正しい入浴時間を温度別で解説!お風呂の効果やおすすめの時間帯も♪
普段何度くらいのお風呂に入っていますか?「熱いのが好き」「ぬるいのが好き」など好みもあるかと思いますが、温度や入る時間帯によって、体への影響も変わってくることがあります。
お風呂に入るときは湯舟に浸かる温度や時間が大切で、お風呂に入ることによって得られる効果もあり、知っておくとためになることがいろいろとあります。良かったらお風呂に入るときの参考にしてみてくださいね。
日々仕事などで平日のルーティーンが決まっていて「入浴時間もほぼ同じ」という人もいますよね。実はベストな入浴時間は、温度によって変わってきます。では、ベストな入浴時間や正しい入浴方法とは、どんなものなのでしょうか?
ベストな入浴時間や正しい入浴方法を説明するまえに、まずは湯舟で体を温めることで得られるメリットを説明していきます。体を温めることで得られるメリットはいくつもあります。
湯舟にしっかり入ることによって体全体が温められて、寒さなどで硬くなっていた筋肉を緩めることができ、さらに血管が拡張されて血流が良くなります。
血流が良くなることで、日中、血液の流れが悪くなって冷えてしまっていた手足の先にまで血液がめぐるようになり、就寝時の足の冷えが軽減されます。
日常生活している陸のうえよりも体が軽くなる水の中では、湯舟に肩まで入ることで「普段の10分の1ほど体重が下がる」と言われています。
体が軽くなることで筋肉を休めることもでき、体のリラックスにつながっていきます。シャワーのみだとあまり疲れが取れないのは、湯舟に浸からないので、この「リラックス効果を得られない」ことが関係しています。
お風呂に入って汗をかくことで、皮膚の下にたまっていた不要な水分が排出されます。さらに湯舟に入ることで体が水圧を受け、マッサージと同じような効果が期待できます。水圧だけでもマッサージ効果がありますが、さらに自身でもマッサージを行うことで、むくみ解消の効果がアップします。
体が温まることで新陳代謝が活発になり、老廃物や疲労物質が取り除かれていくため、疲労回復が見込めます。さらに血行が良くなることで、筋肉の痛みや緊張感を和らげる効果があり、肩こりや腰痛が軽くなる効果も期待できます。
お風呂に入って体を温めることで、毛穴が開きます。さらに皮脂汚れや角質などが柔らかくなるので、汚れが落ちやすくなります。
約10分湯舟に浸かっているだけで、汚れの約80%が落ちるとも言われていて、体の中にたまっていた老廃物も洗い流せるので、入浴後はサッパリして気持ちが良くなります。
湯舟で体が温まることで得られるメリットはいくつもあることがわかりましたが、では肝心のベストな入浴時間はどのくらいなのでしょうか?温度別に説明していくので、自分に合ったベストな入浴時間を見つけてくださいね。
38~40度のお湯に浸かることで副交感神経が刺激され、心身ともにリラックスでき、血圧が安定すると言われます。温度があまり高くないので汗を大量にかくことがなく、筋肉の緊張も和らぎます。胃腸の動きも活発になるので、消化が良くなる効果も期待できます。
人の体をリラックスさせてくれるのは、37~39度のぬるめのお湯で、体への負荷もあまり感じません。ぬるめのお湯にゆっくり入ると筋肉の緊張がほどけ、冷え性を改善する効果も期待できます。ぬるめですが「20分」と、少し長めにお風呂に入ることになるので、水分補給は忘れないようにしてください。
体を活発化させてくれるのは、42度~43度の熱めのお湯です。熱いお風呂に入ることで一時的に心拍が上がり、血流が良くなります。熱いお湯で体が活発化してしまうので「これから就寝しよう」という人には少し不向きな温度となります。
お風呂に入ると眠くなったり代謝がアップしたりと、体をキレイにする以外にもさまざまな効果が期待できます。では自分の体調や目的に合ったベストな入浴時間帯とは、一体いつなのでしょうか?
お風呂に入ることでリラックスでき、睡眠の質をあげる効果が期待できます。そのためのベストなタイミングは「就寝前」となります。ただ入浴後にすぐに就寝すると、体の深部の温度が下がりきれずに、寝つきが悪くなってしまうことがあります。
就寝する時間の「1~2時間前」を目安にすると、体が熱すぎず湯冷めしすぎずの「ベストなタイミング」となります。
朝、風呂に入ることによって、体温の上昇・発汗を促します。新陳代謝も良くなるため、脂肪が燃焼しやすくなり、さらに余計な脂肪がたまりにくくなるとも言われています。
ただ長時間お風呂に入っていると副交感神経が活発化してリラックスモードに入ってしまい、眠気が起きてしまう可能性があります。朝風呂に入るときは長風呂をせず、5分程度を目安にしましょう!
食事の前にお風呂に入ると、食欲が抑えられる効果が期待できます。できれば40度くらいのお風呂に15分ほど浸かってください。
少し温度が高いお風呂に入ることで、脂肪が燃えやすくなって胃酸の分泌が抑えられ、空腹感を感じにくくなります。逆に食後すぐにお風呂に入ると、胃に負担がかかって消化が弱くなってしまうので、注意が必要です。
ただお風呂に入るだけでも上記のようなメリットを得ることができますが、さらに「入浴効果を高めてくれるアイテム」を使うことで、相乗効果が期待できます。では入浴効果を高めてくれるアイテムとは、どんなものがあるのでしょうか?
お風呂に入ることで血流が良くなり、疲労回復効果を得ることができますが、「炭酸入り入浴剤」を使用すると、さらなる疲労回復効果が期待できます。
炭酸ガスが入った入浴剤は、お風呂に入れると炭酸ガスが発生して血流を良くしてくれるので、疲労回復効果がさらにあがると言われています。
そして体とは別に、心や脳がリラックスすることでも疲労回復効果が期待できます。お風呂に入るときに「自分の好きな香りのする入浴剤」や「アロマオイル」などを使用することで、心と体がリラックスでき、疲労回復効果がアップします。
お風呂に入るときは湯舟に浸かる温度や時間が大切で、お風呂に入ることによって得られる効果もあり、知っておくとためになることがいろいろとあります。良かったらお風呂に入るときの参考にしてみてくださいね。
目次
ベストな入浴時間って?正しい入浴方法が知りたい!
日々仕事などで平日のルーティーンが決まっていて「入浴時間もほぼ同じ」という人もいますよね。実はベストな入浴時間は、温度によって変わってきます。では、ベストな入浴時間や正しい入浴方法とは、どんなものなのでしょうか?
湯舟で体を温めることで得られるメリット
ベストな入浴時間や正しい入浴方法を説明するまえに、まずは湯舟で体を温めることで得られるメリットを説明していきます。体を温めることで得られるメリットはいくつもあります。
冷えの改善
湯舟にしっかり入ることによって体全体が温められて、寒さなどで硬くなっていた筋肉を緩めることができ、さらに血管が拡張されて血流が良くなります。
血流が良くなることで、日中、血液の流れが悪くなって冷えてしまっていた手足の先にまで血液がめぐるようになり、就寝時の足の冷えが軽減されます。
リラックス効果
日常生活している陸のうえよりも体が軽くなる水の中では、湯舟に肩まで入ることで「普段の10分の1ほど体重が下がる」と言われています。
体が軽くなることで筋肉を休めることもでき、体のリラックスにつながっていきます。シャワーのみだとあまり疲れが取れないのは、湯舟に浸からないので、この「リラックス効果を得られない」ことが関係しています。
むくみ解消
お風呂に入って汗をかくことで、皮膚の下にたまっていた不要な水分が排出されます。さらに湯舟に入ることで体が水圧を受け、マッサージと同じような効果が期待できます。水圧だけでもマッサージ効果がありますが、さらに自身でもマッサージを行うことで、むくみ解消の効果がアップします。
疲労回復効果
体が温まることで新陳代謝が活発になり、老廃物や疲労物質が取り除かれていくため、疲労回復が見込めます。さらに血行が良くなることで、筋肉の痛みや緊張感を和らげる効果があり、肩こりや腰痛が軽くなる効果も期待できます。
体の汚れが落ちやすくなる
お風呂に入って体を温めることで、毛穴が開きます。さらに皮脂汚れや角質などが柔らかくなるので、汚れが落ちやすくなります。
約10分湯舟に浸かっているだけで、汚れの約80%が落ちるとも言われていて、体の中にたまっていた老廃物も洗い流せるので、入浴後はサッパリして気持ちが良くなります。
温度別!ベストな入浴時間は?
湯舟で体が温まることで得られるメリットはいくつもあることがわかりましたが、では肝心のベストな入浴時間はどのくらいなのでしょうか?温度別に説明していくので、自分に合ったベストな入浴時間を見つけてくださいね。
基本の入浴時間!38~40度で10~15分
38~40度のお湯に浸かることで副交感神経が刺激され、心身ともにリラックスでき、血圧が安定すると言われます。温度があまり高くないので汗を大量にかくことがなく、筋肉の緊張も和らぎます。胃腸の動きも活発になるので、消化が良くなる効果も期待できます。
37~39度のぬるま湯なら20分
人の体をリラックスさせてくれるのは、37~39度のぬるめのお湯で、体への負荷もあまり感じません。ぬるめのお湯にゆっくり入ると筋肉の緊張がほどけ、冷え性を改善する効果も期待できます。ぬるめですが「20分」と、少し長めにお風呂に入ることになるので、水分補給は忘れないようにしてください。
42~43度の熱めの湯なら5~10分
体を活発化させてくれるのは、42度~43度の熱めのお湯です。熱いお風呂に入ることで一時的に心拍が上がり、血流が良くなります。熱いお湯で体が活発化してしまうので「これから就寝しよう」という人には少し不向きな温度となります。
入浴にベストな時間帯ってあるの?
お風呂に入ると眠くなったり代謝がアップしたりと、体をキレイにする以外にもさまざまな効果が期待できます。では自分の体調や目的に合ったベストな入浴時間帯とは、一体いつなのでしょうか?
リラックスしたいなら就寝の1~2時間前
お風呂に入ることでリラックスでき、睡眠の質をあげる効果が期待できます。そのためのベストなタイミングは「就寝前」となります。ただ入浴後にすぐに就寝すると、体の深部の温度が下がりきれずに、寝つきが悪くなってしまうことがあります。
就寝する時間の「1~2時間前」を目安にすると、体が熱すぎず湯冷めしすぎずの「ベストなタイミング」となります。
代謝アップをしたいなら朝風呂がおすすめ
朝、風呂に入ることによって、体温の上昇・発汗を促します。新陳代謝も良くなるため、脂肪が燃焼しやすくなり、さらに余計な脂肪がたまりにくくなるとも言われています。
ただ長時間お風呂に入っていると副交感神経が活発化してリラックスモードに入ってしまい、眠気が起きてしまう可能性があります。朝風呂に入るときは長風呂をせず、5分程度を目安にしましょう!
食欲を抑えたいなら夕食前に
食事の前にお風呂に入ると、食欲が抑えられる効果が期待できます。できれば40度くらいのお風呂に15分ほど浸かってください。
少し温度が高いお風呂に入ることで、脂肪が燃えやすくなって胃酸の分泌が抑えられ、空腹感を感じにくくなります。逆に食後すぐにお風呂に入ると、胃に負担がかかって消化が弱くなってしまうので、注意が必要です。
入浴効果を高めるアイテム
ただお風呂に入るだけでも上記のようなメリットを得ることができますが、さらに「入浴効果を高めてくれるアイテム」を使うことで、相乗効果が期待できます。では入浴効果を高めてくれるアイテムとは、どんなものがあるのでしょうか?
入浴剤
お風呂に入ることで血流が良くなり、疲労回復効果を得ることができますが、「炭酸入り入浴剤」を使用すると、さらなる疲労回復効果が期待できます。
炭酸ガスが入った入浴剤は、お風呂に入れると炭酸ガスが発生して血流を良くしてくれるので、疲労回復効果がさらにあがると言われています。
そして体とは別に、心や脳がリラックスすることでも疲労回復効果が期待できます。お風呂に入るときに「自分の好きな香りのする入浴剤」や「アロマオイル」などを使用することで、心と体がリラックスでき、疲労回復効果がアップします。
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