「ファンデ混ぜチーク」「決め打ちハイライター」など、立体的でこなれ感のあるベースメイクのやり方。お仕事メイクをアップデートしよう!!

「肌と眉、古くなってない?」お仕事メイクをアップデート!
品行方正で無難なだけのメイクはもう卒業! 幼げな印象は脱ぎ捨てて、女らしく&大人っぽい“お仕事モードFACE”を手に入れましょ♪
2020春、どっちのメイクで仕事しますか?
正解はこっち! 立体こなれ肌×立体やさしげ眉
“仕事できそう“な表情は、肌と眉の立体感&トーンがキモ!
ヘア&メイクアップアーティスト
小田切ヒロさん
「ふたつ並んだ内田理央さんの写真、実は肌と眉以外はまったく同じメイクなんです。でも別人みたいですよね。大きなチェンジポイントは2点。まずは、肌の質感を一辺倒にしないこと。「ツヤ」と「マット」のメリハリをきかせて、女らしさと信頼感を両立させます。次にトーンを落とすこと。抑えめのトーンは落ち着いた印象を、逆に明るいトーンは軽い印象を演出するものと心得て。ファンデはむやみに明るくせず、眉もベースは暗めが掟♪」
ツヤ&血色感は美女顔の生命線。ベースには潤い感とピンクニュアンスを兼ね備えたものを
Aみずみずしいテクスチャーでスキンケア後の保湿感をさらに高める。
ピュア キャンバス プライマー パーフェクティング50㎖¥4200/ローラ メルシエ ジャパン
Bほんのり血色感をほのめかすような、ピンクみを帯びたシェードが◎。
ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ 2N SPF35・PA++¥6000/パルファン・クリスチャン・ディオール
Cつややかな仕上がりを長時間持続。
SHISEIDO シンクロスキン グロー クッションコンパクト ピンクオークル30 SPF23・PA++ レフィル13g¥4500・ケース¥1200/SHISEIDO
Dファンデーションの仕上げ、コンシーラーのなじませ時などに立体形状スポンジが活躍。
スポンジパフ アーティストタッチ(乳化タイプ)119¥850/資生堂
Eツヤ肌と一体化するしっとり質感。白とピンクの2層構造でフェミニンな面差しに。
キャッチライトスティック(ピンク)¥3500/イプサ
Fまるでコントロールカラーのように、透明感と女らしさをさりげなくアップさせる、しゃれ感パープル。
チーキーシークブラッシュ 19¥3000/THREEパーツメイクは、形決め・輪郭づくり・表情&質感コントロールがカギを握る
Gコンシーラーはトラブル隠しとしてだけの存在を超え、表情を司る眉の形づくりまで担わせて! 密着感が頼もしいクリームタイプ。
ミネラルコンシーラーパレット SPF36・PA+++¥4500/エトヴォス
H筆先が短く、狙ったところにブレずに描ける。
ディオール バックステージ アイライナー ブラシ¥3500/パルファン・クリスチャン・ディオール
Iソフトフォーカス効果でふわりとカバー。
アンクル ド ポー オール アワーズ セッティングパウダー ユニバーサル¥6500/イヴ・サンローラン・ボーテ
J均一なカーブを有したボリュームブラシは、粉含み・粉はけともに優秀。
リンパドレナージュパウダーブラシ¥8800/MiMC立体こなれお仕事肌をつくるポイント
知的黄金バランスは「ツヤ:マット=3:7」。ツヤ&血色感を先に仕込んで女らしさを担保してから、パウダーで引き締めて品とメイク持続力をモノに。上のAJのコスメを使用します。
下地は手のひらで温めながら
クッションタイプの場合も指でON
Aのウォーターベース下地を手のひら全体に広げて、顔を両手で押さえるようにしてつける。すると下地が温まり、肌なじみがアップ! ツヤ仕上げのファンデーションはBのリキッドタイプでもCのクッションタイプでもOK。まずは指で肌全体にのせてからDのスポンジでトントンと押さえてなじませる。最後にスポンジの何もつけていない面でフェイスラインをなぞり、ファンデーションを自然にフェードアウトさせてヘルシーなのに色気のある女は“ファンデ混ぜチーク”にお任せ♡
手の甲でファンデとチークを混ぜる!
頬全体にひっそりと溶け込ませる
使用したBorCのファンデーションと、Fのパープルチークを手の甲で混ぜてしっとりとさせてから、薬指でトントンと頬に溶け込ませる。広範囲に入れることで、まるでコントロールカラーのようにひっそり&ジュワッと色づくハイライターはムダ打ちしない! 仕事もメイクも効率よく!
鼻根とサイドのへこんだ部分に3点打ち
狙ったところに軽くつけるには薬指を使い、スライドさせずにトントンと点打ちを。「塗る部分=へこみ部分」と考えて。両目のちょうど中間の鼻の根元と、左右の目頭と鼻骨の中間あたりのへこんだ2カ所に“女優コンシーラー”使いで黙っていてもごきげんに見える女を気取る!
下唇をそいで、クイッと“上げリップ”♡
頬骨と平行にシュッとひと筆書き
Gのコンシーラーパレットの最下部のナチュラルベージュを使用。まず、下唇の口角部分の下側を2㎜ほどそぐようなイメージで、Hのブラシのエッジ部分でスタンプ押しするようにプッシュオン。さらに唇の端を始点に、頬骨と平行にひと筆書きのラインを。終点は黒目の終わりぐらいが目安。その後、Dのスポンジの先でなじませる賢さ宿る7割のマット感は“ポイント見極めパウダー”に委ねよ!
パウダーでマットにするのはココ!
輪郭をマットにすると小顔見え
JのボリュームブラシにIのプレストパウダーを取ったら、フェイスライン、テカりやすいTゾーンと小鼻の側面、油分がたまりやすい眉の中、ヨレやすいまぶたと目の下の逆三角ゾーンや口まわりにさっとかける
♡最新号の試し読み・電子版の購入はこちら♡

取材・原文/浪花真理子 撮影/峠 雄三(モデル) 久々江 満(製品) ヘア&メイク/小田切ヒロ(ラ・ドンナ) モデル/内田理央(モア専属) スタイリスト/中村美保

関連記事