浴衣の帯アレンジを難易度別に紹介!おしゃれな結び方でより可愛く♡

「いつもとは違ったおしゃれな浴衣姿を披露したい」「彼氏や友達に浴衣の着こなしが素敵だねと言われたい」そんな女性に知ってもらいたいのが、浴衣にふさわしい帯結びや帯アレンジです。

夏は、花火大会や夏祭りをはじめデートやイベントにも浴衣が大活躍するシーズン。
もっと素敵に浴衣姿を着るために、可愛い帯結びを覚えてみませんか。

ここでは帯の結び方や帯アレンジを難易度別に紹介していきます。自分に合った帯結びを選んで、さっそく挑戦してみましょう。



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浴衣の季節!帯アレンジで周りに差をつけよう♡


「そろそろ作り帯からは卒業したい」「いつもとは違った帯アレンジを楽しみたい」と思っていませんか。可愛いだけの浴衣から、おしゃれで大人っぽい浴衣へ。素敵な浴衣姿を披露するには、まずは帯結びをマスターして着こなし上手を目指しましょう。

自分に合った帯結びを見つけることは、自分に似合う浴衣姿への第一歩。
1本の帯でいくつものアレンジができるので、帯結びは知っておいて損はありませんよ。



まずは知っておきたい!浴衣の帯の基礎知識


浴衣には、いつもどんな帯を合わせていますか。いつもの浴衣であっても、その印象をガラリと変えてくれるのが、素敵な帯結びや帯アレンジです。

浴衣に合わせて揃えた帯も、年齢やシーンによってアレンジしていくと毎年新鮮な気分で着ることができます。同じ帯が結び方次第で全く違った雰囲気になるのは、浴衣の楽しみの1つ。

まずは、帯の種類や帯の部位を紹介していきましょう。



帯の種類


浴衣に合わせる帯には、一般的に「半幅帯」と「へこ(兵児)帯」があります。

「半幅帯」は、丸帯や名古屋帯の半分の幅の帯で、織りなどのしっかりとした生地で仕上げられています。半幅帯は扱いやすくアレンジの種類も豊富なので、自分のお気に入りの結び方やアレンジを見つけられそうです。

「へこ帯」は、くしゅくしゅとしたやわらかい生地で仕上げられた帯です。結んだ時のふんわりとした仕上がりややわらかく結びやすいことに特徴があります。子どもの浴衣に合わせることの多い帯ですが、近年、大人のおしゃれなへこ帯も注目を集めています。アレンジ次第でおしゃれに締められるのが、へこ帯の魅力でもあります。

「手」と「たれ」


帯を締める際には、まず帯の両端のどちらが「手」と「たれ」になるかを確かめます。
たれと手の機能のわかりやすい帯に、名古屋帯があります。名古屋帯は、半分の幅になっている部分が「手」、お太鼓の下から出る部分が「たれ」になるように仕立てられています。

半幅帯はすべて同じ幅でできていますが、手とたれをどちらにしてもいいわけではありません。一般的に帯は、縫い目のある側を上に、生地が輪になっている側が下になるように締めますので、半幅帯を締める際には、まずは上下を確かめて持ち、結び始めに肩にかけるほうの端を「手」にします。

浴衣の帯アレンジ&結び方《初級編》



初級編では、浴衣を着る際にまず覚えておきたいベーシックな帯結びを紹介します。
文庫結びや貝の口、カルタ結びは半幅帯で多く使用される結び方ですが、蝶結びはへこ帯でも結ぶことができます。それぞれに違った印象を楽しむことができますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

文庫結び


浴衣に合わせたい人気の帯の結び方が、文庫結びです。可愛らしさと大人っぽさの両方を兼ね備えた文庫結びは、年齢を問わず締めることのできるベーシックな結び方です。文庫結びは、羽根のアレンジの仕方でも印象が大きく変わります。羽根を背中に添わせる、羽根を立たせるなど、自分に似合うアレンジで仕上げてみませんか。

1.手先を半分に折って肩にかけ、胴の周りに帯をひと巻きします
2.きゅっと締め、もうひと巻きしたらたれを斜めに折り上げます
3.手を上からたれにかぶせ、下から内側を通し、体の前面で結びます

4.たれの部分を広げ、肩幅より少し長めの幅に蛇腹に折りたたんで、羽をつくります
5.羽根の部分の中央に山ひだを作り、両端を上に向け、羽根を帯の上部にもっていきます
6.羽根の中央部分に手を巻き付け、もう一度同じように巻き付けます

7.残った手の部分を帯の内側に入れ込み、下から引いて締めます
8.羽根を体から立たせて羽根の外側を下向きに整え、羽根の部分を後ろ(背中面)にくるりと回します
9.帯の下から手が出ている時には、帯の中に入れ込みます
10.胴の前側に帯板を入れて、整えます

蝶結び


背中にちょうちょが留まっているかのような蝶結びは、とても可愛らしい帯結びです。浴衣を華やかに着こなしたい女性にぴったりな、蝶結び。羽根を背中から立たせる、寝かせる、広げ方に変化をつけるなど、自在にアレンジして違った印象を楽しんでみましょう。

1から3までは文庫結びと同じです
4.折りたたんで羽根をつくる際に、下を長めに上を短めにしておきます
5.羽根の部分に2つの山ひだをつくります

6.残った手の部分を帯の内側に入れ込み、下から引いて締めます
8.蝶がとまっているように上下の羽根を少しずらして広げます
9.帯の下から手が出ている時には、帯の中に入れ込みます
10.胴の前側に帯板を入れて、整えます


貝の口


夏の夕涼みを思わせる粋な浴衣姿を目指すなら、帯を貝の口に結ぶのがおすすめです。半幅帯のきりりとした印象が際立つ、大人っぽい着こなしを楽しむことができます。

1.手先を半分に折って肩にかけ、胴の周りに帯をひと巻きします
2.きゅっと締めて、もうひと巻きします
3.体の前でたれの長さを決め、余った端の部分は折り込んで長さを調節します

4.手にたれをかぶせるようにして結び、たれを上から引き抜きます
5.たれを下に下ろし、下部が斜めになるように折りたたみ、残りをたれの前部にしまいます
6.手先を斜め下から斜め上へと通して出します
7.ぐるりと回して結んだ部分を後ろにし、前面に帯板を入れます


カルタ結び


着物にも使える、普段使いの半幅帯の結び方です。パタパタと折りたたむだけなのでとても簡単。帯締めを使うと、より安定感のある仕上がりになりますよ。

1.手先は半分の幅に折らずに、前面で斜めに折って下に垂らします
2.たれの部分を胴に巻き付けていき、ふた巻きします
3.手先を上にもっていき、前面の帯の部分の上から内側に入れて下へ引き抜きます

4.たれの部分を平らに折りたたんで、羽根をつくります
5.羽根を固定するように手先を上から内側に入れて引き抜きます
6.ゆるくて心配な場合は、一番上にきている縦に巻いた帯部分に帯締めを通して固定します

浴衣の帯アレンジ&結び方《中級編》


浴衣向けの半幅帯・へこ帯アレンジ中級編です。ベーシックな帯結びをマスターしたら、個性的な結び方にも挑戦してみるのも楽しそう。一見難しそうですが、意外と簡単にできますよ。



リボン返し結び


たれ先をひらりと上に重ねるだけで華やかな印象になる、リボン返し結びです。半幅帯とへこ帯の両方に使える結び方です。

1から3までは文庫結びと同じです(初めにての長さを長めにとっておきます)
4.たれと手の両方を半分の幅に折ったまま、手とたれの長いほうを上にして、ちょうちょう結びをし、ひだを広げます

5.手先とたれの両端重ねて、下から内側にくぐらせて上から出し、ちょうちょうの上にかぶせるようにして形を整えます
6.羽根の部分を後ろ(背中側)にぐるりと回します
7. 胴の前側に帯板を入れます


パタパタ結び


半幅帯とへこ帯の両方に使える、パタパタ結びです。帯が重なり合った羽根のボリュームのある仕上がりが魅力。仮紐1本を使って仕上げる方法をご紹介します。

1から3までは文庫結びと同じです
(初めに手とたれの長さが同じになるように調整しておきます)
4.半分の幅にしてあった帯の幅を広げ、手とたれが同じ長さになるように重ねます
5.重ねて下に垂らした手とたれを、帯幅の下あたりから上に折り上げます

6.帯幅の上あたりで下に折り返し、折り返した2枚の下に仮紐を通して結びます
7.仮紐を帯の内側に入れ込みます
8.羽根となるパタパタ部分は、下を長めに上を短めに整え、羽根を左右に開きます


ふっくら割り角出し


半幅帯に「角出し」のたれをなくし、お太鼓のようにふっくらと仕上げた結び方です。やわらかな生地の帯を使った、大人っぽい仕上がりに挑戦してみませんか。

1.手先の長さを短めにして、半分に折ります。たれの部分は胴の周りにひと巻きします
2.きゅっと締め、もうひと巻きしたら斜めに折り上げ、たれの幅を半分にします
3.手を下に向け、その上にたれをかぶせるように重ねるようにして結び、上に引き抜きます

4.手とたれの両側から引いて締め、手を左斜め上に折り上げます
5.半分の幅に折ったままのたれを下向きに折り、結び目の上に重ねます
6.たれを下から内側へ通して、手の内側を通すようにして結び、斜め上に引いていきます

7.斜め上に引いて輪になったたれをぎゅっと引くと、結び目ができます
8.下に残った部分のたれを広げて、結び目の内側から上に通して出します
9.引き出したたれは、結び目を隠すように下に下ろし、帯幅の辺りまでふんわりと残しながら、もう一度内側へと通して引き出します

10.9でできた部分の上から、もう一度たれを重ねて下から内側を通して、たれ先を上から出します
11.たれ先を9と10でできた部分にふんわりとかぶせます
12.9と10でできた部分を左右に広げて、形を整えます

浴衣の帯アレンジ&結び方《上級編》


帯の表地と裏地の両方を見せるのは、半幅帯ならでは楽しみです。また、へこ帯の素材感を生かした方法は、大人が結ぶことでよりおしゃれな印象になります。

ここでは、ひと工夫で半幅帯・へこ帯をより華やかに見せる、上級編の結び方と帯アレンジを紹介します。



花結び


へこ帯にぴったりな華やかな結び方に、花結びがあります。まさに花が咲いたように見えるから、花結び。これまでとは違った浴衣姿を楽しみたい女性にこそ挑戦してほしい、モダンな印象の帯アレンジです。

1.手とたれの長さを同じにして後ろ(背中側)部分に帯板を入れ、前面でちょうちょう結びをします
2.結んで余った部分の帯を結び目の内側に通して、上に輪を作るように引き上げ、下の部分も輪になるように帯の先を下から内側に入れ込み、上に引っ張ります

3.もう一方の帯の先も 2と同じようにします
4.輪になった羽根になる部分をまとめて輪ゴムなどで留めます
5.羽根(花びら)の部分を1つずつ広げていきます

6.羽根の部分を一旦手でまとめて、ぱっと開きます
7.羽根の部分を後ろ(背中側)にぐるりと回して、前面の胴に帯板を入れます


風船太鼓


表と裏の生地を両方楽しむ半幅帯の結び方が、風船太鼓です。まるで折り紙で作った風船のような形が愛らしく、一般的な結び方よりちょっぴり凝っているため、こなれ感のある印象になります。

1から3までは文庫結びと同じです
4. 手とたれの左右を反対にし、手の部分を広げて内側が山ひだの羽根をつくり、ゴムなどで中心を留めておきます
5.たれの部分を風船形に折りたたんで、お太鼓になる部分をつくります

6.羽根の上に風船形のお太鼓を乗せ、内側上部に腰紐を通し、帯の上線に沿わせて結びます
7.残った帯でお太鼓の下にたれをつくり、お太鼓をふっくらとさせ、帯の下線に合わせて帯締めを通して結び、お太鼓を固定します

8.左右の羽根を広げて、お太鼓をふっくらと整え、後ろ(背中側)に回します
9.腰紐と帯締めを整えます
10.帯板を入れて、前面も整えます

前姿を美しく!浴衣の帯アレンジ&結び方


「浴衣の帯はいつも前側が寂しくなってしまう」「差し色に帯の裏面を見せたいな」いくつかの基本的な結び方をマスターしたら、より素敵な着こなしに挑戦するのもおすすめです。

半幅帯の特徴を生かした、遊び心を利かせた結び方。
ここでは、浴衣をもっと楽しみたい人にぴったりな帯アレンジを紹介します。



上下斜め折りアレンジ


前面部分の帯の上下を斜めに折り返して、裏側の生地を見せるアレンジです。カラフルな半幅帯にふさわしく、より華やかでこなれた印象になりますよ。



チラ見せアレンジ


帯のふた巻きめを斜め下に巻いていき、下部で斜めに折り上げて裏側の生地を少しだけ見せる結び方です。帯の前面に色が増えるので、おしゃれな着こなしになる帯アレンジです。



素敵な帯アレンジで、浴衣をもっと楽しみたい


「浴衣をもっと可愛らしく着たい」「大人っぽく浴衣を着こなしたい」
そんな願いを叶えてくれるのが、帯結びや帯アレンジ。
半幅帯やへこ帯の魅力を最大限生かして、これまでとは違った浴衣姿にすることができそうです。



いくつかの帯結びやアレンジ方法を覚えるだけで、浴衣姿は各段にアップします。
難しそうだなと思った帯結びも、まずは実践してみると、意外と自分でも結べることに気付くこともありそうです。

自分で帯結びや帯アレンジができるようになると、それが自信につながるかも。今年の夏は、素敵な帯結びを覚えて、皆の視線を集める浴衣美人を目指しませんか。

(まい)

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