LINEは即レスが基本? 彼との距離を遠ざける逆効果なアピール法

LINEの返信を遅らせるとか、3回既読無視するなど、女のなかで出回っている恋の駆け引き。じつは男子は「おれ、フラれた」と思っていることもあります。
今回は、女子は「恋の駆け引き」のつもりでも男子は「フラれた」と思ってしまうパターンに迫りたいと思います。

目次

1.LINEの返信を遅らせるのは彼を不安にさせるだけ


LINEは即レスが基本? 彼との距離を遠ざける逆効果なアピール法の2枚目の画像

LINEの返信を遅らせると、男子はどう感じるのか? 忙しい彼とか、わりと細かいことを気にしない彼は、なんにも気にしていなかったりします。忘れた頃に「あ、彼女からLINEが来たな」と思うだけ。

彼女のことがすごく好きで、風が吹いても心が切なくなるくらい恋焦がれている彼は、返信が遅いだけで不安に思います。「彼女はおれのことがあまり好きじゃないのかな」と。
女子が恋の駆け引きとして返信を遅らせていても、男子は不安を覚えるのみで、逆効果ということも。

ではどうすれば?


LINEの返信なんて、返信したいときに返信すればいいのではないでしょうか。はやく返信しちゃうと、彼はわたしのことを粗末に扱うかも、なんてことを考える暇があれば、なにをすれば彼に喜んでもらえるのか? など、もっと生産性の高いことを考えてみては?

もっとも若いうちは、男子の気持ち抜きに恋の駆け引きそれ自体が楽しいのかもしれませんね。そういうゲーム感覚で恋を楽しむ時期もあっていいのでしょう。
でも、恋の駆け引きは「ゲーム」なので、LINEの返信を遅らせたほうがモテるのか、反対に嫌われるのか? 答えがありません。ゲームというのは、本質とかけ離れていることなので、答えはつねに「ケースバイケース」です。
もっと本質を考えてはどうでしょうか? 相手の気持ちに立って「今じぶんはなにをすべきなのか?」を考えてみるわけです。

2.「ほかにも口説かれている男子がいます」というセリフは効果なし


(C)LAURIER PRESS
(C)LAURIER PRESS

ひとりの男子から口説かれているときに「わたし、じつはほかの男子からも口説かれているんだよね」と言う。こんな恋の駆け引きもありますよね。
そそっかしい男子……というか、ガッツのある熱い男子は、ライバルがいるとなれば、かなりアクセル全開で口説いてきて、予定よりつきあうのがはやくなったということもあるので、これが王道をゆく恋の駆け引として、恋愛ハウツーに登録されています。

しかし言うまでもなく、そこまでガッツのない草食な男子は、「ほかに口説いている男がいるのなら、おれはほかの女子を当たろう」と思います。
それに、いかにガッツのある男子であっても、「え~、あの男もこの子のことが好きなのか? ってことは、おれはあいつとおなじレベルの男ってことか。それは避けたい。なのでおれはほかの子を口説こう」と思います。

ではどうすれば?


たぶん女子もおなじだと思います。「あの子が、この男子のことを口説いているのであれば、わたしはほかの男子を当たろう」と思ったことって、ありませんか?

あなたのことがものすごく好きな男子は、あなたが恋の駆け引きをしようとしなかろうと、そんなことに関係なしに、あなたを口説きます。
まじめな男子は、「ほかにも口説いてきている男がいます」と聞いてしまえば、「ま、いっか」と思います。要するにこのテクって、相手に不安材料を与えるというデメリットが強くなっちゃうんですよね。

相手が草食系男子の場合、「ほかにも口説かれている男子がいます」というのは、逆効果です……!

3.チラ見して目をそらすのも逆効果


LINEは即レスが基本? 彼との距離を遠ざける逆効果なアピール法の3枚目の画像

少し離れた場所にいる気になる彼のことをチラ見する、というのも、おそらく女子にとって恋の駆け引き的なことでしょう。
あなたが彼をチラ見して、彼と目が合うとさっと目をそらせる……。これを繰り返していたら、そのうち、彼もあなたも話しかけるタイミングを失ってゆくことに気づくはずです。

目があったらほほ笑んで


彼と目が合えば、あなたがにっこりほほ笑むといいのです。

「目が合う=好意がある」「目をそらす=好意がない」この繰り返しをされると、男子は不安で不安でしかたなくなります。なので、目が合ったときに、彼にほほ笑むといいのです。

LINEは即レスが基本? 彼との距離を遠ざける逆効果なアピール法の4枚目の画像

いかがでしょうか。
女子の恋の駆け引きにうまく乗ることができる男子は、わりと細かいことを気にしない人です。うまく乗れない男子は、「愛とは?」とか「愛するとは?」なんてことをわりと大真面目に考えていたりします。

恋の駆け引きを女子として楽しみたいのであれば、それに参加してくれる男子をじぶんで選ぶところから始めなくてはなりません。
(ひとみしょう/studio woofoo)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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