アヒル座りのメリットとデメリットは?歪んだ骨盤を治す方法も必見♪
「楽な座り方だから……」と、つい無意識にアヒル座りをしてしまう女性は多いでしょう。しかし、実はこの座り方にはメリットばかりでなくデメリットもあるのをご存じですか?
この記事では、アヒル座りのメリット・デメリットについて解説していきます。さらに、アヒル座りをすることで生じる「骨盤の歪み」を治す方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
女性や幼児に多いとされる「アヒル座り」。特に小さい子供がしていると、「ちょこんとしていてかわいい!」という印象を持ちますよね。しかし、日頃からこの座り方に慣れてしまっていると体に悪い影響を及ぼしかねないのです!
さっそくアヒル座りのメリット・デメリットを中心にご紹介しますが、まずは「そもそもアヒル座りって何?」というところから説明していきますね。
アヒル座りとは、正座の姿勢から左右の足を外側に投げ出したような座り方のことを指します。その見た目がアヒルの座った状態とよく似ていることから、「アヒル座り」という呼び名がついたのです。
「そんな呼び方聞いたことないよ!」という人でも、「女の子座り」「ぺたんこ座り」と聞けばピンとくるのではないでしょうか。実はこの座り方には、さまざまな呼び方があるのです。
上記二つは一般的によく耳にする呼び方ですが、足がWの形に見えることから「W座り」、鷹(たか)が翼を広げているように見えることから「鷹座り」なんて呼ばれることもあります。また、おばあちゃんがよくする座り方というイメージから「おばあちゃん座り」と呼ぶ人もいますね。
正座と比べて疲れにくく、あぐらよりも上品で女の子らしさが出る……。アヒル座りにはこういった魅力があるので、つい無意識のうちにしてしまっている女性もいますよね。
しかし、実はこうしたメリットの裏にはデメリットも隠されています。良い・悪いと一概に判断することはできませんが、日頃からよくしてしまうという人はデメリットについてもきちんと知っておくべきしょう。
日常的にアヒル座りをしている人からすると意外に思うかもしれませんが、そもそもこの座り方をできないという人もいます。では、できる人とできない人との違いはどこにあるのでしょうか?
男性がアヒル座りをしているのを見る機会って、あまりないですよね。女の子っぽい座り方だからしないのではなく、単にできない人が多いのです。「女の子座り」という呼び方からも、女性がする場合が圧倒的に多いのだろうと想像できますよね。
男性は女性と比べて筋肉量が多く、さらにはホルモンの影響も相まって股関節周りの筋肉が固くなりやすいと言われています。そのため、この座り方だと股関節に痛みを伴うのです。
ただ、体がやわらかい幼少期であればできる男の子は多いですし、成人男性でも絶対にできないわけではありません。
また、女性の骨盤は横長、男性の骨盤は縦長というそもそもの形の違いも影響しています。アヒル座りは骨盤が横長だと安定しやすく、縦長だと逆に安定しにくいので、女性にとっては楽な体勢でも男性にとってはそうでない場合が多いのです。
女性であっても、体が固ければできない場合もあります。お尻が床につかなかったり、そもそも足を外側に出すこと自体が難しかったり……。特に股関節周りが固い人は、無理にすると痛みを伴うこともあるでしょう。
ここで言う「痛い」とは、前にお伝えした股関節が固いから痛いのではなく、床に足やお尻をつくのが痛いという意味です。
アヒル座りをすると、お尻や内側のくるぶしの骨が床にあたりますよね。痩せ気味だったりほかの人よりも骨が出っ張っていたりすると、少しの時間でも痛みを感じてしまうのです。
アヒル座りは足を外側に投げ出すような体勢になりますが、あぐらはどうでしょうか。内側に足を入れ込むような体勢になりますよね。つまり、この二つの座り方では、筋肉の使い方がまったく異なるのです。
普段からよくあぐらをかく人は、股関節の筋肉が外側に向いた状態で固まってしまうため、アヒル座りをしようとしてもうまく筋肉を内側に向けることができません。これは当然逆も同じで、日頃からアヒル座りをする人はあぐらをかけないということもあり得るのです。
アメリカやヨーロッパの人の生活を想像すればわかるように、彼らは基本的に床に座るという習慣がありません。外国人は正座をする機会すらも滅多にありませんから、それを崩した体勢であるアヒル座りはそもそも知らないという場合が多いでしょう。
また、海外のドラマや映画などではベッドの上であぐらをかいているシーンがよくありますよね。海外ではあぐらが一般的なので、アヒル座りのやり方を教えてみたところでできないという外国人が多いのです。
アヒル座りについての基本的な知識がわかったところで、「じゃあ結局どんなメリットとデメリットがあるの?」というのが気になりますよね。まずはメリットから見ていきましょう。
アヒル座りがヨガのポーズとしても用いられているのをご存じですか?股関節や太ももの筋がよく伸びる体勢のため、特に体が固い人やあぐらをよくかく人にとっては良いストレッチになるのです。
股関節周りをやわらかくすると血行やリンパの流れが良くなるので、女性が悩みがちな冷えやむくみの解消にも効果がありますよ。
「女の子座り」という別名の通り、女の子らしくガーリーな印象を与えてくれるのもこの座り方の特徴です。
会社の飲み会でお座敷に通されたとき、あるいは彼氏の家にお呼ばれしたときなどに、座り方に困ってしまう女性も多いでしょう。ずっと正座では足が痺れるし、だからとって男性の前であぐらをかくわけにもいかないし……。そんなときにおすすめなのが、アヒル座りです。
慣れている人であれば長時間この体勢でも疲れにくく、だからといって崩しすぎた座り方でもないので、女の子らしさ・上品さが保てますよ。
スカートをよくはく女性の場合、床に座るときに気になるのが「下着のチラ見え」ですよね。学校の全校集会などで困った経験があるのではないでしょうか。
スカートをはいているのにあぐらは当然NGですし、だからといって膝を抱えるように座るのも、女の子らしさはありますが角度によっては下着が丸見えになってしまいますよね。
アヒル座りであれば、こうしたお悩みも即解決!太ももをピタッと閉じた状態にすれば、よほどのことがない限り下着が見えてしまうことはありません。ただし、タイトなスカートの場合は太ももの間から下着がチラリなんてこともあるので注意してくださいね。
子供の場合には、集中力がアップするという効果も期待できます。これは、あまり知られていないかもしれません。
大人になれば何の問題もない体勢でも、子供にとっては不安定でなんだか落ち着かないというのはありがちなことです。アヒル座りはお尻が床にしっかりとつき、さらに外側に投げ出した足が左右から体を支えてくれるため、子供にとって非常に安定しやすい体勢と言えます。
このように安定した体勢でいるとき、子供は目の前のことに集中しやすくなるのです。
アヒル座りのメリットを知って、「楽ってこと以外にもけっこうメリットがあるんだな」と思ってもらえたでしょうか。しかし、「アヒル座りは良くない」という話も耳にしたことはありませんか?
残念ながら、上記のように良いことばかりではなく、デメリットがあるのも事実なのです。たまにするくらいなら問題ないのですが、日頃からよくしてしまうという人は気をつけたいところですね。
最大のデメリットは、骨盤が歪んでしまうことです。これによって引き起こされる体の不調はさまざまあり、これからご紹介するデメリットの多くはこの骨盤の歪みが引き金となっています。
特に女性は、出産のときに産道を大きく広げられるように骨盤が柔軟性に優れた作りになっています。その影響で男性よりも歪みが生じやすくなっているため、注意が必要です。
長時間アヒル座りをしていると、徐々に骨盤が後ろに傾いてきてその状態でクセがついてしまいます。
こうなると、当然後ろに傾く力が強くなるため、無意識のうちに体の前後のバランスを取ろうとします。その結果、上半身だけが前に出てしまい、猫背になってしまうのです。
猫背は見た目にも良くないですし、肩こりや頭痛などの体の不調に加えて肌荒れやむくみ、たるみなど、女性の大敵とも呼べるさまざま症状の原因となります。
この記事では、アヒル座りのメリット・デメリットについて解説していきます。さらに、アヒル座りをすることで生じる「骨盤の歪み」を治す方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
アヒル座りにはメリットとデメリットがある!?
女性や幼児に多いとされる「アヒル座り」。特に小さい子供がしていると、「ちょこんとしていてかわいい!」という印象を持ちますよね。しかし、日頃からこの座り方に慣れてしまっていると体に悪い影響を及ぼしかねないのです!
さっそくアヒル座りのメリット・デメリットを中心にご紹介しますが、まずは「そもそもアヒル座りって何?」というところから説明していきますね。
そもそもアヒル座りとは
アヒル座りとは、正座の姿勢から左右の足を外側に投げ出したような座り方のことを指します。その見た目がアヒルの座った状態とよく似ていることから、「アヒル座り」という呼び名がついたのです。
「女の子座り」や「ぺたんこ座り」とも呼ばれる
「そんな呼び方聞いたことないよ!」という人でも、「女の子座り」「ぺたんこ座り」と聞けばピンとくるのではないでしょうか。実はこの座り方には、さまざまな呼び方があるのです。
上記二つは一般的によく耳にする呼び方ですが、足がWの形に見えることから「W座り」、鷹(たか)が翼を広げているように見えることから「鷹座り」なんて呼ばれることもあります。また、おばあちゃんがよくする座り方というイメージから「おばあちゃん座り」と呼ぶ人もいますね。
アヒル座りは良い?悪い?
正座と比べて疲れにくく、あぐらよりも上品で女の子らしさが出る……。アヒル座りにはこういった魅力があるので、つい無意識のうちにしてしまっている女性もいますよね。
しかし、実はこうしたメリットの裏にはデメリットも隠されています。良い・悪いと一概に判断することはできませんが、日頃からよくしてしまうという人はデメリットについてもきちんと知っておくべきしょう。
そもそもできない!アヒル座りができない人の特徴
日常的にアヒル座りをしている人からすると意外に思うかもしれませんが、そもそもこの座り方をできないという人もいます。では、できる人とできない人との違いはどこにあるのでしょうか?
男性は股関節が固くできない人が多い
男性がアヒル座りをしているのを見る機会って、あまりないですよね。女の子っぽい座り方だからしないのではなく、単にできない人が多いのです。「女の子座り」という呼び方からも、女性がする場合が圧倒的に多いのだろうと想像できますよね。
男性は女性と比べて筋肉量が多く、さらにはホルモンの影響も相まって股関節周りの筋肉が固くなりやすいと言われています。そのため、この座り方だと股関節に痛みを伴うのです。
ただ、体がやわらかい幼少期であればできる男の子は多いですし、成人男性でも絶対にできないわけではありません。
骨盤の形の違いも影響している
また、女性の骨盤は横長、男性の骨盤は縦長というそもそもの形の違いも影響しています。アヒル座りは骨盤が横長だと安定しやすく、縦長だと逆に安定しにくいので、女性にとっては楽な体勢でも男性にとってはそうでない場合が多いのです。
体が固い人
女性であっても、体が固ければできない場合もあります。お尻が床につかなかったり、そもそも足を外側に出すこと自体が難しかったり……。特に股関節周りが固い人は、無理にすると痛みを伴うこともあるでしょう。
痛みを伴う人
ここで言う「痛い」とは、前にお伝えした股関節が固いから痛いのではなく、床に足やお尻をつくのが痛いという意味です。
アヒル座りをすると、お尻や内側のくるぶしの骨が床にあたりますよね。痩せ気味だったりほかの人よりも骨が出っ張っていたりすると、少しの時間でも痛みを感じてしまうのです。
日常的にあぐらをかく人
アヒル座りは足を外側に投げ出すような体勢になりますが、あぐらはどうでしょうか。内側に足を入れ込むような体勢になりますよね。つまり、この二つの座り方では、筋肉の使い方がまったく異なるのです。
普段からよくあぐらをかく人は、股関節の筋肉が外側に向いた状態で固まってしまうため、アヒル座りをしようとしてもうまく筋肉を内側に向けることができません。これは当然逆も同じで、日頃からアヒル座りをする人はあぐらをかけないということもあり得るのです。
外国人
アメリカやヨーロッパの人の生活を想像すればわかるように、彼らは基本的に床に座るという習慣がありません。外国人は正座をする機会すらも滅多にありませんから、それを崩した体勢であるアヒル座りはそもそも知らないという場合が多いでしょう。
また、海外のドラマや映画などではベッドの上であぐらをかいているシーンがよくありますよね。海外ではあぐらが一般的なので、アヒル座りのやり方を教えてみたところでできないという外国人が多いのです。
アヒル座りをするメリットとは
アヒル座りについての基本的な知識がわかったところで、「じゃあ結局どんなメリットとデメリットがあるの?」というのが気になりますよね。まずはメリットから見ていきましょう。
股関節や太もものストレッチになる
アヒル座りがヨガのポーズとしても用いられているのをご存じですか?股関節や太ももの筋がよく伸びる体勢のため、特に体が固い人やあぐらをよくかく人にとっては良いストレッチになるのです。
股関節周りをやわらかくすると血行やリンパの流れが良くなるので、女性が悩みがちな冷えやむくみの解消にも効果がありますよ。
女の子らしい座り方で可愛く見える
「女の子座り」という別名の通り、女の子らしくガーリーな印象を与えてくれるのもこの座り方の特徴です。
会社の飲み会でお座敷に通されたとき、あるいは彼氏の家にお呼ばれしたときなどに、座り方に困ってしまう女性も多いでしょう。ずっと正座では足が痺れるし、だからとって男性の前であぐらをかくわけにもいかないし……。そんなときにおすすめなのが、アヒル座りです。
慣れている人であれば長時間この体勢でも疲れにくく、だからといって崩しすぎた座り方でもないので、女の子らしさ・上品さが保てますよ。
下着が見えにくい
スカートをよくはく女性の場合、床に座るときに気になるのが「下着のチラ見え」ですよね。学校の全校集会などで困った経験があるのではないでしょうか。
スカートをはいているのにあぐらは当然NGですし、だからといって膝を抱えるように座るのも、女の子らしさはありますが角度によっては下着が丸見えになってしまいますよね。
アヒル座りであれば、こうしたお悩みも即解決!太ももをピタッと閉じた状態にすれば、よほどのことがない限り下着が見えてしまうことはありません。ただし、タイトなスカートの場合は太ももの間から下着がチラリなんてこともあるので注意してくださいね。
子供の集中力がアップする
子供の場合には、集中力がアップするという効果も期待できます。これは、あまり知られていないかもしれません。
大人になれば何の問題もない体勢でも、子供にとっては不安定でなんだか落ち着かないというのはありがちなことです。アヒル座りはお尻が床にしっかりとつき、さらに外側に投げ出した足が左右から体を支えてくれるため、子供にとって非常に安定しやすい体勢と言えます。
このように安定した体勢でいるとき、子供は目の前のことに集中しやすくなるのです。
アヒル座りをするデメリットとは
アヒル座りのメリットを知って、「楽ってこと以外にもけっこうメリットがあるんだな」と思ってもらえたでしょうか。しかし、「アヒル座りは良くない」という話も耳にしたことはありませんか?
残念ながら、上記のように良いことばかりではなく、デメリットがあるのも事実なのです。たまにするくらいなら問題ないのですが、日頃からよくしてしまうという人は気をつけたいところですね。
骨盤が歪んでしまう
最大のデメリットは、骨盤が歪んでしまうことです。これによって引き起こされる体の不調はさまざまあり、これからご紹介するデメリットの多くはこの骨盤の歪みが引き金となっています。
特に女性は、出産のときに産道を大きく広げられるように骨盤が柔軟性に優れた作りになっています。その影響で男性よりも歪みが生じやすくなっているため、注意が必要です。
猫背になりやすい
長時間アヒル座りをしていると、徐々に骨盤が後ろに傾いてきてその状態でクセがついてしまいます。
こうなると、当然後ろに傾く力が強くなるため、無意識のうちに体の前後のバランスを取ろうとします。その結果、上半身だけが前に出てしまい、猫背になってしまうのです。
猫背は見た目にも良くないですし、肩こりや頭痛などの体の不調に加えて肌荒れやむくみ、たるみなど、女性の大敵とも呼べるさまざま症状の原因となります。
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