鬼滅で再注目!日本の伝統『和柄』種類や意味を解説♡縁起の良い模様は?

映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の興行収入が、公開日の2020年10月16日から2ヶ月も経たないうちに300億円を超え、歴代1位の『千と千尋の神隠し』(2001年)に迫っています。そして、その記録を超えるのも秒読み段階と言われています。

鬼滅にハマっている方の中には、登場人物が着ている衣装の「和柄」が気になっている方も多いのではないでしょうか?この記事では、日本の伝統の柄である和柄の種類や意味を解説していきます。また、鬼滅の主要キャラの和柄についても知ることができるので、楽しんで読んでみてくださいね。




目次

和柄にはそれぞれ意味があるって知ってた?




私達が和柄を目にしたり意識したりする瞬間と言えば、着物や浴衣を着るときではないでしょうか?その他にも手ぬぐいや半纏(はんてん)、千代紙、年賀状などにも使われていて、日本では古くから親しまれていています。和柄にはそれぞれに意味があることをご存知ですか?その意味を知れば、大好きな家族や友人に和柄のアイテムをプレゼントしたくなるかもしれませんね。


和柄のルーツ




日本の伝統的な模様である和柄は、いつどのようにして生まれ、日本全国で親しまれるようになったのでしょうか?ここでは、和柄のルーツについて掘り下げていきます。

そもそも和柄とは?


和柄とは、日本の伝統的な模様の総称で、織物や染め物、工芸品などの柄に使われてきました。図形や線などを規律正しく並べてパターン化した模様、自然をモチーフにした模様、外国から伝えられた模様に独自のアレンジを利かせた模様など驚くほどバリエーションがあります。

和柄はいつの時代から広まった?


和柄の元となった模様の多くは、古代エジプトやメソポタミアからシルクロードを通って中国に伝わりました。そして中国から日本に、奈良時代から平安時代にかけて伝えられたと言われています。日本人は、伝えられた模様に独自のアレンジを加え、それが和柄として発展していきました。



縁起の良い和柄は「吉祥文様」と呼ばれる


和柄の中でも、「吉祥文様(きっしょうもんよう)」と呼ばれる図柄があります。吉祥文様は1種類だけではなくさまざまなものがあり、縁起の良い和柄とされています。結婚祝いや記念日のプレゼントなどおめでたいイベントで使われることが多く、主に縁起が良いとされている動物や物品が描かれています。

贈り物の参考に♡和柄の代表的な種類と意味




家族や友人に和柄のアイテムを贈りたいなら、和柄の代表的な種類とその意味を知ることでプレゼント選びが断然楽しくなります。ここでは、縁起の良い吉祥文様を集めてみました。

七宝つなぎ




「七宝(しっぽう)つなぎ」は、同じ大きさの円や楕円を4分の1ずつ重ねた柄で、円とひし形が繰り返すように見えるのが特徴です。華やかな印象を与えるため、現代でもさまざまなシーンで取り入れられています。この柄には、「さらなる繁栄」「子孫の繁栄」「円満な人間関係」という意味が込められています。

波千鳥




千鳥の柄にもさまざまなバリエーションがありますが、この「波千鳥(なみちどり)」は、千鳥が海の上を群れをなして連なり飛び立つ様子を模様にしたものです。雄と雌がそろって子育てをする千鳥にあやかり、「家内安全」「夫婦円満」の意味があります。夏によく目にするかき氷を売っていることをアピールする氷旗。あのベースとなっている柄は波千鳥なんですよ!

青海波




「青海波(せいがいは)」は、重ねた半円を波のように繰り返した模様です。紫式部が書いた源氏物語の中には、青海波という演目の雅楽を舞う若き光源氏の姿が描かれていて、この演目で使われている模様として知られています。青海波は無限に広がった穏やかな波のように見えるため、「未来が永久に平穏であるように」という意味が込められています。平穏な日々が続くことを願って、結婚祝いにおすすめな柄です。

亀甲




「亀甲(きっこう)」とは、亀の甲羅(こうら)のことです。正六角形を上下左右につなぎ合わせた模様で、平安時代から鎌倉時代に流行ったと言われています。「鶴は千年、亀は万年」ということわざがあるように、亀は長寿の象徴なので縁起が良いとして広く知られています。この模様には、「長寿」「健康」の意味が込められています。

唐草




「唐草(からくさ)模様」と言えば、泥棒を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?テレビのコントなどに出てくる泥棒が必ず持っているのが唐草模様の風呂敷……。なぜ、泥棒がこの柄の風呂敷を持っているのかというと、昔はどこの家にもあるぐらい人気があったのが唐草模様の風呂敷で、盗みに入るとまずその風呂敷を探して物を包んで逃げたからだと言われています。

泥棒の話からはいったん離れましょう。唐草は、つる草が四方八方に伸びて絡み合っている模様です。その様子から強い生命力が感じられるため、「一族の繁栄」「長寿」の意味が込められています。

矢絣




「矢絣(やがすり)」とは、弓矢の羽模様のことを言います。白色の弓矢と別の色の弓矢が縦に交互に並んで構成されています。弓を射るとただまっすぐに進むだけなので、この模様には「戻らない」という意味が込められています。

そのことから、結婚の際に親が娘にこの柄の着物を持たせることが多かったそうです。「出戻ってくることがないように」との願いが詰まっています。また現代では、「まっすぐに進む」ということにあやかって、卒業式に着る袴に合わせる着物の柄としても人気です。

紗綾形




紗綾形(さやがた)は、漢字の「卍(まんじ)」を斜めに崩して連ねた模様です。着物の帯や、着物の中に着る長襦袢(ながじゅばん)の地模様として目にすることが多いです。模様が連続しているので、「絶えることなく永久に継続していく」という意味があります。「家の繁栄」や「長寿」を願った吉祥文様です。

鹿の子




「鹿の子(かのこ)」は、小鹿の斑点に似ていることからこのように呼ばれています。生地を少しつまんで糸をしばり、染料に着けてから糸をほどくと、しばっていた部分が白く残りこのような斑点の柄になります。可愛い印象を与えるので、着物の柄のアクセントとして取り入れられたり、総しぼりの着物のように全体に使われることもあります。

鹿は、「神の使い」とも言われる縁起の良い動物で、生命力や繁殖力があることから、この鹿の子模様には「子孫繁栄」の意味が込められています。

流水




「流水(りゅうすい)」はその字のごとく流れる水をモチーフとした模様です。流れる水は濁らず常に清らかなので、「苦難やわざわいを流し去る」との意味が込められています。また、水が流れ続ける様子から「永遠」の意味もあります。着物などの生地の柄として流水は単独で描かれることもありますが、季節感のある草花と一緒に描かれる場合が多いです。

籠目




「籠目(かごめ)」とは、竹でカゴを編んだときの網目のような模様、または連続した格子状の組み合わせのことです。じっくり眺めると、イスラエルの国旗に使われている六芒星(ろくぼうせい)が何個も連なっているようにも見えます。この六芒星は、邪気を払うとされていて、昔から「魔除け」の意味を持っていたそうです。

和柄を着用するときのマナーと注意点




ここでは、着物など和柄のアイテムを着用するときに、気を付けたいマナーについてご説明します。ここでのポイントを押さえて、気持ちよく和柄を楽しみましょう。

不祝儀のときに控えるべき模様


前述で触れた吉祥文様は、おめでたいイベントにぴったりな和柄でしたね。ということは、不祝儀(お葬式など)のときには吉祥文様のアイテムは使用を控えなければならない、ということになります。

不祝儀のときでも問題なく着用できる模様


吉祥文様とされるものの中にも、不祝儀のときでも着用できる模様がいくつかあります。前述で触れた「流水」「紗綾形」は慶弔両方に使われ、問題なく着用できますよ。

見つけてみて♪スカイツリーに隠れた和柄たち




東京スカイツリーに行ったことはありますか?実はスカイツリーには、和柄が多用されているんです!ここでは、気づきにくいけれど分かればその存在感に納得する素敵な和柄たちをご紹介します。

鱗尽くし




「鱗尽くし(うろこづくし)」とは、昔から厄除けとして使われる三角形の連続した模様のことです。スカイツリー内部の床や天井で使われています。もう気づいている方もいらっしゃるかもしれませんが、鬼滅キャラのあの人の羽織の柄でもあります!このことについては後程再度触れるので、お待ちくださいね。

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