切ない恋物語、映画『雪の華』 登坂広臣×中条あやみのチェキプレゼントあり♡
中島美嘉さんの名曲「雪の華」をモチーフに、余命一年を宣告された女性の一生に一度の恋を描いた映画『雪の華』が、2月1日より公開となります。
ガラス工芸家を目指しながら、両親を亡くして弟・妹を養うためにカフェで働く悠輔と、余命宣告を受けながらも、悠輔との期間限定の恋に一生懸命に向き合う美雪。
日本とフィンランドを舞台に繰り広げられる切ない恋物語を、三代目 三代目 J SOUL BROTHERSのボーカルとして、そしてソロアーティストとしても活躍する登坂広臣さんと、数々の話題作に出演中の中条あやみさんが演じています。
ローリエプレス編集部では、W主演を務めた登坂さん、中条さんにインタビュー! 初共演ながらも無理なく距離を縮められたというお二人が、息の合ったやり取りで今作について語ってくれました♡
今回が初共演のお二人。会う前はお互いを「クール」(登坂さん)、「怖い人」(中条さん)と思っていたと言いますが、会ってみたらがらりと印象が変わったそう。
中条「会うまでは絶対に怖い人なんだろうなって。あとは握力で握りつぶされそうというか(笑)」
登坂「力が強そうだしね(笑)」
中条「そうそう(笑)。絶対にしゃべってくれないんだろうなって。それで、初めて本読みでお会いしたときに、“よろしく”って言って手を出されたから、これは握りつぶされる~って(笑)」
登坂「あははは(爆笑)」
中条「それは冗談で(笑)、優しく握手をしてくださったので、“この人は大丈夫だ”って感じられました」
――中条さんは人見知りだそうですが。
登坂「えっ!? そうなの?」
中条「人見知りしがちですよ! 気づいてなかったんですか? まだ人見知りしてます(笑)」
登坂「いや、そこはもういいだろう(笑)」
――(笑)。でも今回はその人見知りの壁を、登坂さんが最初に越えてくださったんですね。
中条「そうですね。今回はストーリーに合わせて順に撮るってことができなくて、最初に物語としては後半のフィンランドでの冬のシーンを撮ったので、できるだけ二人の距離を縮めておきたいなって思っていて。それで私からご飯に誘おうって思ってたら、逆に登坂さん方から“皆んなでご飯一緒に行きませんか?”って誘ってくださったりもしました」
――それから、登坂さんは外も中もイケメンだとコメントされてましたね。
中条「(とぼけて)そんなの言いましたっけ?(笑)」
登坂「言ってた。それは覚えてる。世間に対して言ってやってよ~。いい人キャンペーン中だから(笑)」
中条「(笑)。要所要所で感じていたんですけど、例えば、現場のスタッフに分け隔てなく接していたり、女性のスタッフさんも多かったんですけど、“寒くない?”って声をかけてあげていたり、紳士的だなって。しかもわざとらしくなくて、自然とレディーファーストができてるんです」
登坂「聞いてたら恥ずかしくなってきた(照笑)」
――登坂さんは中条さんにどんな印象を抱いてましたか?
登坂「共演前はメディアを通してでしか知らなかったですし、顔立ちのせいもあってかクールなイメージがあったんです。でも会ってみたらすごく人懐っこくて。だからさっきご本人は人見知りと言っていましたけど、全然そんな風には思っていなかったんです。いつもフラットでいるように感じていたから、ご飯にも誘えましたし、話題も作品の話とかじゃなくて、何てことないことを話せたり。現場にいるとそれだけで回りを明るくしてくれるようなところもあって、会う前とはすごく印象が変わりました」
――中条さんを天真爛漫って表現されてましたが、そういうところですかね?
登坂「はい」
中条「でも、(登坂さんの方が)天真爛漫ですよ。冬にフィンランドに行ったとき、泊まったホテルのとなりがスキー場だったんですけど、そこにソリが忘れてあって。そしたら、夜中にそれを“やりたい!”って言い出して、誰もいない夜のスキー場で子供みたいにはしゃいで、めちゃくちゃ楽しそうに滑ってました(笑)」
“余命一年、最後の恋に涙する”――そんなキャッチーフレーズがついているように、今作は余命一年の中条さん演じる美雪と、美雪の突拍子もない提案を受け入れて恋人となる登坂さん演じる悠輔とのラブストーリーが軸となっています。日常ではなかなかありえない設定だけに、中条さんは演じる上でかなり気をつかったと言います。
中条「そもそも100万円を払って付き合ってもらうところから恋が始まって行くんですけど、そこをどういう風に演じるかすごく悩みました。特に、その提案をするシーンは、監督と登坂さんと3人で話し合いながら作っていったという印象が強いです。あとはいわゆる恋愛におけるベタなシーンも多いんですけど、私は結構おじさんみたいな性格だから(笑)、監督から“女の子ってこういうの好きでしょ?”って言われて、“そうなのか!”って思いながらやっていて。今回は美雪に共感して演じるというよりも、監督の言うことを美雪としてやったらどうなるかを考えながら演じていた感じでした」
一方の登坂さんは、悠輔には共感する部分が多かったそう。
登坂「さすがに会ったばかりの人に僕は説教したりはしないですけど(笑)、悠輔には自分と近いものは感じていました。ただ悠輔はぶっきらぼう過ぎるところがあって。例えば、美雪がデートのときにメガネを外してきてて、そのことにテンションが上がっていたりするんですけど、気づいているのに言わないとか。そこは僕なら言うので、一言言えばいいのにって思いながら、それが悠輔の不器用さなんだよなと思ったりしてやってました」
――お互いを見ていて、演じられた役柄と似ているなって思ったところは?
中条「ピュアなところ。特に目がピュアですよね! 子犬みたいな目をしてる(笑)」
登坂「(笑)。あやみちゃんは美雪と似ているとはあまり思わなかったかな。でもご覧の通り美女でした」
中条「そう言っておけばいいと思って!(笑)」
登坂「(笑)。いやでも、僕、現場にカメラを持って行っていて、撮影の合間にいろいろ撮っていたんですけど、あやみちゃんを撮った写真を見たら、俺、カメラのセンスあるのかな? と思うくらいで。まあ被写体が良かっただけなんですけど(笑)。現場で“これかわいい! CM行けるよ!”とか言ってみんなで話していました」
――相手が登坂さん、中条さんだったからこそできたっていうシーンはありましたか?
中条「クランクインしたのが後半シーンの冬のフィンランドだったので、演じる状況としても難しかったですし、寒くて大変だったりもました。もうマイナス何十度ってときもあって、ホントに凍え死んでしまうんじゃないかって思うくらいで(笑)。けど、そこで撮ったクライマックスのシーンは、美雪として演じていて寒さを忘れるくらい温かい気持ちになれたので、そこは登坂さんが悠輔としていてくれたおかげだと思ってます。とにかく今回はほとんどが二人のシーンで、他の登場人物があまり出て来ないので、二人で作って行かなきゃていう気持ちがすべてにありました」
登坂「基本、どのシーンも二人で“ここはこうかな?”とか、その都度、相談しながら作っていました。もちろん台本に沿いながらですけど、それに加えて演じる僕らの意見を監督に話して、それを汲んでいただいたり。セリフを変えたりすることもあったので、そういうやり取りができたのは、相手があやみちゃんだったからだと思います」
中条「そう言った意味では登坂さんが何でも相談し合える方で良かったなって。登坂さんの性格にも救われました」
登坂「(中条さんに向かって)でしょう?(笑)」
中条「訂正します(笑)」
登坂「ここは太字で書いておいてください(笑)」
今回はまず物語としては後半部分となる冬のフィンランドでのシーンを撮影。その後、東京に戻って二人の出会いからのシーン。そして2ヶ月以上の期間を空けて、微笑ましいデートシーンがある夏のフィンランド撮影という順番で行われました。
登坂「一旦、東京での撮影を終えて、どこかクランクアップしたような気持ちにもなっていて。だから正直、夏のデートシーンが残っているというのは、入り方が難しいかなと思っていました。その間、もちろんお互いに違う仕事もしなくちゃいけなかったし。でも行ってみたら、自然と美雪と悠輔に戻れました。夕暮れの街を手を繋いで歩くというシーンだったんですけど、フィンランドの街が冬に行ったときはホントに白とグレーみたいな感じだったのに、夏に行ったらこんなにカラフルなんだという発見もありました」
中条「街自体がすごくロマンティックなんです。別荘が欲しいって言ってたくらい、夏のフィンランドは素敵で。そこを歩いて観光したり、電車に乗ったり、そういうシーンだったので、街の雰囲気もあってそんなに戻すのは大変ではなかったです。登坂さんも悠輔として変わってなかったというのも大きいかったです」
――撮影がなかった2ヶ月間は会う機会もなかったんですか?
登坂「普通に連絡とかは取っていた気がするけど、作品のことには特に触れていないですね。でも、どこかで会ったよね? TGC(東京ガールズコレクション)?」
中条「TGC!」
登坂「そういう機会はあったんですけど、お互いに違う仕事をしていたのも知っていたので。(中条さんから)“金髪にしたよ!”と連絡をもらって、“どうした?”みたいなやり取りはしていましたけど(映画『ニセコイ』の撮影のために金髪に)。僕もフィンランドに入る前にアメリカで撮影があって、そのままフィンランドに入ったりしていたので」
作品にちなんで、お二人のプライベートも垣間見れる質問もいくつかさせてもらいましたよ♡
――悠輔も美雪もそれぞれに叶えたい夢を持っていますが、お二人が夢を叶えるために心がけていることはありますか?
中条「私はわりと平和主義なので、みんなが良かったらいいのかなっていうところは結構あるんですけど、チャンスは自分の手で掴まないとというのは思っています。チャンスは掴んだもの勝ちなので、そのセンサーは常に張るようにしています。昔はわりと自分ではできないかな?って引いてしまうところもあったんですけど、人生一回きりだし、何でもチャレンジしてみるのはいいのかなって思うようになりました」
――その意識が変わったのは?
中条「最近です。二十歳を過ぎてからだと思います。もともと海外に憧れはあったんですけど、どこか自分とは関係のない世界だと思っていました。でも最近、CHANELのショーに行かせていただいたり、そこでいろんな方々と会って刺激を受けたりもして。特に海外は実力主義というか、自分からチャンスをつかみに行く人が多いので、そういうこともあって変わってきました」
――登坂さんは?
登坂「一歩踏み出す勇気を持つことですかね。僕もこの世界に入ったのがオーディションだったりもするし、やらないで後悔するより、やって後悔する方がいいというのは思っていますね。悩んだらやるべき。挑戦した結果がダメだったとしても、そのやったことは自分にとってプラスになって返って来ると思うんです。一つの夢が叶わなかったとしても、また新たな自分を見つけたときに、絶対にその経験は生きるから。あやみちゃんとも言っていたんですけど、人生、死ぬこと以外はかすり傷だと(笑)。その話を二人でする前から、僕もみんな最後には死ぬんだし、別に死ぬわけじゃないなら、ビビらずに目の前にあるチャンスに向かおうと思っていて。僕自身、オーディションを受けて、あの日、あの決断をして良かったなとすごく思うんです。例えあのときに合格していなかったとしても、きっと違う世界で別のチャレンジをするときにあの経験は生きてくるはずですし。そこは自分が経験してわかったところでもあります」
――悠輔は兄弟を守りたいという思いから、美雪の100万円で付き合ってというありえない提案を受けてしまいますが、お二人はこれを奪われてしまうくらいなら付き合ってしまうかも、という大切なものはありますか?
中条「ワンコ!」
登坂「絶対に言うと思った(笑)」
中条「実家で飼ってる犬です。取り上げられたら死んじゃう(笑)。私、その子が人間だったら結婚するって言ってるくらいなので。ジャックラッセルテリアっていう犬種で、小さいんですけど、その子のためなら多少無理なお願いでも全然やります!」
登坂「あんまり思いつかないけど、そういう感じで言うと、お守りとしてつけいてるアクセサリーかな。それは僕が『ホットロード』で映画に初めて出たときに、撮影が終わって、自分へご褒美として何かそういうものを手にしようかなと思っていたら、それを知った先輩が“映画、お疲れ様”とプレゼントしてくれたものです。その先輩が大事していたものを譲ってくれたので、それを取られるくらいなら付き合います(笑)」
最後に、それぞれの今作への思いを語って頂きました。
登坂「スタッフの皆さんの思い入れも強い作品で、撮影前からその熱意は伺っていたので、そこに僕も参加させていただくことになり生半可な気持ちではなく、しっかり応えたいなと思ってやらせていただきました。観客の皆さんにも、その熱意が伝わると思います。映画に色を付ける『雪の華』という名曲の良さを改めて感じていただきながら、このまっすぐな純愛ストーリーを観ていただければと思います」
中条「美雪という女の子の役を演じさせてもらえてすごく貴重な経験でした。本当に本当に悩んで、そしてきっと登坂さんも私以上に悩んでいたと思いますが、皆んなで力を合わせながら、監督にもたくさん相談しながら、こんな素敵なロケーションの中で、こんな最高な気持ちを作れる場所で、演技ができて良かったなと思います。たくさんの人に『雪の華』が届いたらいいなと思います」
お二人が考えながら1シーン、1シーン丁寧に作った映画『雪の華』は、2月1日より全国ロードショーです。
今回ローリエプレスから、登坂広臣さん、中条あやみさんサイン入りチェキを抽選で1名の方にプレゼント♡
公式Twitterをフォロー&下記該当ツイートをRTするだけ♡
上記条件を満たしてくれた方の中からプレゼントします!
※鍵付きアカウントに関しては応募状況の確認ができないため、無効とさせていただきますことを予めご了承ください
※抽選の基準などに関するお問い合わせには一切お答えできかねます
※当選者にはローリエプレス編集部からDMにてご連絡を差し上げます。応募期間終了後もアカウントのフォローをお願いたします
※応募期間:2019年2月1日(金)~2019年2月11日(月)まで
みなさまのご応募、お待ちしております♡
映画『雪の華』
2月1日(金)より全国ロードショー
出演:登坂広臣、中条あやみ、高岡早紀、浜野謙太、箭内夢菜/田辺誠一
幼い頃から身体が弱く、ついに余命一年と告げられた美雪(中条あやみ)は、その帰り道にひったくりに遭い、そこに居合わせた悠輔(登坂広臣)に助けられた。それから時が経って、偶然、悠輔を見かけた美雪は、彼の現在の境遇を知り、お金に困っていると気づく。そこで、死ぬまでに一度は恋をしてみたいと夢見ていた美雪は、自分のことを覚えていない悠輔に、突然、100万円を払うから、1ヶ月、自分の恋人になって欲しいと持ちかける。悠輔も最初は拒絶したものの、両親を亡くし、養わなければならない弟・妹の存在もあって、困惑しながらも美雪の提案を受け入れ、二人の契約による恋が始まり……。
(瀧本幸恵/カメラマン:石井小太郎)
応募期間は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。(2019年2月11日現在)
ガラス工芸家を目指しながら、両親を亡くして弟・妹を養うためにカフェで働く悠輔と、余命宣告を受けながらも、悠輔との期間限定の恋に一生懸命に向き合う美雪。
日本とフィンランドを舞台に繰り広げられる切ない恋物語を、三代目 三代目 J SOUL BROTHERSのボーカルとして、そしてソロアーティストとしても活躍する登坂広臣さんと、数々の話題作に出演中の中条あやみさんが演じています。
ローリエプレス編集部では、W主演を務めた登坂さん、中条さんにインタビュー! 初共演ながらも無理なく距離を縮められたというお二人が、息の合ったやり取りで今作について語ってくれました♡
“クール”“怖い人”から一転したお互いの印象
今回が初共演のお二人。会う前はお互いを「クール」(登坂さん)、「怖い人」(中条さん)と思っていたと言いますが、会ってみたらがらりと印象が変わったそう。
中条「会うまでは絶対に怖い人なんだろうなって。あとは握力で握りつぶされそうというか(笑)」
登坂「力が強そうだしね(笑)」
中条「そうそう(笑)。絶対にしゃべってくれないんだろうなって。それで、初めて本読みでお会いしたときに、“よろしく”って言って手を出されたから、これは握りつぶされる~って(笑)」
登坂「あははは(爆笑)」
中条「それは冗談で(笑)、優しく握手をしてくださったので、“この人は大丈夫だ”って感じられました」
――中条さんは人見知りだそうですが。
登坂「えっ!? そうなの?」
中条「人見知りしがちですよ! 気づいてなかったんですか? まだ人見知りしてます(笑)」
登坂「いや、そこはもういいだろう(笑)」
――(笑)。でも今回はその人見知りの壁を、登坂さんが最初に越えてくださったんですね。
中条「そうですね。今回はストーリーに合わせて順に撮るってことができなくて、最初に物語としては後半のフィンランドでの冬のシーンを撮ったので、できるだけ二人の距離を縮めておきたいなって思っていて。それで私からご飯に誘おうって思ってたら、逆に登坂さん方から“皆んなでご飯一緒に行きませんか?”って誘ってくださったりもしました」
――それから、登坂さんは外も中もイケメンだとコメントされてましたね。
中条「(とぼけて)そんなの言いましたっけ?(笑)」
登坂「言ってた。それは覚えてる。世間に対して言ってやってよ~。いい人キャンペーン中だから(笑)」
中条「(笑)。要所要所で感じていたんですけど、例えば、現場のスタッフに分け隔てなく接していたり、女性のスタッフさんも多かったんですけど、“寒くない?”って声をかけてあげていたり、紳士的だなって。しかもわざとらしくなくて、自然とレディーファーストができてるんです」
登坂「聞いてたら恥ずかしくなってきた(照笑)」
――登坂さんは中条さんにどんな印象を抱いてましたか?
登坂「共演前はメディアを通してでしか知らなかったですし、顔立ちのせいもあってかクールなイメージがあったんです。でも会ってみたらすごく人懐っこくて。だからさっきご本人は人見知りと言っていましたけど、全然そんな風には思っていなかったんです。いつもフラットでいるように感じていたから、ご飯にも誘えましたし、話題も作品の話とかじゃなくて、何てことないことを話せたり。現場にいるとそれだけで回りを明るくしてくれるようなところもあって、会う前とはすごく印象が変わりました」
――中条さんを天真爛漫って表現されてましたが、そういうところですかね?
登坂「はい」
中条「でも、(登坂さんの方が)天真爛漫ですよ。冬にフィンランドに行ったとき、泊まったホテルのとなりがスキー場だったんですけど、そこにソリが忘れてあって。そしたら、夜中にそれを“やりたい!”って言い出して、誰もいない夜のスキー場で子供みたいにはしゃいで、めちゃくちゃ楽しそうに滑ってました(笑)」
二人で話し合いながら作った作品
“余命一年、最後の恋に涙する”――そんなキャッチーフレーズがついているように、今作は余命一年の中条さん演じる美雪と、美雪の突拍子もない提案を受け入れて恋人となる登坂さん演じる悠輔とのラブストーリーが軸となっています。日常ではなかなかありえない設定だけに、中条さんは演じる上でかなり気をつかったと言います。
中条「そもそも100万円を払って付き合ってもらうところから恋が始まって行くんですけど、そこをどういう風に演じるかすごく悩みました。特に、その提案をするシーンは、監督と登坂さんと3人で話し合いながら作っていったという印象が強いです。あとはいわゆる恋愛におけるベタなシーンも多いんですけど、私は結構おじさんみたいな性格だから(笑)、監督から“女の子ってこういうの好きでしょ?”って言われて、“そうなのか!”って思いながらやっていて。今回は美雪に共感して演じるというよりも、監督の言うことを美雪としてやったらどうなるかを考えながら演じていた感じでした」
一方の登坂さんは、悠輔には共感する部分が多かったそう。
登坂「さすがに会ったばかりの人に僕は説教したりはしないですけど(笑)、悠輔には自分と近いものは感じていました。ただ悠輔はぶっきらぼう過ぎるところがあって。例えば、美雪がデートのときにメガネを外してきてて、そのことにテンションが上がっていたりするんですけど、気づいているのに言わないとか。そこは僕なら言うので、一言言えばいいのにって思いながら、それが悠輔の不器用さなんだよなと思ったりしてやってました」
――お互いを見ていて、演じられた役柄と似ているなって思ったところは?
中条「ピュアなところ。特に目がピュアですよね! 子犬みたいな目をしてる(笑)」
登坂「(笑)。あやみちゃんは美雪と似ているとはあまり思わなかったかな。でもご覧の通り美女でした」
中条「そう言っておけばいいと思って!(笑)」
登坂「(笑)。いやでも、僕、現場にカメラを持って行っていて、撮影の合間にいろいろ撮っていたんですけど、あやみちゃんを撮った写真を見たら、俺、カメラのセンスあるのかな? と思うくらいで。まあ被写体が良かっただけなんですけど(笑)。現場で“これかわいい! CM行けるよ!”とか言ってみんなで話していました」
――相手が登坂さん、中条さんだったからこそできたっていうシーンはありましたか?
中条「クランクインしたのが後半シーンの冬のフィンランドだったので、演じる状況としても難しかったですし、寒くて大変だったりもました。もうマイナス何十度ってときもあって、ホントに凍え死んでしまうんじゃないかって思うくらいで(笑)。けど、そこで撮ったクライマックスのシーンは、美雪として演じていて寒さを忘れるくらい温かい気持ちになれたので、そこは登坂さんが悠輔としていてくれたおかげだと思ってます。とにかく今回はほとんどが二人のシーンで、他の登場人物があまり出て来ないので、二人で作って行かなきゃていう気持ちがすべてにありました」
登坂「基本、どのシーンも二人で“ここはこうかな?”とか、その都度、相談しながら作っていました。もちろん台本に沿いながらですけど、それに加えて演じる僕らの意見を監督に話して、それを汲んでいただいたり。セリフを変えたりすることもあったので、そういうやり取りができたのは、相手があやみちゃんだったからだと思います」
中条「そう言った意味では登坂さんが何でも相談し合える方で良かったなって。登坂さんの性格にも救われました」
登坂「(中条さんに向かって)でしょう?(笑)」
中条「訂正します(笑)」
登坂「ここは太字で書いておいてください(笑)」
今回はまず物語としては後半部分となる冬のフィンランドでのシーンを撮影。その後、東京に戻って二人の出会いからのシーン。そして2ヶ月以上の期間を空けて、微笑ましいデートシーンがある夏のフィンランド撮影という順番で行われました。
登坂「一旦、東京での撮影を終えて、どこかクランクアップしたような気持ちにもなっていて。だから正直、夏のデートシーンが残っているというのは、入り方が難しいかなと思っていました。その間、もちろんお互いに違う仕事もしなくちゃいけなかったし。でも行ってみたら、自然と美雪と悠輔に戻れました。夕暮れの街を手を繋いで歩くというシーンだったんですけど、フィンランドの街が冬に行ったときはホントに白とグレーみたいな感じだったのに、夏に行ったらこんなにカラフルなんだという発見もありました」
中条「街自体がすごくロマンティックなんです。別荘が欲しいって言ってたくらい、夏のフィンランドは素敵で。そこを歩いて観光したり、電車に乗ったり、そういうシーンだったので、街の雰囲気もあってそんなに戻すのは大変ではなかったです。登坂さんも悠輔として変わってなかったというのも大きいかったです」
――撮影がなかった2ヶ月間は会う機会もなかったんですか?
登坂「普通に連絡とかは取っていた気がするけど、作品のことには特に触れていないですね。でも、どこかで会ったよね? TGC(東京ガールズコレクション)?」
中条「TGC!」
登坂「そういう機会はあったんですけど、お互いに違う仕事をしていたのも知っていたので。(中条さんから)“金髪にしたよ!”と連絡をもらって、“どうした?”みたいなやり取りはしていましたけど(映画『ニセコイ』の撮影のために金髪に)。僕もフィンランドに入る前にアメリカで撮影があって、そのままフィンランドに入ったりしていたので」
夢を叶えるには一歩踏み出す勇気を持つこと
作品にちなんで、お二人のプライベートも垣間見れる質問もいくつかさせてもらいましたよ♡
――悠輔も美雪もそれぞれに叶えたい夢を持っていますが、お二人が夢を叶えるために心がけていることはありますか?
中条「私はわりと平和主義なので、みんなが良かったらいいのかなっていうところは結構あるんですけど、チャンスは自分の手で掴まないとというのは思っています。チャンスは掴んだもの勝ちなので、そのセンサーは常に張るようにしています。昔はわりと自分ではできないかな?って引いてしまうところもあったんですけど、人生一回きりだし、何でもチャレンジしてみるのはいいのかなって思うようになりました」
――その意識が変わったのは?
中条「最近です。二十歳を過ぎてからだと思います。もともと海外に憧れはあったんですけど、どこか自分とは関係のない世界だと思っていました。でも最近、CHANELのショーに行かせていただいたり、そこでいろんな方々と会って刺激を受けたりもして。特に海外は実力主義というか、自分からチャンスをつかみに行く人が多いので、そういうこともあって変わってきました」
――登坂さんは?
登坂「一歩踏み出す勇気を持つことですかね。僕もこの世界に入ったのがオーディションだったりもするし、やらないで後悔するより、やって後悔する方がいいというのは思っていますね。悩んだらやるべき。挑戦した結果がダメだったとしても、そのやったことは自分にとってプラスになって返って来ると思うんです。一つの夢が叶わなかったとしても、また新たな自分を見つけたときに、絶対にその経験は生きるから。あやみちゃんとも言っていたんですけど、人生、死ぬこと以外はかすり傷だと(笑)。その話を二人でする前から、僕もみんな最後には死ぬんだし、別に死ぬわけじゃないなら、ビビらずに目の前にあるチャンスに向かおうと思っていて。僕自身、オーディションを受けて、あの日、あの決断をして良かったなとすごく思うんです。例えあのときに合格していなかったとしても、きっと違う世界で別のチャレンジをするときにあの経験は生きてくるはずですし。そこは自分が経験してわかったところでもあります」
――悠輔は兄弟を守りたいという思いから、美雪の100万円で付き合ってというありえない提案を受けてしまいますが、お二人はこれを奪われてしまうくらいなら付き合ってしまうかも、という大切なものはありますか?
中条「ワンコ!」
登坂「絶対に言うと思った(笑)」
中条「実家で飼ってる犬です。取り上げられたら死んじゃう(笑)。私、その子が人間だったら結婚するって言ってるくらいなので。ジャックラッセルテリアっていう犬種で、小さいんですけど、その子のためなら多少無理なお願いでも全然やります!」
登坂「あんまり思いつかないけど、そういう感じで言うと、お守りとしてつけいてるアクセサリーかな。それは僕が『ホットロード』で映画に初めて出たときに、撮影が終わって、自分へご褒美として何かそういうものを手にしようかなと思っていたら、それを知った先輩が“映画、お疲れ様”とプレゼントしてくれたものです。その先輩が大事していたものを譲ってくれたので、それを取られるくらいなら付き合います(笑)」
最後に、それぞれの今作への思いを語って頂きました。
登坂「スタッフの皆さんの思い入れも強い作品で、撮影前からその熱意は伺っていたので、そこに僕も参加させていただくことになり生半可な気持ちではなく、しっかり応えたいなと思ってやらせていただきました。観客の皆さんにも、その熱意が伝わると思います。映画に色を付ける『雪の華』という名曲の良さを改めて感じていただきながら、このまっすぐな純愛ストーリーを観ていただければと思います」
中条「美雪という女の子の役を演じさせてもらえてすごく貴重な経験でした。本当に本当に悩んで、そしてきっと登坂さんも私以上に悩んでいたと思いますが、皆んなで力を合わせながら、監督にもたくさん相談しながら、こんな素敵なロケーションの中で、こんな最高な気持ちを作れる場所で、演技ができて良かったなと思います。たくさんの人に『雪の華』が届いたらいいなと思います」
お二人が考えながら1シーン、1シーン丁寧に作った映画『雪の華』は、2月1日より全国ロードショーです。
読者のみなさまにプレゼント♡♡
今回ローリエプレスから、登坂広臣さん、中条あやみさんサイン入りチェキを抽選で1名の方にプレゼント♡
応募方法
公式Twitterをフォロー&下記該当ツイートをRTするだけ♡
【フォロー&RT】
— ローリエプレス (@laurier_press) 2019年2月1日
本日から公開の映画『雪の華』で共演する登坂広臣さん、中条あやみさんのサイン入りチェキを抽選で1名様にプレゼント
お互いの印象や撮影秘話などたくさん伺ったインタビューもぜひ読んでね!https://t.co/KTCPGNhb2p#雪の華 pic.twitter.com/vNW16cFOLW
上記条件を満たしてくれた方の中からプレゼントします!
※鍵付きアカウントに関しては応募状況の確認ができないため、無効とさせていただきますことを予めご了承ください
※抽選の基準などに関するお問い合わせには一切お答えできかねます
※当選者にはローリエプレス編集部からDMにてご連絡を差し上げます。応募期間終了後もアカウントのフォローをお願いたします
※応募期間:2019年2月1日(金)~2019年2月11日(月)まで
みなさまのご応募、お待ちしております♡
作品紹介
映画『雪の華』
2月1日(金)より全国ロードショー
出演:登坂広臣、中条あやみ、高岡早紀、浜野謙太、箭内夢菜/田辺誠一
ストーリー
幼い頃から身体が弱く、ついに余命一年と告げられた美雪(中条あやみ)は、その帰り道にひったくりに遭い、そこに居合わせた悠輔(登坂広臣)に助けられた。それから時が経って、偶然、悠輔を見かけた美雪は、彼の現在の境遇を知り、お金に困っていると気づく。そこで、死ぬまでに一度は恋をしてみたいと夢見ていた美雪は、自分のことを覚えていない悠輔に、突然、100万円を払うから、1ヶ月、自分の恋人になって欲しいと持ちかける。悠輔も最初は拒絶したものの、両親を亡くし、養わなければならない弟・妹の存在もあって、困惑しながらも美雪の提案を受け入れ、二人の契約による恋が始まり……。
(瀧本幸恵/カメラマン:石井小太郎)
応募期間は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。(2019年2月11日現在)
ライフスタイルに関する人気キーワード一覧
この記事を書いたライター
瀧本幸恵
編集&ライター。映画、TV、音楽などのエンターテインメント系で主にお仕事をさせて頂いています