小食な男子に対する女性の本音 食べない男子はモテない…?

発言小町に「小食な男性を女性はどう思う?」という投稿が寄せられました。昔からずっと小食で、「成人男性が普通に食べる量の半分ぐらいしか食べない」という男性のトピ主さん(30歳)。「体は小柄ではあるものの、特に問題ない」と考えていたそうですが、最近デートをした女性に「私よりも食べないんだね」と言われたことが気になっています。

「小食な男性」とのデートで思うこと
「小食な男性」とのデートで思うこと


女性から見て「男性が小食」というのは魅力が下がるのか、結婚相手や付き合ってもいいと思うのか……について意見を求めています。

目次

「小食な男性」に対して女性が思うこと


小食な人、普通量の人、大食いな人。何が正解ということはないのですが、恋愛となると、どうしても異性の印象や反応が気になるものですよね。デート中の相手が「小食な男性」だったときに、女性がマイナスに感じることとして考えられるのは、以下の4点だと思います。

1.男性側があまり食べないと、女性側はたくさん食べにくい


もっともポピュラーな理由はこれでしょう。特にデートなどであれば、「大食いだと思われたくない」「かわいげのある振る舞いをしたい」という理由で、目の前にいる男性より“少なめ”に食べようとする女性はいると思います。男性側が小食だと、「自分ばかり食べている」という状況にためらいを感じ、途中で箸を置いてしまう女性もいることでしょう。

女性に気を使わせないために……
食事量は「体型」にも関連しますし、そのあたりを過度に気にするのは、いわゆる女性心理です。男性は理解するのが難しいかもしれませんね。しかし、意中の女性にそうした思いをさせたくないと思うならば、事前に「たくさん食べる女性っていいですよね」「女性が食べる姿はかわいい、好きだ」などと告げておき、気持ちを軽くしてあげるのがおすすめです。「体型」に関する話題も、あまり積極的にしないほうがいいように思います。

2.注文が少ないと満足に頼みにくく、「倹約家」の印象を持たれるとも!?


また、普段は5品くらいオーダーするという人が、相手に「3品で十分だよね?」という態度を取られると、「足りない」と思っても頼みにくい、といったことも起こり得ます。多く頼むと、相手にも金銭的な負担をかけてしまうし……と遠慮する人もいるでしょう。「それだけしか頼まないなんて、節約家なのでは?」などと思われることもあるかもしれません。

女性に遠慮させないために……
そうした事態を避けたければ、デート中は自分の基準だけでオーダーしないよう気をつけ、相手の食事量の基準もなんとなく探ってみるといいと思います。「僕は小食なのですが、じゃんじゃん頼んでくださいね!」と言ってみるのもおすすめです。

3.「料理の作りがいがない」「食の楽しみを共有できなそう」と思う


たかが食事、されど食事。交際の上では“食の価値観”が合うことは意外と大事ですよね。「料理を振る舞うのが大好き」という女性の場合、食に興味が薄い相手だと、「作ってあげる楽しみがない」などと落胆する可能性も考えられます。「一緒にグルメな食べ歩きをしたい!」などと食をエンターテインメントと捉えている人であれば、「一緒に楽しめないからつまらない」と思われることもあるかもしれません。

しかしながら、この点は無理をしても仕方ないように思います。お酒などもそうですが、「一緒に飲める相手と結婚したい」という相手のために無理してお酒を飲み続ける……ということはなかなか難しいですよね。食べること自体が嫌いなわけではなければ、相手の嗜好(しこう)を一緒に楽しんでみるのもひとつですが、体を壊してしまいますし、長く無理はできないですよね。

無理をしても交際は続かないから……
彼女がこういったタイプの場合は、“食へのこだわり”の違いに折り合いをつけて交際するか、あるいは他の人を選んだほうがお互いに幸せ(快適)かもしれません。

4.小食な男性は「不健康そう」「頼りなさそう」なイメージ


小食ゆえか、小柄で細身だというトピ主さん。世の中には、“痩せの大食い”タイプもいますし、逆に太っていてもあまり量を食べられない人もいるものですが、「見た目どおりで小食な男性」となると、デートの第一印象としては、もしかしたら“線が細い”感じに見え、健康的なイメージは持たれにくいかもしれません。

食以外で男らしさをアピール
もちろん、線の細い男性が好みという女性もいますので、このあたりは相手次第ではあります。ただ、もし知り合って間もない女性に「頼りない」という印象を持たれる可能性を避けたいのであれば、デート中に段取り力や決断力を発揮し、「中身はしっかりしているよ!」という点を意識して見せていくといいかもしれませんね。

「小食」というだけで実らない恋、というのは少ないかも……



以上、4つの可能性を紹介しました。デートした彼女が「私よりも食べないんだね」と言ったのは、どんな理由だったと推測しますか? 彼女はトピ主さんに「かわいらしい女性だ」と思われたいからこそ、「自分の方がたくさん食べていたことが恥ずかしい」と思ったのかもしれませんよね。

もし次回また食事をする機会があれば、「男が小食だと頼みにくい?」などと彼女の気持ちを聞いてみるのもおすすめです。その上で、「俺は小食だけど、好きな量を頼んでね」「たくさん食べる女性は好きだから」などと言及してあげると、彼女の心の負担を取ってあげられるはず。

もちろん、トピ主さんが心配されているように、「たくさん食べる男性のほうがタイプ」「食事を楽しめない人なのかな」と思い発言した可能性もゼロではありません。しかしながら、たとえ彼女が小食な男性が好みでないとしても、「大食なふりをして付き合うこと」は不可能ですよね。

たとえ食事面でちょっとマイナスに思うことがあっても、別のところで気の合う部分があれば、恋が生まれる可能性は十分にあると思います。相手を好きになれば、普段マイナスと感じる要素でも許容できる気持ちが大きくなるのが一般的。仮に彼女との恋が実らなくても、それは「小食だから」ではなく、「もともと縁がなかった」と判断してもいいのかも……。

「小食」も自分らしさだと受け入れ、相手の気持ちに配慮していこう


ちなみに、リアルな話で言えば、男性の「食へのこだわり」が強すぎると、逆に女性が負担に感じる場合もあるようです。「大食いな旦那で食費がかかる」「ちゃんとした食事を用意しないと、不機嫌になるから面倒」などと愚痴をこぼす女性たちの声を聞いたこともあります。

「小食なこと」よりも、むしろ「相手に気に入られようとして自分を偽ったり、自信を損なったりすること」のほうが、恋愛には悪影響が出てきやすいように思います。

小食なことは、トピ主さんらしさのひとつ。自分らしさを受け入れている人は心に余裕があり、他人を魅了することも多いです。自分らしくいて、かつ女性心理への気遣いを忘れないでいれば恋に悪影響はない――と考えて、楽しい時間を一緒に過ごすことに注力していったほうが、恋がかなう確率は上がると思います。意中の彼女とうまくいくといいですね。応援しています。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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