2回目のエッチにありつけなかった男子の本音

「1回だけ遊ばれて捨てられた」という言い方って、女子が「男子に」捨てられた……と解釈するのが一般的だろうと思います。が、奥手そうに見える女子に「1回だけ遊んでもらって2回目がなかった」という男子だって、世の中にはいます。そういう男子の本音について、今回はお届けします。さっそく見ていきましょう!

(C)LAURIER PRESS
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目次

1.女性不信になりそうです


マジメで清楚な感じの同じ会社の女子に誘われて、1回だけエッチしたけど、2回目がなかった……ああ、女性不信になりそう……こういう男子の証言って、複数回、何人もの男子から聞いたことがあります。

「人は見かけによらないのだから、マジメで清楚そうな女子だからといって、そうそう簡単に信用してはいけません」なんて正論は、こういう男子にはきっと通用しません。

マジメで清楚そうであっても、バリバリの肉食系に見える女子であっても、女子からハシゴを掛けてもらって、それを急に外されたら、きっと多くの男子は女性不信に陥るのです。

男子の方が未練を残す


べつにどうもしなくていいと思います。つまり女子は、自分がしたいと思えばヤればいいし、したくないと思えばヤらなければいいという、それだけのことではないでしょうか。

もっとも、急にハシゴを外された男子に同情したくもなりますが、エッチには絶えずそういう事故がついてまわるわけです。

さらに言えば、男女どちらが「過去をずっと見ているか」といえば、一般的には男子ですから、少しばかりハシゴの外し方に気を遣う女子が増えてほしいものですが、男女ともにいろんな事故を経験しつつ、やがてみんな立派なオトナになるわけですから、ま、こういう男子のことを、女子はあまり気にしなくてもいいのでは?

2.マジで忘れられないエッチです


2回目のエッチにありつけなかった男子の本音の4枚目の画像

2回目のエッチにありつけなかったという気持ちをずっと抱いている理由って「1回目のエッチが思いのほか、ものすごく良かったから」です。

だから、「今でも1回目のエッチが忘れられず、夜ごと、1回目のエッチを思い出してオナニーしています」(25歳・通信)という男子がいるのです。

好きな相手でないなら体を許したらダメ


エッチに限らずどんなことでも、「たった1回の素晴らしい経験」って、人はずっと覚えていますし、その輝かしい記憶を、ことあるごとに心の中から取り出しては愛でますよね。それに女子の中には「わたしとのエッチが最高に気持ちよかったって言ってくれてありがとう」と感謝する人だっていますよね。

が、「1回エッチしたのが間違いだった。わたしとのエッチなんて、さっさと忘れてほしい」と思っている女子だっているでしょう。でもこれも、エッチについてまわる事故です。仕方ないです。他人の記憶をあなたが操作することなんてできないわけですから。

「ちょっとヤバい男かな」と直感したなら、その男子の前でハダカになってはいけない、という、いい教訓にするしかないですよね。

3.それでも「2回目の可能性」を追求し続けます


2回目のエッチにありつけなかった男子の本音の3枚目の画像

1回エッチさせてくれて気持ちよかった、あるいは1回させてくれたから2回目もきっとある(一度あることは二度ある的な発想)……こういうことで、「それでも2回目の可能性を追求し続けます」と言う男子もいます。

こういう気持ちが高じれば、当然のようにその男子はストーカーになるのでしょう。

酔った勢いでのエッチは後悔するかも


これだって、そう思う男子がどうこうではなく、そう思われている女子が、どう感じるのか? ということではないかと思います。

たとえば女子が、奥さんのいる男子を好きになって「1回だけ」と割り切ってエッチして、2回目は絶対にヤらないと決めた場合……彼が「それでも2回目の可能性を追求し続けます」と思っているという事実を知ったなら……ちょっとばかりうれしく思う女子もいるでしょう。

反対に、酔った勢いで黒歴史をつくるかのようにエッチしちゃった相手に「それでも2回目の可能性を追求し続けます」と思われても……迷惑なだけですよね。


いかがでしたか?
「まぁ、1回も2回も同じなんだから、2回目もヤらせてあげれば?」というのが、きっと多くの男子の総意的な意見だろうと思います。

人って「もう二度と味わうことのできない最高の体験」をいつまでも心の奥に抱き続けます。2回目のエッチにありつけなかった男子は、たった1回のエッチを、すごく大切な宝物のように扱っていたりもします。反対に「おれ、あいつとセックスしたんだぜ~」と周囲に言いふらすような愚かな男だっています。

いろんな男子がいますが、すべての男子に共通して言えることは「いい女子との素晴らしい1度きりの体験と挫折」を何回も味わいつつ、大人になっていくということです。

このへんに、男子の本当の本音が隠れているのです。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。