すぐにイライラする彼氏が怖い… 怒りっぽい男子との付き合い方

怒りっぽい彼氏と付き合っている人は、「次はいつ怒るのだろう」と気が気ではないかもしれません。しょっちゅう怒る暴力的な彼氏であれば、あなたの身が危ないので別れたほうがいいのかもしれませんが……。
今回は、別れるという選択肢も視野に、怒ったら怖い彼氏への対処法についてみていきたいと思います。

(C)LAURIER PRESS
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目次

1. 感情を抑えられない彼氏とは別れた方がいい


そもそも成人してから誰かを怒るとか、感情にまかせて当たり散らすというのは、明らかに子どもですから別れてしまえばいいと思います。怒りの感情を自分でうまくコントロールできないというのは、誰かのことを愛するとか誰かと交際する以前の問題です。

この方法のコツは?


「ことあるごとにあなたが怒って怖いから別れる」と言えば、きっと彼は怒るでしょうから、なにか他の理由をつけて別れるといいと思います。別れたくない場合は、以下の方法を使ってみてはいかがでしょうか。

2. ダメなことはちゃんと注意して


たとえばデートで彼氏と歩いているとき、彼の肩に誰かの肩がぶつかったとします。そういうときに「ちぇッ!」と舌打ちをする彼氏とか、ぶつかった相手になにか文句を言う彼氏を見て、怖いと感じたことがある彼女もいるかもしれません。そういうときは、ちゃんと彼を叱ってあげたほうがいいように思います。
ぶつかってこられて「すみません」と言われないと、おそらく誰だって軽くイラっとすると思います。でも、その「イラっ」とした気持ちを自分の中でうまく処理するのが大人ってもんですよね? 怒りの感情を表に出す子どもに対して、彼女が叱ってあげるといいでしょう。

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叱れば変わってくれるかも…


怒りの感情を出すのは子どもである、あなたはすでに子どもではないのだから怒ってはいけない……たとえばこういうことを愛する彼女から言われて諭されないと、なかなかそういう性格が治らない男子だっています。彼女に言われても治らない人は治らないわけですが、「愛する彼女たってのお願い」ということであれば、ちゃんとそういう性格を治そうと努力する人もいます。というか、普通は愛する人に「怒ってはいけない」と言われ続けたらそのうち治ります。
治らなければ、上に書いたように別れてしまえばいいのです。そんな子どもみたいな男子のことを好きにならなくても、他にいい男はいっぱいいます。

3. もっと彼氏のことを愛してあげよう


彼氏が怒ったときに怖いと感じたら、もうそこでカラダも思考も固まってしまって、なにもできない彼女もいると思います。怖いと感じる度合いは人それぞれですから、もし怖いと感じてカラダが固まってしまうようなら、別れたほうがいいかもしれません。

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でも、それでも彼氏のことが好きなのであれば、もっと彼を愛してあげては? 彼は怒りの対象に怒っているだけではないかもしれないからです。
たとえばデートのとき、彼があなたに対して「なぜペアリングをしてこなかったのか?」と怒ったとします。当然、ペアリングをしてこなかったあなたに怒っています。が、彼は同時に、自分自身に対しても怒っている、こういう可能性もあるのです。

ある種の若い女子が自分探しをしているのと同様に、男子だって自分という生き物が何者であるのかわかっていません。だから常に軽く混乱していて、なにかきっかけがあると、その混乱っぷりを怒りに変えてぶちまけるわけです。

この方法のコツは?


とくに若い頃の恋愛って、男女がお互いに自分探しをしている途中に偶然出会った異性と付き合うようなものです。人格者同士が出会って付き合った……という若い人の恋も当然ありますが、多くの若い男女は、自分という存在がどういうものなのか、これからどう生きていくといいのかわかっていないですよね? それをわかろうとしても経験がないと見えないことだってあるので、「理解したい、でも理解できない」……こういうイライラが、男子の場合はとくにわけもない怒りの対象に対して出ちゃうのです。

だから、もし可能であれば「そんなに生き急いで自分を探すことはない」という主旨の、もっとまろやかな表現で彼氏を包んであげるといいと思います。

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すぐ怒る彼氏って、ようするに子どもです。子どもに対してどう接すればその子は怒らなくなるのか、つまり、なにかイラっとすることがあったときに、「ちゃんと自分の頭でものを考えることができる人になるのか」を考えてみるといいと思います。

カップルって、どちらかが大人になって、相手にちゃんと「ものの道理」を教えてあげるとか、ちゃんと話をしてあげるとか、そういうことがないとなかなか上手くいかないんですよね。若い頃はとくに女子のほうが精神的に大人で、男はお子ちゃまですから、可能であれば彼を諭してあげてはいかがでしょうか。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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