彼氏と別れて後悔するとき 駆け引きなんてしないで素直になるべき!

誰だって後悔などしたくないもの。しかし彼氏との別れ方で後悔したり、軽はずみな気持ちで不倫してしまい後悔したり……という経験がある女性も多いのではないだろうか。こと恋愛においては相手あってのことなので、いっそう引きずることだろう。
女子が彼氏と別れて後悔する時
女子が彼氏と別れて後悔する時

そこで今回は、恋愛において一体どんなことを後悔しているのか、20~40代の女性に伺った。あなたがのちのち後悔しないよう、参考にして欲しい。

目次

1.自分の気持ちをちゃんと彼氏に伝えておけば良かった


・「意地なんてはらずに素直に彼氏に甘えればよかった。本当はうれしかったくせにわざと逆のことを言ったり彼氏を困らせてしまった。あんなふうに彼氏を否定していなければきっといまごろ……」 (26歳・保育士)

・「彼氏が私を好きでいてくれることが当たり前に感じていた。自分は愛されてるといい気になっていたし、自分にはそれだけの価値があるなんて心のどこかで思っていた。彼氏がいなくなって自分の高慢さに気づきました。もっと彼氏に『大好き』『あなたが一番大事だよ』って、ちゃんと伝えておけばよかった。やり直したい」(27歳・医療事務)

・「駆け引きとかなんてしないで、もっと素直に自分の気持ちを彼氏に伝えればよかった。あんなに好きだと思える人、この先見つかる自信がない」 (29歳・広告代理店)

・「もっともっと彼氏からの愛が欲しかったんだと思います。ワガママを言って求めてばかりで、彼氏への思いやりがなかったと思います。今思うと、ホント子どもじみた恋愛でしたね。自分の主張を聞いてもらうのが恋愛ではなく、相手を大切に思っている気持ちを伝えることが恋愛だと悟りました」(28歳・アロマ)

――本当に好きな相手に気持ちを伝えなかった後悔は、何年経っても消えやしない。人間はやる後悔よりもやらなかった後悔を引きずるもの。やって失敗した場合なら、何年か経てば必ず笑い話になるし思い出にかわるだろう。
しかしやらなかった後悔は、笑いに変えることもできなければ人生の糧になることもないのだ。「あの時素直になっていれば……」もっと違う人生をおくれたかもしれないのである。

2.きちんと彼氏と別れておけば良かった


・「彼氏と結婚のことやらこの先のことで口論となり、そんな時にメールで『もう私たち別れたほうがいいね』って送信してしまった。多分その時の私は、彼氏を試そうとしていたんだと思う。『そんなこと言うなよ! バカッ』って家にダッシュで来てくれることを期待してたのに、『わかった。キミがそう言うなら』と彼氏から返信が……。ちゃんと会って話し合うべきだったと思う。いままでの彼氏との思い出や大事な数年間をそんな形で終わらせてしまった自分を呪っています」(36才・税理士事務所)

――恋愛で大事なのは、はじめ方より終わり方かもしれない。キレイに美しく別れるというよりも、最後に相手ときちんと向き合うこと。逃げずに向き合うことだ。本気で付き合ったからこその誠意を互いに示すことが何より大切だろう。

人は恋を葬ることに同意しその別れを受け入れてこそ、次の一歩をまた踏み出せるのだ。恋の終わらせ方は、その後の自分の人生を左右するくらい重要である。

3.彼氏と別れなきゃよかった



・「元彼とケンカした時に『お願いだからもう一度チャンスをくれ』『頑張らせて欲しい』と下手に出てくれたのに、カッとなってた私は『もうムリッ』って言っちゃった。 あんなに私を大事にしてくれた優しい人となんで別れちゃったんだろう。もう取り戻せない」(33才・理容)

・「彼氏のことが好きだったのに、下らないケンカをしてヤケになってる時に。飲みに誘われた上司と酔った勢いで浮気をしてしまった。それが彼氏にバレてすっごく責められめんどくさくなってしまい別れた。その元カレがもうすぐ結婚するということを知り合いから聞かされ、すごく後悔してる。私って本当にバカバカバカ」(32才・歯科助手)

――別れる必要がなかったのに別れてしまったことを後悔する30代女性も多数。特に「いま思うと些細なケンカだったのに……」「口論がヒートアップして、つい感情的になってしまいその勢いで……」というケースなら、なおさら後悔は根深い。その別れさえなかったら、ゴールインしていたかもしれないのだから……。

4.好みじゃない男子を粗末にしなきゃよかった


・「もう35歳を過ぎたあたりから、男性から誘いを受ける機会が極端に少なくなった。焦りだして婚活をしているけどぜんぜんダメ。なんでもっと若いうちに私のことを好きだとガッツいてきてくれた男性を大事にしなかったのか、自分を好意的に思ってくれる男性を大切にしなかったのかすごく後悔。結婚することがこんなにも難しいことだとは気づかなかった」(43才・インテリア)

・「真面目な男性はデートしててもなんかつまらなくて……。それより会話が楽しい男性や一緒にいて面白い男性、女慣れしている男性とばかり遊んできた。今ならわかる。男の本当の魅力が何かってことに……。でも今そこに気づいても遅すぎる。自分がタイプじゃないからと蔑ろにしてきた男性でさえ、今じゃ声を掛けてきてはくれない……」(46才・美容関係)

――婚活の魔のボーダーラインは35歳。そこを境にして、独身男性が声を掛けてくれる率が少なくなるのが現実。

若い時にチヤホヤされてきた人やそこそこ美人でモテていた人ほど「自分はまだ大丈夫」と余裕をぶっかまして自分の好みのタイプ以外の男子を完全無視。その当時は意識していなくとも、本当は結婚向きの真面目な男子をぞんざいに扱い、自分にはもっとイイ男が現れるからといさぎよく切り捨ててしまったのだ。

キチンとした男子に見向きもしなかった女子はのちにしっぺ返しを食うのである。

5.不倫なんてしなきゃ良かった



・「職場での責任やポジションが上がっていくのと同時に、当然ストレスや悩みも抱え込むことになる。部下ができれば気軽に飲みに行ける相手や弱音を吐ける人間も少なくなって……そんな自分につけこんできたのが既婚者の男。最初は遊びのつもりだったし本気にならないと決めてたのに、30代後半から付き合ってから今もズルズル。別れたくても体の相性もいいしひとりになるのが怖くて別れられない」(45才・商社)

・「婚活してもいい相手が見つからず、お見合いパーティに参加してもババア扱いされて連戦連敗……。そんなときに声を掛けてきたのが今の不倫相手。結婚していることなんて最初から分かっていたし、本命ができるまでのつなぎだと割り切ってたはずなのに……別れられない。最近では奥さんと別れてくれないかとさえ願っていたりする」(43才・公務員)

――遊びのつもりがいつの間にかどっぷりハマっているのが不倫の怖さ。既婚男性の“女の慰め方”はとても巧妙だ。そこに心地よさを覚えてしまう女は若い女子にも多い。

だが、20代女子ならば妻子持ちとの付き合いは軽い“はしか”みたいなもので済むし大きな痛手とはならない。不倫相手とバイバイしてもまだ市場価値があるので、正しい恋活や婚活に軌道修正できるのだ。

しかし30代や40代の不倫は“はしか”では終わらない。はじめは軽い気持ちだろうが遊びだろうがそこに踏み込んでしまったらなかなか抜け出せない。“底なし沼”へと足を突っこむようなことなのだ。

後悔先に立たず、後悔は役立たず



20代にも30代にも40代にも、それぞれ終わってしまった恋やしでかしてしまったことに対して思いを巡らせることはあるだろう。

だが、どんなことでも、あとになって悔やんでも取り返しはつかない。大切なものは失ったあとで気づいてももう遅い。
そう、あとで後悔しても何の役にも立たない。後悔は役に立たず、後悔など役立たずなのだ。あなたのこの先の人生において「あの時こうしていたら……」が少なくなるよう祈っている。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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