『悟りを開く』の意味とは?悟りを開いた人の特徴・開く方法も!

『悟りを開く』という言葉の意味は、「心の迷いが解けて、心理を会得する」と辞書にはあります。仏教での『悟りを開く』という言葉の意味はどういうことなのか、『悟りを開く』とどうなるのか、悟りを開いた人の特徴やさらには悟りを開くための準備や方法についても紹介します。



目次

『悟りを開く』の意味とは?


まず『悟りを開く』という言葉の意味は、「心の迷いが解けて、真理を会得する」と辞書にあります。現代では苦しい事を諦めたり、物事の本当の部分を自分で自然と知れるようになるということです。悟りの境地を開いたというのは、雑念がなく完全に執着がなくなった状態のことをいいます。

「悟り」という言葉の意味は、「なぜそのような事が起きたのか、物事の深くまで見て判断する事ができ、周囲に対しての配慮ができること」です。どうなると、そのような人物になれるのかその方法が気になるところです。

仏教での『悟りを開く』の意味は?


仏教では『悟りを開く』という言葉の意味を、修行をすることによって「心の迷いがなくなり、世の中の心理を会得すること」といっています。仏教での修行の内容については、後から紹介します。

『解脱(げだつ)』『涅槃(ねはん)』と同じ意味



『悟りを開く』と同じような意味を持つ仏教の言葉に『解脱』や『涅槃』という言葉があります。

『解脱』の意味は、悩みや迷いなど煩悩(ぼんのう)の束縛から解き放たれて、自由の境地に到達すること。『涅槃』とは、すべての煩悩の火がふきけされて、悟りの智慧を完成した境地や、迷いや悩みを離れた安らぎの境地、またはその境地に達することを指します。「泥曰(ないおつ)」とも音訳されますよ。

仏教でこのような状況になるためには、やはり修行が必要となってきそうです。

仏教の『悟りを開く』ための修行とは?



もともと仏教では、『悟りを開く』とは、単に仏教の教えを学んで理解さえすればいいのではありません。仏教の教えの通りに実践して悟りを開くことができるようになるのです。

教えを学ぶことと修行とは、車の両輪のようなもので、どちらが欠けてもいけません。修行の内容は宗派によってさまざまですが、お経に伝えられるお釈迦さまの修行の内容は、食事制限や断食、呼吸の制御、特殊な座り方、立ち方、肉体的苦痛を受ける修行や、五火の苦行などがあります。

これらの修行によって、肉体に打ち勝つ力を養い、忍辱、忍受の精神を植えつけ、意志の鍛錬をされたということです。

最初に悟りを開いたのはブッダ



心身ともに消耗しきったブッダは、村娘から捧げられた乳粥を食べて体力を回復しました。その後、菩提樹(ぼだいじゅ)の下で端座し、悟りを開きました。出家してから六年後の三十五歳のときでした。

悟りは、苦行を積むのではなく、心の乱れを退けることによって開けるのです。現代において修行を積んだお坊さんでも、悟りを開く境地にたどり着くには30年かかると言われています。

悟りを開いた人の特徴10選!


仏門に入っていなくても、悟りを開くことはできるようです。そんな悟りを開くことができた人たちの特徴を、10点紹介しましょう。

1.物事への執着や私利私欲がない



現代ではどうしてもモノが多く、テレビやネットの情報を得たり、他の人と比べては「あれがほしい、これもほしい」となりがちです。また、恋人や家族に「こうあって欲しい」「あれをしてほしい」といった意味で要求が多くなりがちですが、悟りを開くと、今ある状況で十分満足できるようになります。

また、人の評価を気にしすぎて感情にふりまわされてしまうこともあるでしょうが、それも悟りを開くとなくなります。あるがままに生きていくだけで、天に生かされているという心があるのです。

2.常に理性的で正しい行い・正しい判断をする


人間には喜怒哀楽という感情がありますが、良い面もありながら、生きていくうえで大きな失敗を引き起こしたりする困ったものでもあります。悟りを開くことの意味を知ったことで、あらゆる執着から自由になっていますから、この喜怒哀楽という自分の感情からも自由になっていきます。

悟りを開いた人は、感情に心を支配されることは一切なく、常に理性的で正しい行いや言動をし、正しい判断をします。落ち着いたおだやかな佇まいを見せているのが特徴となります。

3.他人の品定めや自分との比較をしない



普通の人の場合は、他の人の品定めをしたり、「隣の芝生は青い」とよく言われるように、恋愛や生活面でライバルや他の誰かと自分と比べたりして、優越感や劣等感を持つことが多くあります。

悟りを開くことができた人物は、このように他人の品定めは全くしませんし、自分と他者を比較するようなこともありません。他人に対しても一切の執着がなくなります。興味や関心自体を他人に対して持たず、人はそれぞれありのままに生きればいい、という考えを持っているのが悟りを開く人の特徴です。

だからといって、人間関係が築けないわけではなく、来るものは拒まずに必要な付き合いであればちゃんと他者とのコミュニケーションもとれます。

4.見返りを期待しない



多くの現代人は、人生を、これをやればこれを得られるなどの見返りを計算し期待して生きています。これは、資本主義社会ではある意味仕方のない処世術でもあります。

しかし、悟りを開くことの意味を知った人物の特徴として、損をした得をしたという考えがないというのがあります。悟りを開くことの意味を知った人物は、物事に対する執着を捨てているので、ギブアンドテイクのような打算的な考えは無いのです。ただ、求められればやってあげる、そのかわり見返りは一切期待しないという態度で人生を生きています。

5.自分自身の限界点を定めない


普通の人は「もうこれ以上はできない」と自分自身の限界点を定めがちです。悟りを開くことの意味を知った人物は、自分自身の限界を定めず、自己保身や執着から解放されて自由な心境で生きているので、難しい挑戦もやってのけます。

6.不安な気持ちにならず常に落ち着いている



人間は「困った状況になったらどうしよう」と、どうしても不安な気持ちを持ちがちです。しかし、悟りを開くことの意味を知った人物は、そのような気持ちが一切浮かばずに、常に落ち着いた状態で物事に接することができます。

7.自分が自分を認めていれば十分


「他の人から自分はどう見られているのか、どう思われているのか」と気になることが多いかと思います。でも、悟りを開くことの意味を知った人物の場合、自分が自分の良い所悪い所含めて認めていれば十分と考えています。また、偏見や思い込みもないので心が折れる事もありません。

8.日々感謝の気持ちで過ごしている


悟りを開くことの意味を知った人物は、常日ごろからすべての物事、すべての人に対して「ありがとう」という感謝の気持ちを持ってすごしています。普通であれば怒りや憎しみ、悲しみの感情も出てくることもありますが、悟りを開いた人はその気持ちまで、物事の起きたその場ですぐに「ありがとう」の感謝の気持ちに替わるのです。

9.落ち着いた穏やかな表情をしている



悟りを開くことの意味を知って実践できた人物は、落ち着いた穏やかな表情をしているのが特徴です。感情が動いていないのが顔を見るだけで伝わってくるほど穏やかで、すがすがしい雰囲気、涼しげですっきりしたような顔をした特徴もあります。

10.親しみやすい笑顔を浮かべている


悟りを開くことの意味を知り、実践できた人物は、ニコニコとした親しみやすい笑顔を浮かべているという顔の特徴もあります。その姿も非常に穏やかで落ち着いていて、大人っぽい表情でみんなを和ませます。

現代社会で悟りを開いた人の生活とは?


現代社会で悟りを開くことの意味を知って、実践している人物はどんな人物なのか、生活や恋愛はどうなるのか、掘り下げて見ていきたいと思います。

現代社会で悟りを開いた人はどんな人?



悟りを開く言葉の意味を知り、実際に悟りを開くことができた人の特徴は「執着から解放された自由な状態」です。

しかし、現代社会では、モノ中心で、特にさまざまな物事や人々、流行などに縛られた状態で生活しているのが現状です。また、学歴や有名企業など世間体を気にして生きている人も多いでしょう。

しかし、現代社会において悟りを開くことができた人物は、そのような流行や世間体の騒音には一切心を動かされず、常に自分の心の声を聞いてブレずに正しく行動し、正しく語り、私利私欲を脱却し、執着の奴隷から解放されています。

現代社会で悟りを開いた人の生活



悟りを開くことの意味を知って実践している人物は、物質や他人に対する欲望や欲求、私利私欲という強い執着を断ち切って解放されています。かごの中の鳥ではなく、解き放たれて、自由に大空を飛び回る鳥が、悟りを開いた人の姿です。

物質的なものや、流行や価値観の縛りや執着から完全に開放されている悟りを開いた人の生活は実にシンプルです。余計な欲望や虚栄といったものをすべて削ぎ落した生活、とにかく必要最低限のものしか所持しませんし、最低限生活できる住居で、質素なものを食べて暮らしています。

仕事は、私利私欲や自己栄達のためではなく、世の中のためを思ってやるので、求められればクオリティの高い仕事を、損得関係なくこなします。

現代社会で悟りを開いた人の恋愛



恋愛と愛は似て非なるものです。愛とは、無償の愛とも言われるように欲望ではなく、その対象に対して無条件に無尽蔵に心の底から泉のように湧き出てくる純粋なものです。

これに対して異性に抱く恋愛は、無償ではなく相手を自分のものにしたいという所有欲求であったり、性欲という本能であったり、無償ではなく見返りを要求する心理が強く働く損得感情が根底にあったりします。恋愛という名の欲望である場合がほとんどです。

しかし、悟りを開く言葉の意味を知り、実践している人物は、前述した通り、あらゆる欲望の執着から解放されていますから、俗的な意味の恋愛はしません。執着が無いからです。その代わり、相手を慈しみ思いやり、見返りを一切期待しない本当の愛を向けて注ぐことはあります。

悟りを開くとどうなる?悟りを開くメリット5選!


悟りを開くことの意味を知り、実践できるようになると、どうなるのでしょうか?気になるところです。そのメリットを5つにまとめてみました。

1.融通無碍(ゆうづうむげ)でいることができる



「融通無碍」には、行動や考えが何の障害もなく、自由でのびのびとしているという意味があります。悟りを開くことの意味を知って実践している人物は、物欲や性欲、その他あらゆる通俗的な欲求から解放されるので、これらが縛りになりません。

どんな状況や時代であっても、しがらみや流行にとらわれることなく、自由な立ち位置で行動し、考え、正しいことを発言できるメリットがあります。

2.生老病死の苦しみから解放される


人生というのは、生まれる苦しみ、老いることの苦しみ、病気にかかることの苦しみ、死ぬことの苦しみなど、次から次に苦しみが襲ってくるものです。いわゆる生老病死です。

この苦しみは、やはり生きることや世間と自分を比べたり、もっともっとと望んだりする欲望への執着から生み出されているものです。悟りを開くことの意味を知り実践している人は、これらの素になる全ての人生における執着を解き放って心が自由になっています。なので、これらに思い煩わされることはなく、心はいつも軽いのです。

3.食費が最低限に抑えられる



悟りを開くことの意味を知り実践している人物は、あらゆる欲望や欲求の縛り、つまり執着を断ち切って解放されています。そのため、食事も非常にシンプルであり、必要最低限の生命維持のための食事が取れれば満足だと考えます。

ですから、食事に大金を使うようなこともありませんし、食材を余るほど買うこともありません。必要以上の食欲が無いからです。そこから毎月の食費が最低限に抑えられるというメリットがあります。

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