを、ほほえましく見守ってあげるといいでしょう。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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