彼氏が別れたいときに使うセリフ4パターン 「距離を置こう」に隠された本音とは?

男性は女性から責められたり、泣かれたりするのが大の苦手。だからこそ、別れる際は穏便にすませたい・ケンカ別れではなくスムーズに終わりたい、と願っているものだ。そこで、今回は男性が「彼女とすんなり別れるために使うセリフ」を探ってみた。

 
 


目次

言い訳するのは相手の痛みを思えばこそ


別れをスムーズに、なんとか穏便に済ませようとするのはズルいことかもしれない。
しかし、彼氏は、彼女を傷つけたくないからこそ言い訳を使う場合がある。自分が悪者になるのは、最後に女性のプライドを守ろうとする思いやりかもしれない。
それでは、早速そのセリフを見ていこう!

元カノを引き合いに出してくる系


・「『好きな人ができた』というとしつこく『どこの誰?』『どんな人?』って揉めるのが目に見えている。だから俺の決まり文句は『どうしても元カノを忘れることができない』です」(30代・ホテル業)

・「『俺なりに努力したんだけど、元カノを超えられなかった。許して欲しい』というと、いい意味で
引いてくれます」(30代・整骨)

「他に好きな女ができた」「気になる人がいる」などと聞かされでもしたら“どんな相手?”と偵察したくなるのが女心。そこで、スムーズに別れを狙う男達は元カノや過去の女性を引き合いに出して言い訳するのだ。

すんなり別れるための嘘かもしれない


あくまで元カノとやり直すとか復縁するなどとは言わず、「ただただ忘れることができない」「自分が勝手に思ってるだけ」……と純情でガチな男心をあえて見せることで相手に諦めさせるのがポイント。
自分だけが幸せになるようなことを匂わせてしまったら、女から逆恨みされることを彼らは熟知しているのだ。

自分の未熟さを主張する系


・「『俺には自信がない』『君には釣り合わない』とかいって自分のせいにする。『自分なんかよりもっと良い男が似合う』と自分がいかにダメ男かを主張する。責められたり泣かれると困るからね」(30代・配送業)

・「『俺なんかといたら幸せになれないよ』と切り出して別れへと誘導する。暗く悲しい別れでなく、先を見据えてとか彼女の将来を考えてというスタンスをとります」(40代・企画開発)

彼女を逆上させたり、興奮させてしまうのを防ぐために、男は「俺が悪い」「俺のせいだ」と自分を悪者にすることで女性の気持ちをなだめようとする場合も。女性側からすれば、多少疑問に思いながらも、言われて悪い気はしないというメリットも。

どうしてこんな言い訳をする?


彼女側から結婚したいオーラを感じた時に、よく使われる別れの良い訳だ。「俺では君を幸せにすることができない」「幸せにする自信がない」ということで“他に男を見つけろよ”と肩の荷をおろしたいのが本音。

仕事や夢のせいにする系


・「『今は仕事に集中したんだ』と仕事のせいにする。『男として今は自分を成長させなきゃいけないから』とか。『だからこれからあんまり会えなくなるから』と宣言するとうまくいく。こっちが構ってあげないとジビれ切らして彼女の方からバイバイしてくれる」(20代・医療関係)

・「『自分にはやりたいことがあって……どうしてもその夢を叶えたいんだ。でも成功するかしないか、この先どううなるかも分からないからキミを巻き添えにはできない』……というと相手も納得せざるを得ない」(30代・保険)

仕事や夢のせいにして別れるという男性の一手。男性の仕事や夢を反対することなど、女性には決してできない。だからこそ女性が引き下がりやすい理由となる。

彼女に別れを納得してもらいやすい


仕事が忙しいというだけでは彼女も身が引けないだろうが、「彼氏にはやりたいことがある。叶えたい夢のために、今踏ん張らなければならない」となれば「わたしは足手まといになるかも……。夢を叶えるために恋愛は不要」だと察するのでスムーズに別れることができる。

距離を置こうと提案する系



・「彼女と別れたいときは“冷却期間”を置く。別れの修羅場は怖い。距離を置く提案ならやんわりと離れられるし、向こうが決断するまでワンクッションおけるじゃない?」(20代・編集)

・「『俺たち、付き合いがすすむにつれてお互い思いやりを失って最近ワガママになりすぎてると思うんだ。自分たちの今後をちゃんと考えるためにも、今は少し会わない方がいいんじゃないかな……』といって自然消滅を狙う。これなら相手も振られたという感覚に陥らずにすむし、一番いいんじゃないかな」(30代・インテリアショップ)

“突然の別れ”を告げられたら……それをすんなり受け入れることなど難しいもの。長く付き合った彼氏からの「別れよう」というひと言は死刑宣告も同然。二人で過ごしてきた時間が走馬灯のように駆け巡り、必要以上に女の感情を爆発させてしまう。

「一生逢えない」「もうコレっきり」「もう二度と逢えないかも……」となれば、逆にすがりつくたくなるのが人の心。特に女性は、その場で断ち切られるより心の準備や別れへのプロローグが必要なのだ。
本当は今すぐこの場で別れたかったとしても、「距離を置こう」と提案することで、穏便にその場をやり過ごすことができるのだ。

別れの痛みが和らぐように……


別れる時に誰しもが先ず悩むのは“相手を少しでも傷つけたくなどない”ということではないだろうか。
別れの傷や痛みを少しでも和らげられるように、別れを切り出す方は、別れの言葉を考えて慎重に選んでいるのだ。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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