「自尊心」ってなに?低い人の特徴&原因と高める方法を徹底解説!

自尊心が低いと感じたり、誰かから「自尊心が低いね」と言われたことはありませんか?「自尊心」はよく耳にする言葉ですが一体どのような意味があるのでしょうか。

自尊心が高ければ、もっと自分らしく楽しく毎日を生きていけるはずです。また、自尊心が低い人や高い人にはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。自尊心が低い原因と、高める方法もご一緒にお伝えします!


目次

自尊心って実際どういう意味?



自尊心とは、英語で「self-esteem(セルフ エスティーム)」と表記されます。シンプルに言えば、自分自身を尊(とうと)ぶ気持ちのことです。古くから心理学用語として使われてきましたが、現在では専門用語ではなく、一般的な言葉と認識されるようになりました。

わかっているような、でも意味を深くは理解できていないような……。そんな感覚をもってしまう、自尊心という言葉ですが、「自己肯定感」や「プライド」などとは一体何が違うのでしょうか。詳しくご紹介していきますね!

自尊心の意味とは?



自尊心という言葉は聞いたことがあっても、他にも似たような言葉があるので混同してしまいがちですよね。ここでは、自尊心の意味と他の類義語をご紹介します。類義語の意味を理解することで、自尊心の意味をよりクリアに理解しましょう!

自尊心の意味


「自らを尊ぶ心」という漢字の自尊心という言葉。その字の通り、自分自身を認めることができるかどうかの自己評価の気持ちのことです。自分の存在は一体どのくらい価値があって、どれだけ優れているのか。他人からの評価ではなく、自分に対する評価は、自己を肯定する過程において大切なプロセスだと言われています。

自尊心の類義語と意味の違い


自尊心とその他の類義語の意味を確認することで、自尊心の意味をより深く理解することができます。混同してしまいがちな意味を持つ言葉を一緒に見ていきましょう。

自己肯定感



自己肯定感は、最も自尊心と間違われやすく一緒にされてしまいがちな言葉です。心理学では、自尊心=「自己肯定感+自己有用感」だと言われており、自尊心を構築する一部が自己肯定感なのです。

自己肯定感とは自分を評価することで自分自身が大事だと感じることで、一方、自己有用感とは、人から評価されることで自分自身が大事だと感じることです。この2つの要素が加わり、自尊心が形成されています。ですので、自己肯定感が低くても自己有用感が高ければ、自尊心が低くなることはないということですね。

プライド



プライドと自尊心の違いもわかりにくいですよね。プライドとは、自信のなさからくるもので、自分を大きく見せたり立派な人間に見せたりして、誰かより「上」だと見せつけたいという気持ちのことです。

「あの人ってプライドが高いよね」や「あの人はプライドの塊だ」などとネガティブな意味で使われることが多いです。ですが自尊心は、自分を敬う気持ちからきているので、根本的な意味がプライドとは大きく異なります。

虚栄心



虚栄心は見栄を張りたがることで、自分を他人に見せつけようとする心です。実際よりも優れた人として見せつけようとしているため、「自らを尊ぶ心」という意味の自尊心とは違う意味になります。他人の目を気することで育ってしまう気持ちである虚栄心に対して、自尊心は自分の中に育つ気持ちです。

他人と比べたうえで自分に対するコンプレックスや自信のなさがあっても、それを認めたくない気持ちから見栄をはったり、自分を大きくみせようとしたり、そのために嘘をついたり……。人間関係を築くうえでマウントを取りやすい傾向があるのも、この虚栄心を持っている人によくある行動だと言えるでしょう。自分の力のなさが相手にバレて、ナメられたくないという気持ちが強いのです。

ナルシズム



ナルシズムと自尊心も、混同しやすい言葉ではないでしょうか?ナルシズムとは、「綺麗な私」や「かわいい私」のように主に容姿について自惚れている偏(かたよ)った心を指す場合が多いです。

他方で自尊心は、「自分自身に満足していること」や「自分を尊ぶ気持ち」といった感情が中心です。ナルシズムとは違い長所や短所に関係なく尊重する気持ちを指している点で大きく異なります。ナルシズムは、日本語では「自己愛」と表現されるこもありますね。

自信



自信とは文字通り「自分を信じる」ということです。自分そのものや、何かを行う際にその成果や結果への過程を信じることができる気持ちです。自尊心を「自分の存在は一体どのくらい価値があって優れているのかを信じる気持ち」と解釈すると、自信も自尊心という大きなくくりの一部と考えることができますね。

自尊心の低い人の特徴は?


自尊心が低い人にはそれぞれ特徴があります。「私って自尊心が低いかも」と心当たりがある人はもちろん、周りにいる人たちがこんな特徴を持っていたら、自尊心が低いのかもしれません。当てはまる特徴があるか見ていきましょう!

自分のことが好きじゃない


自分のことが好きじゃないというのは、自尊心の低い人のわかりやすい特徴です。自信が持てず、周りの人と比べてしまい「どうせ私なんてあの人と比べて劣っている」などと感じていませんか?自尊心の低い人は、短所ばかりに目がいってしまい、自分の価値を下げてしまう傾向があります。一度短所に気がついてしまうと、そこにとらわれてしまい、どんどんネガティブになることも。

ネガティブ思考



どんな事柄においても、とにかくネガティブ思考なのも自尊心の低い人の特徴です。人間なら誰しもネガティブに考えてしまうことはありますが、自尊心の低い人は常にネガティブ思考なのです。

例えば、人間関係がうまくいっていないときや、誰かと喧嘩してしまったときなど、必ず「私が悪いんだ」と考えてしまいます。自分に非があることを認めることができるのは素晴らしいですが、冷静さを失ってしまい「全て私のせい」と考えてしまいがちです。どんどん自分を追い込んで、つらくなってしまうこともあります。

周りに嫉妬する



自分を尊ぶ気持ちが低いので、周りの人へ嫉妬しやすいのも自尊心の低い証拠です。「いいなぁ」や「羨ましい」が口癖で、常に誰かのことを羨ましいと思っています。自分にないものを持っている人ばかりが目に入って比べてしまう傾向が強く、隣の芝が青く見えてしまうようです。

褒め言葉を素直に受け取れない


誰かに容姿、持ち物、行いなどを褒めってもらったとしても、素直に「ありがとう!」と受け取ることができません。人から褒めてもらうことに慣れておらず、自信がないために褒めてもらっても素直に気持ちを受け取れることができません。

「どうせ私なんて」が口癖



「どうせ私なんて……」などと、自分を下げるような発言が多いのも特徴です。何をやってもダメだと考え込み、何か新しいことに挑戦するときも「どうせ私なんて、挑戦しても失敗するだけだ」などと感じては落ち込んでしまうことがあるようです。

誰かと会話するときも、謙遜ではなく「どうせ私なんて」という発言を繰り返している傾向があります。本気でそう思ってしまっているのが、あなたにとってもいいことではないので、変えていきたい部分ではあります。

モチベーションが下がりやすい


1つ失敗したり何か上手くいかないことがあったりすると、簡単にモチベーションが下がってしまうのも自尊心の低さが原因の場合があります。それが例え小さなミスだったとしても「やっぱり私には向いてない」や「何をやってもダメだ」などと思い込んで、深く落ち込んでしまうのです。

そして、自信がないと気力が長続きすることは難しいですよね。モチベーションを継続して保つには、ある程度の自尊心が必要です。

なかなか行動することができない



自尊心の低い人は「どうせ私なんて何をやっても長続きしない……」と、なかなか行動にうつすことができないのが特徴です。今まで長く続いた経験や、成功した経験がないので「自分ならきっとできる!」と自信を持つことができません。

そして、「私なんてどうせ」という思考に走りやすくなってしまします。そのため、何かやりたいことや目標があっても、行動にうつせずに、計画倒れしてしまうケースが多いようです。

立ち直りが遅い


仕事や勉強などで失敗したり誰かと喧嘩したりなどで落ち込んだとき、立ち直りが遅いのも自尊心の低い人の特徴です。「私が悪いんだ」と失敗や喧嘩の原因が相手ではなく、全て自分のせいだと考えてしまうためです。いつまでもぐずぐずと悩んでしまう傾向にあり立ち直ることができません。
 

なぜ?自尊心が低くなる原因


どうして自尊心が低くなってしまうのでしょうか?自尊心が低くなってしまうのは、人それぞれ理由があります。気になる、自尊心が低くなる原因をご紹介します。

周囲の意見を気にしすぎてしまう


周りの人が何を考えているのか、また自分のことや行動をどのように思うのかなど、周囲からの意見を気にしすぎてしまうケースです。自信がないため、周囲に言われたことを「その通りだな」と素直に受け入れてしまい、全て「自分が悪い」と考えてしまう傾向にあります。

また、周囲の意見を気にしてすぐに比べてしまうので「私はあの人より劣っている」と思ってしまいます。常に周囲の意見を気にしていると、心身共に疲れますよね。その状態が続いて精神が不安定になり、さらに自尊心が低くなってしまうこともあります。

過去の失敗を引きずっている



過去に失敗してしまったことが印象に残り、引きずってしまっている場合もあります。過去の大きな失敗が心に刻まれて傷ついてしまっているのです。大きな失敗だけではなく、誰かに裏切られた、思っていたような結果が出せなかった、そして誰かを傷つけてしまった……。このような経験に傷つき、「私なんてダメだ」という気持ちから立ち直ることができないのです。

見た目にコンプレックスがある


容姿や体型などにコンプレックスがある場合も自尊心が低くなってしまいます。容姿や体型などについて、気にしていることを言われてしまったら誰だって傷つきますよね。自分でも気にしていることを人から言われてしまうことで更にコンプレックスになり、心は傷つきます。

「私は人より劣っている」と自尊心が低くなってしまう原因になります。また、過去に容姿のことで悪口や陰口を言われた経験がある場合は、さらに心に深い傷を追っている場合が多く自尊心が低くなっています。

成功経験がない



成功経験がないことで「何をしてもダメだ」と感じてすっかり自信もやる気も失っていまい、自尊心が低くなります。何かに一生懸命取り組み、成功した体験は自信に繋がりますよね。それとは逆に、何かに取り組む際に途中で諦めたり、挫折したり、成功した経験がないとがっかりしてしまいますよね。

人間は成功した経験の積み重ねで自信がついていきます。成功経験がないと自信をつけるのは難しく、自尊心が低くなってしまいます。

幼少期から周囲に怒られる経験が多かった


幼い頃から両親や周りの大人に怒られたり、注意されたりする経験が多かった人は、自尊心が低い人が多いです。常に自分の行動や意見を否定されている気分に陥ってしまい、「私は何をやっても怒られる」や「私の行動や意見なんて受け入れてもらえない」などと感じます。

それは、自分は存在価値が低いものだという意識が植えつけられてしまっている可能性が高いからです。周囲から怒られる経験が多かったことで、自信をなくしてしまっているのも原因の一つでしょう。

比較対象が側にいる



学校や職場など、ライバル関係にあるような人が常に側にいませんか?自分自身だけではなく、周囲の人からもその人と比べられてしまい自尊心が傷ついてしまうケースもあります。学校だと成績や容姿、職場だと年収、仕事の業績、ステータスなど……。

「私よりもあの人は優れている」や「あの人は営業成績もよくて、見た目も美人だ」などと、自分と比べて優秀だと感じてしまう存在が側にいると自尊心が低くなってしまう傾向があります。

何が違うの?自尊心が高い人の特徴



自尊心が低い人について紹介しましたが、みなさんの周りに自尊心が高い人はいますか?自尊心を高く持ち続けている人には一体どのような特徴があるのでしょうか。自尊心が低めの人との違いや特徴を見ていきましょう。

ポジティブ思考


自尊心が高い人の最初の特徴は、ポジティブ思考だということです。失敗をしてしまったときも、「この失敗を次に生かそう」「これも経験。次は絶対に成功する!」とポジティブに考えることができます。

これは、自己愛が強いので、自分の価値をちゃんと自分自身で見つけ出すことができているからです。ポジティブ思考は、失敗したとしても積極的な姿勢で、失敗に屈さずに何度でも挑戦することができます。

自分の意見をしっかり持ち、人に流されない



自尊心が高い人は、自分の意見を持ち、人に流されることがありません。自信を持って行動し、基本的には自分の意見が正しいと思っているため、周囲の意見に影響を受けないのですね。自分の意見を信じる力が人に流されない特徴を生むので、一度決めたことは、人の意見に流されることなく、きちんと最後までやり遂げることができます。

人と比べることがない



人と比べないことも自尊心が高い人の特徴です。自信があるので、誰かと比べて「私って劣っているな」「私なんてどうせダメだ」や「あの人に比べると、私は全然何もできていない……」など感じることはありません。

人と比べるのではなく、過去の自分と比べて今がどうかというのを基準に考えている人が多いようです。人と比べることがクセ付いている方は特に、人と比べるクセを克服できるととても楽に生きていけます。

視野が広い



自分だけの小さな殻に引きこもってしまうことがないので、広い視野をもって生きていくことができるのも自尊心の高い人の特徴です。自尊心が低い人は自己防衛心が強いので、今いる世界から外にいくことを恐れている傾向があります。しかし、自尊心が高い人は自信を持っているので、新しいことにどんどん調整していくことができます。そのため、広い視野を持っていると言えます。

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