追う恋と追われる恋、幸せになれるのはどっち? 温度差が別れの原因に

恋の法則で「女子は追うより追われる側に!」とか「追うより、追われる女子は幸せになれる」なんてことはよく言われています。では、女子が追う恋って本当にうまくいかないのでしょうか? 
今回は、追う恋の経験者たちの声をもとに検証してみました。

目次

追う恋は自分を見失ってしまう


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・「一生懸命頑張っても思い通りにならなくて、『こんなにあなたを好きになる女なんて、もう二度と現れないよ!』と涙ながらに彼に訴えたことが……。まるで脅迫ですよね(笑)。今思うと、そんな嫌な女になびかなかった彼の選択は正しかった(笑)」(32歳女性/医療)

・「自分のが好きという思いが強いと、自分のことは後回し。なんでも彼氏優先になる。恋をしてキレイになるどころか、おかしくなってしまった」(28歳女性/受付)

・「仲の良い女友達に『彼氏のことしか頭にないアンタってすごく怖い。女子はいい恋愛をしたらもっと人に優しくなれるし笑顔で輝くものだよ』と言われたのにもかかわらず、そのアドバイスを無視。多分その当時の私は相当ヤバくてストーカーまがいだったんだと思う。彼氏にウザがられて避けられるようになったのは当然のことだったと思うし、大事な友達さえも失った。なんでもっと自分を冷静にみれなかったんだろう。後悔してます」(24歳女性/旅行)

人を愛することは素敵なことであっても、“自分を見失うような恋”は結果的に好きになった相手もしかり、周囲の人たちも傷つけることになりかねません。なんでも、彼氏中心の生活になってしまえば自分のことがどうでもよくなるだけでなく、他の人への気づかいや思いやりをも忘れてしまうのです。彼氏のことしか見ていないがために、大切な友達や家族に不愉快な思いをさせてしまうこともあるかもしれません。

追う恋は心身ともに疲れる


(C) LAURIER PRESS
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・「追いかける恋って、だいたい上手くいかないですよね。自分の思いがなかなか叶わなくて疲れてしまったとき、そばで見守ってくれていた優しい男性に心惹かれてしまう。そんなものです(笑)」(27歳女性/アパレル)

・「追うのは本当に疲れる! 彼氏の一言一言に一喜一憂し、LINEが既読になってるのに返信が来ないと意気消沈……。『嫌われちゃったのかな』とか『他の女の子と遊んでるのかな』とか悩む。何するにしてもこっちばかりがあーだのこーだの考えて、今はもうあんな疲れる恋はしたくない。やっぱり追うより追われる恋の方が精神的にいい!!」(25歳女性/IT)

・「好き過ぎるといろいろと我慢やムリをしちゃうから、結局疲れちゃうんですよね。そういうときは、自分を好きでいてくれた人に甘えちゃってましたね。やっぱり女は甘えられる相手が何より必要だと悟りました。恋愛は安心感が一番です」(31歳女性/イベント会社)

追う恋は、こちらが一方的に尽くしすぎてしまったり、相手に振り回されてしまったりで疲労困憊してしまうもの。しかも、いくら尽くそうとも“相手からのご褒美がない”となれば精神的にも参ってしまうのです。

一方通行の思いは続かない


悲しいかな“無償の愛”を永遠と注ぎ続けられるほど人は強くはありません。好きになりすぎてしまうと、相手に対して求める気持ちも増長してしまうのです。

恋愛においては、「振り向いて欲しい」「少しでも私のこと考えて欲しい」「もっと私のこと思って欲しい」という見返りの欲求が必ず生まれます。恋に落ちた当初はそう感じていなくとも、次第に“自分の好き”という気持ちだけではやっていけなくなってしまうのです。

追う恋は男子から大事にはしてもらえない


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・「好きで好きでたまらなくて、いつもこっちから誘っていたらキープ女にされていた。ベッドで彼氏が私の名前でなく他の女の名前を口にしたとき、ハッキリわかりました。女子が追いかけると男子は都合いいようにしか女を扱わなくなるんだと……」(27歳女性/商社)

・「女子が追いかける側だと『コイツは俺からは絶対離れない』と余裕かましちゃうんでしょうね。付き合ったとしても、次第にぞんざいに扱われるようになり、毎回彼氏に浮気されるか、セフレ扱いで終わるか……でした」(33歳女性/損保)

・「男性はやはり、本能として追われるより追う側、狩りたいものなのだと思います。女性から追われたとしても、それはただの餌食。やはり自分好みの獲物を追いたいのだと……。それが本能なら、女性が追う恋はうまくいきっこないですよね」(36歳女性/教育関連)

女子が追う側だと、男子は天狗になってしまうということが多いものです。女子が好き好きモード全開でいく恋は、「そんなに俺のこと好きなら、ま、いっか」と男子をつけあがらせてしまいます。自分が頑張らなくとも向こうからやってきてくれた獲物を取り敢えずは平らげたとしても、そこで満足はしないのです。

「追いかけたい!」という男性の狩猟本能の欲求を満たすため、自分から狩る女性、自分が追った相手を本命にしたがるものです。

追う恋も追われる恋も幸せにはなれない?


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“好きの温度差がありすぎる恋愛”は決してうまくいかないのです。たとえば、「あなたが彼氏のことを大好きでも、彼の方はあなたをあまり好きではない」、もしくは「あなたが彼氏のことを好きでなくとも、彼はあなたのことが大好き」だとしたら? どちらも幸せとはいえませんよね。

恋愛は二人で育てていくものです。追う恋愛でも追われる恋愛でも、どちらかだけが一生懸命では幸せにはなれないのです。恋愛はお互いに「思われる方」が幸せになれるのです。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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