ついつい食べちゃうをストップ! 食欲をコントロールするためのヨガ

食べ物がおいしい今の季節。普段以上に食欲が湧いてきますよね。ですが、衝動が抑えられないほどに食べ過ぎてしまう方は要注意! 食べ過ぎは太るだけではなく、内臓に負担がかかって体調不良の原因にもなります。

今回は、ヨガで心と消化機能を整えて、食欲を抑えるポーズにチャレンジしてみましょう♡

目次

まずは食欲をおさえられない原因をチェック!


ついつい食べちゃうをストップ! 食欲をコントロールするためのヨガの1枚目の画像

食べたくてどうしようもない! と衝動を抑えられない時、あなたはどちらの理由で食欲を抑えられないのでしょうか?

1.とにかくおなかが空いている、食べてもおなかいっぱいにならない
2.おなかが満たされると気持ちが落ち着くから食べ過ぎてしまう

1.とにかくおなかが空いている、食べてもおなかいっぱいにならない場合


1のとにかくおなかが空いていて普段より食欲が増している時は、胃腸が正しく働いていない可能性があります。胃腸の働きが悪くなると便秘になりやすいので太りやすくなってしまいます。
そんな方には胃腸を刺激して、はたらきを良くするポーズがおすすめです。

2.おなかが満たされると気持ちが落ち着くから食べ過ぎてしまう場合


2は、ストレスで食欲が抑えられなっている状態です。とくに不安や寂しさから暴飲暴食してしまう傾向がある方は気をつけてください。

胃は食べ物を消化してくれる臓器ですが、実は「不安な気持ち」とも密接につながっていると言われています。たとえば気苦労が絶えなかったり、心配事があったりすると「胃がキリキリ痛む」なんて言いますよね。

おなかが満たされたら安心した気持ちになる。それ自体は悪くない事ですが、気持ちを安定させるために胃袋に頼ってしまうと過食が止まらなくなってしまいます。

そんな方はヨガの呼吸やポーズを通じて、心をリラックスさせるのがおすすめです。

心が落ち着いて、胃腸が整うヨガのポーズ


ねじりのポーズ


内臓をグッと圧をかけて緩める動作になるので、内臓のマッサージになり胃腸の状態を整えることができます。また、背骨をしっかり伸ばす動きになるので姿勢を整える効果もあります。

ついつい食べちゃうをストップ! 食欲をコントロールするためのヨガの2枚目の画像

(1)両足を伸ばして座ります

(2)左ひざを曲げて、右足の外側に置きます。この時、腰を立てるように座り直します

(3)右ひじを左足の太ももの外側にあて、左手はお尻のすぐ後ろで指を立てておきます

(4)息を吸いながら左手で床を押して背筋を伸ばします
この時、左足の太ももをおへそに押し当てるようにしてグッと引き寄せます。そうすることでさらに胃腸に刺激がはいります。

(5)息を吐きながら胸から体をねじっていきます。胸、肩、首、顔の順でねじりあげます。再度腰を立てるように意識します

(6)ゆったりとして呼吸をしながら15秒キープし、体の力をゆるめて上体を正面に戻します

(7)反対も行います。左右で3回づつ行います

仰向けの英雄のポーズ


胃のツボの通り道を刺激する事で消化を整えてくれるポーズです。胃腸のはたらきを整える事で、食欲を抑えてくれます。

ついつい食べちゃうをストップ! 食欲をコントロールするためのヨガの3枚目の画像

(1)正座から両足を外側に崩した形(割り座)で座ります

(2)両手を後ろにつけて胸を軽く開きます。指先が前にくるように手をつきます
この時足の甲は床につけるようにします。このポーズでひざがきつい場合にはお尻の下にクッションをいれて高さを出します。もしくはここでキープ。

(3)片ひじづつゆっくり床につけて腕の力で上半身を支えます。この段階で足のつっぱり感が限界を感じたらここでキープ

(4)ゆっくりと仰向けになります。両手は頭の上でひじをつかみ合います。筋肉の緊張や腰のつっぱり感がだんだんゆるんでいくのを感じながら呼吸をし、2~3分このポーズでリラックスします
途中で傷みや限界を感じたらポーズを解きましょう。

心を落ち着かせリラックスするだけで暴飲暴食の予防に♡


特にイライラしたりさみしい時に無意識の内にストレスで何かを口にいれてしまうのは、胃を満たして心を落ちつかせたいから。

「甘いものを食べたら何だか落ち着く。」というのは、たまのストレス解消なら問題はないのですが、日常的になると大きくカロリーオーバーしてしまいます。

心が疲れていて何か食べたい! と思ったときこそヨガでリラックスして気を紛らわせてみて下さいね。
(品川裕花理)

この記事を書いたライター

品川裕花理
ヨガインストラクター。一児の母。女子美術大学卒。大手IT会社勤務の後、ヨガインストラクターに転身。心と身体を整える事が大好き。「美は一日にしてならず」がモットー。

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