内向型の人ってどんな性格?自己診断チェックと向いている職業を解説

「大人数での飲み会が苦手で、できれば行きたくない」「会議でうまく発言できなくて、怒られてばかり」などの悩みを抱えていませんか?その悩みは、あなたが「内向型」の人だから起こっているのかもしれません。

この記事では、内向型の人の特徴や自己診断チェックを紹介します。内向型に向いている職業も紹介しますので、「内向型かも?」と思っている人は、参考にしてくださいね。



目次

もしかして自分は内向型?



「おとなしい、引っこみ思案、控えめ、考えすぎ……」人生の中でよくこんなことを言われてきた人は、もしかしたら内向型かもしれません。

内向型にネガティブなイメージを持つ人も多いですが、単に生まれもった性質です。外向型に比べて劣っているということではありません。

そもそも内向型とは?



心理学者のユングは、人間の性格を「外向型」と「内向型」の2つのタイプに分類しました。外向型と内向型の大きな違いは、エネルギーをどこから得ているかです。

内向型は自分の考えや感情など、内側の世界からエネルギーを得ています。静かな場所で休息していると、エネルギーをチャージできるタイプです。例えるなら、充電式のバッテリーのようなものです。

外向型は逆に、外の世界の人や物からエネルギーを得ています。ソーラーパネルが太陽光を受けて充電するように、外の世界からの刺激をエネルギーに変えて、チャージできるタイプです。

内向型は劣っている?



今の社会では、活発で社交的な外向型の人がもてはやされる傾向があります。そのため、内向型にマイナスイメージを持っている人も多くいるようです。

しかし、内向型と外向型はどちらかが優れていて、どちらかが劣っているということはありません。内向型の人にも、外向型の人が持っていない強みがあります。

男性と女性に優劣がないのと同じことです。単に得意とすることが違うだけなので、優劣をつけること自体がおかしなことと言えるでしょう。

有名人にも内向型の人はいる!



実は、下記のような世界的な有名人も内向型なんです。

・エイブラハム・リンカーン(アメリカ合衆国16代大統領)
・ジュリア・ロバーツ(女優)
・ウィリアム王子(英国王室)

大統領や女優など、世界的に注目を浴びる人が内向型だと知ると、驚くとともに勇気づけられますよね。自分が内向だからダメだと思う必要は全くありません。

内向型の人ってどんな性格?


ここからは内向型の人がどんな性格なのか、詳しく紹介します。

控えめな性格



内向型の人は頭で考えてから話し始めるので、発言は少なくなりがちです。外向型の人のように、自分の意見を次々と主張することは苦手なため、控えめな性格と評価されます。

ただ、人と話したくないわけではありません。話すことにエネルギーをたくさん使うため、アウトプットする量よりも質を大切にしたいだけなのです。

自分の考えや気持ちに関心がある



内向型の人は周りの世界よりも、自分の心や感情に対して関心があります。しかし、それは自己中心的ということではありません。自らの心の動きを繊細に、深く考えられる力は、人の心を理解する助けにもなります。

計画的で粘り強い



内向型の人は、計画的で粘り強いというのも特徴のひとつです。

自分の世界に集中できるので、他人の力に依存しなくても、一定のペースでコツコツと計画的に物事を進められます。困難な状況になっても、粘り強く取り組めることは内向型の長所です。

集中力がある



集中力が優れていることも、内向型の人の特徴です。一旦集中すると、何時間も集中が途切れないこともあるようです。

しかし、外部の刺激には弱いため、ちょっとしたおしゃべりや物音が気になってしまいます。静かで集中できる環境を作ることが大切です。

内向型とは真逆!外向型の人の性格は?


外向型の人の性格は内向型の人とは真逆です。どのような性格なのか、詳しく紹介します。

自分よりも周囲に対して興味がある



外向型の人は、内面よりも他の人や周囲の物事に興味があるのが特徴です。常に新しい刺激を求めているため、興味の移り変わりも早いです。好奇心旺盛だと言われることも多いでしょう。

社交的な性格



社交的な性格も外向型の特徴の1つです。外向型の人は、話す前に考える必要がありません。考えると同時に話し始めているので、おしゃべりが止まりません。

パーティーや飲み会でもさまざまな人との交流を積極的に楽しむことで、さらに元気になります。

積極的でアクティブ



常に刺激を求める外向型は、行動が積極的でアクティブです。休日も家でゆっくりするよりも、外に出て遊ぶことが好きという人が多いようです。

たまに疲れてゆっくりしたいときもありますが、少し休むとまた活動的になります。

内向型な性格になる原因


内向型と外向型の違いは、どこから生まれてくるのでしょうか?内向型になる原因について紹介します。

脳の刺激に敏感だから



内向型の人の脳は、外からの刺激に対して敏感です。いつも刺激を求めている外向型の人のほうが敏感なのでは?と思うかもしれません。しかし、外向型の人は、刺激に対して鈍いからこそ、たくさんの刺激を求めるのです。

内向型の人は刺激に敏感なので、少ない刺激で十分に満足できます。むしろ、刺激が多すぎると脳が疲れてしまいます。

脳の神経回路が長いから



内向型の人は外向型よりも脳の神経回路が長くて複雑なため、刺激が脳に送られてから行動するまでに時間がかかります。

例えば、会議の場で誰かの話を聞いたときに、自分の考えをまとめて話すまでにタイムラグがあります。よって、外向型の人に次々と発言されると、発言する機会を失ってしまいます。

しかし、神経回路が複雑な分、色んな視点から物事を見ることができます。豊かな発想から、キラリと光るアイデアも出てくることでしょう。

副交感神経が優位だから



人には活発に動く昼の時間を中心に働く交感神経と、リラックスしている夜に働く副交感神経があります。この2つは互いにバランスをとって、自律神経を整えています。

内向型の人は副交感神経が優位な分、なかなかやる気が出なかったり、なまけているように見られることもあります。さらに、エネルギーも不足しがちですので、こまめに休憩を取ったほうが全体の効率は上がるでしょう。

【自己診断】内向型なのかチェックしてみて♪



自分では内向型なのか、外向型なのか判断がつかないこともありますよね。

そんなときに試してほしいのが、自己診断できる内向型のチェックリストです。いくつ当てはまるか早速チェックしてみましょう!

〈内向型〉チェックリスト


大人数で話すよりも少人数で話すほうが好き
自分が話すより、人の話を聞くほうが好き
人から、おとなしい、話を聞いているかわからない、冷静だと言われる
話し始める前に、よく考えるほうだ
急ぎの仕事や締め切りがある仕事に対して、不安を感じる
集中しているときに邪魔されるとイライラする
ホラー映画やジェットコースターなど刺激の強いものは苦手
あれこれ妄想するのが好きだ
楽しいイベントでも、人に囲まれたあとは疲れる
自分の作品やアイデアは、納得いく形になるまで他人に見せたくない
SNSのほうが自分を出しやすい
グループで作業するより、ひとりで作業するほうが好き

チェックが8個以上あった場合は内向型かも?



あなたは何個当てはまりましたか?

上記のチェックが入った項目が8個以上あった人は、内向型の可能性が高いでしょう。

逆にチェックが4個以下の場合は外向型、5〜7個の人は内向型と外向型のどちらの性質も持ち合わせていると言えます。

内向型な性格の人に向いている職業


内向型の人にはどんな職種が向いているのでしょうか?内向型の人の長所を活かせる職種を5つ紹介します。

〈営業職〉相手の気持ちがわかることを生かせる



営業職は商品やサービスを売ることが仕事のため、外向型の人向きの職業だと思うかもしれません。確かに、訪問販売やテレアポなど、たくさんのお客さんと接するという営業職はコミュニケーションが得意な外向型の人が向いています。

しかし、内向型は観察力や分析力が高いので、相手の気持ちを察する能力に優れています。お客様とじっくりと向き合って契約をとるような営業職は、内向型が向いているでしょう。

ただし、厳しいノルマや競争があるような営業職は内向型に向いていません。プレッシャーが少なく、マイペースにできる場合に力を発揮できるでしょう。

〈事務職〉縁の下の力持ちとして力を発揮



共同作業よりもひとりでの作業が多い事務職も、内向型に向いている職業です。具体的には営業事務や総務、労務、経理など、裏方として人をサポートするような仕事が適しています。

ルーティンワークになりがちな事務職は、刺激を求める外向型には退屈に思えてしまいます。しかし、少しの刺激で満足できる内向型にとっては、日々の仕事のちょっとした刺激でも十分に満足できます。

また、納期のプレッシャーや緊急性があまりないため、内向型の集中力や粘り強さといった強みを生かし、縁の下の力持ちとして力を発揮できる職業です。

〈企画職〉優れたアイデアを出せる



企画職は内向型の人の創造性を活かせる職業です。持ち前の観察力で物事を鋭くとらえて分析し、優れたアイデアを出すことができます。

ただ、内向型はアピールが苦手なので、周りの人のサポートが必要です。内向型の人の意見をうまく取り入れてくれる人がいると、活躍の場を広げるられるでしょう。

〈製作職〉几帳面さや粘り強さで質の高いものを作れる



書籍やホームページの作成、編集などの制作の仕事も、内向型の人に向いている職業のひとつです。几帳面さや粘り強さ、集中力や、創造性の高さといった内向型の長所は、制作職において大いに役立ちます。

ただ、周囲を気にする内向型は周りの意見に左右されてすぎてしまうことも。自分の意見をしっかりと主張することで、よりクオリティの高いものを作ることができます。

〈研究職〉1つに集中できる環境が適している



メーカーや大学の研究職や専門分野を持つアナリストも内向型の人に向いています。

研究職は1つのことに集中して、粘り強く取り組める環境が整っているからです。また、人と次々にコミュニケーションを取る必要もないため、内向型の人が安心して働ける環境です。

内向型の人が仕事を辞めるか迷ったら…?


仕事がうまく行かないときや人間関係に悩んだとき、仕事を辞めるかどうしようかと思い悩むこともありますよね。ここからは、内向型の人が仕事を辞めるか迷った場合の判断基準を7つ紹介します。

当てはまるものが多ければ、仕事を続けたほうがよいかもしれません。逆に当てはまるものが少なければ、思い切って退職し、新しい働き方を探してみましょう。

現状の給料に満足している



あなたが現状の給料に満足しているなら、仕事を辞める必要はないかもしれません。転職は給料が下がるリスクと常に隣り合わせです。

仕事環境よりも給料を重視する場合、大きなリスクを取ってまで転職する必要はないでしょう。

やりたいことに挑戦できている



今の仕事でやりたいことにチャレンジできていますか?

答えがイエスなら、今の仕事を続けたほうがよいでしょう。もし、仕事の環境に不満があるなら「自分は内向型だからこうしてほしい」という希望を伝えることで、悩みが解決することもあります。

職場の人間関係がよい



尊敬できる上司がいる、一緒にがんばっていきたい同僚がいるなど、人間関係がよい職場は働く人にとってプラスの影響を与えます。好きな人たちと働く日々は、あなたにとって実りある時間になることでしょう。

スキルアップを目的にしている



「専門的な技術を身につけたい」「この業界に詳しくなりたい」など、スキルアップを目的としている場合も辞める必要はありません。

多少の辛いことも「スキルアップまでの期間だから」と割り切って、粘り強く目標を達成することに集中しましょう。

内向型の人が働きやすい環境である



リモートワークができる、フレックス勤務ができる、などマイペースで働きやすい勤務形態は、内向型の人にとってよい環境です。

また、オフィスの中で机の間のスペースが広い、電話対応が少ないなど、自分の仕事に集中できる環境であれば、内向型の人も能力を発揮しやすいでしょう。

自分のペースで仕事が進められる



内向型の人は緊急性の高い仕事や締め切りのプレッシャーが強いと、十分に力を発揮できません。細かくあれこれと指示を受けることも、頭の中が混乱し、自分のペースを乱される原因になります。

スケジュールや仕事をコントロールできるような裁量を与えられれば、無理なく仕事を続けられるでしょう。

社内で問題を解決できる可能性がある



異動希望が通りやすい、など今抱えている悩みを解決できるような制度が社内にありませんか?

例えば、営業職でノルマがきつい場合、転職を考える前に事務職などに異動希望を出すことも1つの手です。

内向型の人は長所を活かせる仕事を選ぼう



内向型の人は外向型の人とは得意な仕事が異なります。無理に外向型に合わせる必要はありません。内向型の人は自分の強みを見つけ、それを活かせる仕事につけばよいだけの話です。

今回のチェックで内向型という結果がでた人は、内向型の強みを活かす選択をして、自分らしくマイペースに働いてくださいね。

(まい)

《参考》
・『内向型を強みにする』(マーティ・O・レイニー著・務台夏子訳/パンローリング)

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