友達がいない原因って何?社会人女子の友達事情と人付き合いのヒント

『友達がいない』という社会人女子は少なくありません。友達が多い人との違いや友達が減っていく原因は何でしょうか? 一匹狼の女性は男性の目にはどう映っているのか、無理のない友達作りのポイントもあわせて解説します。
目次

友達が多い人、少ない人の違いって?



友達は多ければ多いほどよいわけではありませんが、少なすぎると「自分に問題があるのかな……」と不安を感じる人もいるでしょう。
いつも友人に囲まれている人と、ぽつんと一匹狼になってしまう人の違いはどこにあるのでしょうか?

誘うか、誘われるのを待つだけか

当然のことですが、一度や二度言葉を交わしただけの人を『友達』とは呼びません。食事に行ったり、一緒に遊んだりして、少しずつ距離を縮め、相手のことを理解したところで初めて友達になるものです。

友達が多い人は、自分から食事や遊びに誘い、積極的に友達になる『きっかけ』を作ろうとします。

一方で、友達が少ない人は、引っ込み思案な傾向があり、相手に話かけることはできても、時分から誘うまでには至りません。「断られたらどうしよう」「誘った後はどこに行こう」など不安が先に立ってしまいます。

もしもその場にいる人達が全員『誘われるのを待つ派』だったら、なかなか友達の輪は広がっていきませんね。

フットワークの軽さ

友達が多く、人脈もある人は『フットワークが軽い』『行動範囲が広い』という共通点があります。
たとえば、当日、「仕事帰りに飲みに行こう!」と誘われたとします。友達が多い人は、予定が空いていれば多少遠出になっても快くOKするでしょう。帰りが遅くなることやオシャレな服装をしていないことなどは気にしません。

会社やサークルでも、行事の参加率が高い人やノリがいい人は友達がどんどんできるでしょう。自分から誘う勇気はなくても、『相手の誘いにどれだけ楽しそうに反応するか』というのはとても重要なのです♪


悪く思われたくない気持ちの強さ

友達が少ない人は「相手に悪く思われたくない」「嫌われたくない」という気持ちが強いのかもしれません。自分がどう思うかよりも、他人にどう思われるかを気にするので、人といるのが疲れるのです。

特に、初対面の集まりや大勢での飲み会が苦手で、おちょくりやジョークも真に受けてしまう傾向があるかもしれません。

友達が多い人はその場をどう楽しむかを考えます。必要以上に自分をよく見せようとしないので、大勢の中にもスッと入りこみ、自分の欠点や失敗までも自虐ネタにしてしまう明るさがあります。

社会人になるとなぜ友達が減るのか



「社会人になってから友達が減った」「知り合う人は増えたのに友達はできない」という人は少なくはありません。新しい友達ができにくいのはまだしも、これまでの友達が1人、2人と疎遠になっていくのはなぜでしょうか。

仕事が忙しい

まず考えられるのが『仕事が忙しいこと』です。夕方は残業で帰りが遅く、休日も不定休という場合、友人の約束や習い事、飲み会への参加は難しいでしょう。

フリーの日があったとしても、「疲れて家でゴロゴロしていたい」「家でペットと戯れていたい」と、インドアでの楽しみに傾きがちになります。

ストレスが多い現代、自分だけの時間を確保することは大切です。そうなると、友人との約束は二の次になり「気づいたら半年も会っていなかった!」ということになるのです。

もし、大事にしたい友人がいたら、意識的に会う機会を設けましょう。半年、1年と会わない期間が長くなると、どんどん疎遠になっていきます。

成長して合わなくなったと感じる

親友と思っていた幼馴染と気が合わなくなるのは、自分や相手が成長して、本当の自分や居場所を見つけた証拠です。学生時代は限られた仲間と毎日顔を合わせているため、『いつも一緒にいる人=親友』と錯覚してしまうケースがあるようです。

しかし、学校やサークルという枠が外れると、「実は気性の合わない相手だった」「仲間外れになるのが嫌だから一緒にいた」ということに気づきます。

さまざまな経験を積むうちに、友達の定義が分かるようになり、「見せかけではなく、本当の友達を見つけたい」と思うようになるでしょう。うわべだけの付き合いは消滅していき、その結果、友達が減ったように感じるのです。

ライフスタイルの違い

ライフスタイルが変わると、少しずつ会う機会が減っていきます。独身時代は自由に友人と飲み会ができていたものの、結婚した途端、昼間のランチタイムしか会えなくなったという人も多いはずです。
『住んでいる場所が遠くなった』『お金の価値観が違う』『時間がない』『休みの日が合わない』『家族を優先しなければならない』などは、友達が減ってしまう大きな要因です。また、生き方・習慣・価値観の変化が、友人関係に影響を与えることもあるでしょう。

友達がいなくても幸せだと言える理由


友達の数と幸せはイコールではありません。友達が少なくても胸を張って『幸せ』と言える人は、他の人の目には輝いて見えるでしょう。

自分がやりたいことに集中できる

1人だけの時間は、自分がやりたいことに没頭できる最高のひとときです。読書にふけるのもよし、スポーツに没頭するのもよし、行先を決めない1人旅をするのもよし、好きなことをとことん極められるでしょう。

また、仕事上で専門的な分野を極めている人や誇りをもっている人は、過度なコミュニケーションを避け、『やるべきことに集中する時間』を大切にしようとします。その中にやりがいや充実感を見いだせるのは、幸せといえますね。

孤独に強い人は自由に生きられる

孤独に弱い人は1人ぼっちになりたくないという思いから、自分の本音が言えなかったり、群れの中にいて他人の制約を受けたりする傾向があります。「自由になりたい……」と思っても、なかなかその環境から抜け出せません。

逆に孤独に強い人は、自己判断で行動し、本当の自由が謳歌できるといえるでしょう。

面倒なトラブルや出費に悩まされない

友達が多いと、食事や遊びに誘われる機会が多く、必然的に『交際費』が増えていきます。結婚式に呼ばれることも多くなり、そのたびにご祝儀を包まなければなりません。

また、引っ越し祝い・出産祝い・開業祝いなど、社会人になるとさまざまなお祝い事が増えます。学生時代とは違い、それなりの金額を出す必要があるので、友達が多い人にとっては痛い出費になるでしょう。

友達が少なければ面倒な付き合いやトラブルが少なく、自分の好きなものにお金と時間が費やせます。

群れない女性は魅力的



群れない女性と、いつも集団でいる女性はどこが違うのでしょうか? 男性の目線から見た『一匹狼女子』の魅力を探ってみましょう♡

特定の相手だけを大切にしてくれそう

女性は1人よりも集団で行動したがる生き物です。1人で行動する『一匹狼の女性』は、同性の目から見れば、付き合いが悪いと思われるかもしれませんが、男性の見方はちょっと違います。

1人でいることに不安を感じない姿は、『自立した女性』をイメージさせるでしょう。また、誰にでもいい顔をしないところは、「好きになったら自分に尽くしてくれそう」「正面からきちんと向き合ってくれそう」というプラスの感情を抱かせます。

ミステリアスなオーラがある

群れない女性は、独自の世界観を持っており、女性の集団から浮いてしまうことがあります。しかし、集団でいる女性よりも、1人で行動する女性の『価値観』や『ライフスタイル』に興味を持つ男性は少なくありません。

共通の友人がおらず情報が得られないという点からも、プライベートは謎に包まれ、「あの子のことが知りたい」という欲求にかられるでしょう。このミステリアスなオーラこそが、一匹狼女子にしか出せない魅力なのです♪

でも、友達が1人もいない人生は辛い


群れない女性が魅力的だと言っても、やっぱり友達0の人生は味気ないものです。友達は何かの目的のために作るわけではありませんが、友達がいないとどんな『寂しさ』があるのかを考えてみましょう。

相談や情報交換する相手がいない

家庭や職場でトラブルを抱えているとき、心許せる友人は、よき相談相手になってくれます。

たとえ問題は解決しなくても、ただ聞いてもらうだけで心がホッとするのを感じるでしょう。1人で発散するのと、誰かがそれを受け止めてくれるのとでは大きな差ですね。

心理学によると、良好な友達関係は『心の支え』になり、人としての『成長』を促すとされています。友人のサポートがあると分かっているだけで、不安感が薄れ、明るくポジティブになるのです♪

また、友人との交流は『情報交換』の役割も兼ねています。大方の情報はネットで検索できる時代になりましたが、生身の人間がもたらすリアルな情報ほど面白く、人を成長させてくれるものはないでしょう。

結婚式に呼べる友達がいない

友達や知り合いの多さが分かってしまうのが『結婚式』です。呼べる友達がほとんどいないのは寂しく、なぜか恥ずかしい気持ちにすらなってしまうものです。

口には出さないものの、新郎側も「この子には祝ってくれる友達すらいないのか?」と不思議に思うかもしれません。結婚式の招待客のバランス調整が難しくなる弊害はありますが、新郎新婦で相談をして、家族挙式をするという手もあるでしょう。

老後が不安

『結婚式に呼ぶ友達がいない』よりもさらに不安なのが、老後の孤独感です。仕事をしている間は、会社の同僚や取引先の人など、何かしらのお付き合いがありますが、退職後は人間関係がぐっと狭くなり、『社会的な孤立状況』が生まれます。

友達が多い人はお茶をしたり、ちょっと旅行に出かけたりと老後生活を楽しく過ごせますが、友達がいない人はどうでしょうか? 家にこもりきりになり家族としか会話をしない、もしくは誰とも話さない時間が長くなるでしょう。

また、年を重ねると、健康やお金に対する不安も大きくなります。そんなとき、同じ気持ちを分かち合える友達がいるのは心強いですね。

友達が欲しくてもできない人はココに注意


友達がいない人は、『自分から友達を必要としない人』と『友達が欲しくてもできない人』の2つのタイプに分けられます。友達が心から欲しいと思っているのにできない人は、知らず知らず友達作りを阻む行動をとっていませんか?

女友達よりも彼氏や好きな男性を優先


彼氏ができた途端に友達付き合いが悪くなる人や、友達よりも好きな男性を優先する人は、友人関係が希薄になる可能性があります。好きな人ができたばかりの時期は、四六時中相手のことを考えてしまうのは珍しくはありません。


しかし、あまりにも友達との約束や付き合いをないがしろにしてしまうと、友達に愛想をつかされ、「どうせ誘ってもこないから……」とお誘いの声さえかからなくなってしまうでしょう。

また、『友達の彼氏に手を出してしまうタイプ』も友達ができない人の典型です。こうした女性は、男性の前で愛嬌を振りまくため同性に敬遠される傾向があります。

友達がいらないフリ


『友達がいらないフリをしている人』や『いらないように見えてしまう人』も友達ができにくいです。

・いつも不愛想にしている
・話しかけられても笑顔が少ない
・何でも自己完結しようとする
・相手に何かをしてもらったり、してあげたりするのが苦手
・相手に誘われたときに何かと理由をつけて断りがち
・いつも自分の世界に没頭している

以上のような行動パターンは、相手が近づく隙を与えません。せっかくの好意も素直に受け取らず、何でも自己完結してしまうため、周囲からには1人でいるのが好きというイメージを与えるでしょう。

特に『友達がいらないフリをしている人』は、プライドが高く、内心では友達がいないのは恥ずかしいと思っている傾向があります。プライドを守るために「自分は1人が好きなんだ」という態度をとってしまうのです。

会話の仕方


友達がいつの間にか離れていったという人は、『会話の仕方』に問題があるのかもしれません。コミュニケーションは言葉のキャッチボールなので、お互いが気遣いあって楽しく進めていくことが大切です。

しかし、キャッチボールが苦手な人は、相手の話を聞かず、自分のことだけを話したがります。

また、何かにつけて自慢する人や上から目線でアドバイスをしたがる人、相手の気を引くために物事を大げさにしゃべる人も相手を不快な気持ちにさせるでしょう。

会話の仕方や口癖は無意識で出てしまうことが多いので、自分の話し方を見直してみるのがおすすめです。

友達がいないと悩む人に、3つのTips




友達がいないと本気で悩む人は、ちょっと肩の力を抜いて『友達の定義』を考え直してみることをおすすめします。自分がどんな関係を求めているか、本当にその友達は必要なのかが明確になると、心がすっきりするはずです。

人生にプラスとなる友達だけでOK


友達は、自分にとってプラスになる人だけでOKと考えましょう。孤独に弱く、寂しがり屋の人は、相性がよくない人や自分にストレスを与える人までも友達のカテゴリーに入れてしまいがちです。

以下のような友達について、本当に必要か、自分にとってプラスになるかどうかを考えてみましょう。

・一緒にいても本音や将来のことが話せない
・平気で人を裏切る
・相手を利用し、コントロールしようとする
・感謝の気持ちを忘れている
・嘘や悪口、ネガティブ発言が多い
・過去にとらわれている
・困ったときに手を差し伸べてくれない

どんな人と、どんな関係を築きたいかを明確にし、「人生にプラスとなる友達だけでOK」というゆったりした気持ちでいましょう。それほど焦りを感じなくなるはずです♪

挑戦する気持ちがあれば、自然に出会える


無理に友達をつくろうとしなくても、自分にその気があれば自然に出会えるものです。友達がいないという人は、家にこもりっきりになっていませんか? たとえば、一歩外に踏み出して、新しい習い事や趣味にチャレンジしてみましょう。

自分の好きなことを始めると、共通の趣味を持つ人々に出会う確率が高くなります。一緒に取り組むことで、無理に友達を作ろうとしなくても自然と友情の輪が広がっていくでしょう。

よく、社会人になってからは友人ができにくいと言われますが、それは会社と家の往復になりがちだからです。いつものテリトリーを抜け出して、新しい場所に出かけてみましょう!


こんな人と出会ったら大切にしよう


『率直な意見をくれる人』や『包み隠さずはっきり話す人』は友人の中でも特に貴重な存在です。多少意見が厳しくなってしまう場合もありますが、それは相手のことを真剣に考えてくれている証拠でしょう。

また、楽しみを共有するだけでなく、互いのよさを引き出しあえる関係、または欠点を補い合える関係は、パートナーのような友達関係が築ける可能性があります。

もし、身近にこのような人がいたら、将来的には『大親友』になれるかもしれません! 出会えたことに感謝し、縁を大きく育てていきましょう。

1人の時間を大切にできる女性は素敵



友達がいないと何かと不安に感じる瞬間があるでしょう。しかし、無理に友達の輪を広げようとせず、まずは今の自分を楽しんでみてはいかがでしょうか?

1人の時間を大切にする、気になる習い事に参加してみるなど、少しずつ自分の世界を広げていけば、その先に素敵な出会いが待っているかもしれません。

『友達が離れていく』という経験がある人は、自分の会話の仕方や接し方が相手に不快感を与えていないかを見直してみましょう。

この記事を書いたライター

さおり
アラサーWEBライター。恋愛、美容、ファッションなど20代女性のお悩みを解決できるような記事発信をしていていきます♡

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