カップル間の金銭感覚の違いでイライラ……。小さなモヤモヤをけんかせずにすり合わせる方法

今回のお悩み「彼氏と小さな金銭感覚が合わなくてイライラ……どう解決すればいい?」



同い年の彼氏がいるのですが、金銭感覚の違いでケンカすることが度々あります。例えば、私は普段の食費に関しては節約志向なのですが、彼はコンビニやチェーン店に頼ることが多いよう。一方、デートで「疲れたからカフェに入らない?」と提案した時に「ムダじゃない?」と返されてムッとしてしまったことが……。こういう小さな価値観の違いをすり合わせることは難しいのでしょうか?(20代後半/事務)



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丁度最近、友人から「私の朝食の300円のパンは却下されたのに、彼氏は高級ヨーグルト飲料をまとめ買いしていてケンカになった」という相談を聞いて、そんな彼氏が友人を大事にできるのか心配で、震えていたさかもとです。



ちょっとした買い物、外食、旅行での宿や遊び方……。お金の使い方ひとつで、自分の価値観を否定されたように感じたり、時に自分が大事にされていないような気にすらなったりしてしまうんですよね。



でももし、あなたが彼と長く付き合いたいと思っている場合、同棲や結婚をしたら価値観の違いがもっとドバドバでてくるので、今回は「価値観をすり合わせる練習」と思って話し合ってみてはどうでしょう



というわけで、今回は「お金の小さな価値観」をすり合わせる際の注意点とポイントを詳しく解説していきます。



■彼氏と価値観の違いについて話し合う時に大事な3つのこと



彼氏と小さな価値観の違いをすり合わせる時に気を付ける際に大事なのは3つだけ。



(1)相手が変わるのを期待しないこと(2)あなたの気持ちと、どうしたいかを伝えること(3)割り切る選択も視野に入れること



価値観の話をする時、気が重いのは揉めたくないからですよね。理想は「相手にこっちに合わせて変わってもらうこと」ですが、相手って自分の思い通りにはいかないもの



こちらの価値観を押しつける伝え方をしてしまうと、大体ケンカになるか、相手の不満が増えるだけです。それは避けたいですよね。



着目すべきは「相手が変わるのを期待しない」で、イライラやもめ事をどう減らすか、なんです。



その際に大事なのが「自分の気持ちやどうしたいかを伝えること」「割り切る選択も視野に入れること」になります。詳しく説明していきますね。



◇(1)相手が変わるのを期待しないこと



こちらとしては、「察して、理解して、相手に変わってほしい」のが本音。でも、人って、期待するから落胆するし、思い通りに変わってくれないから悲しくなるんです。



だから、「相手に変化を求めるのをやめる」だけでも精神的に楽になれます。



そのうえで、「私の気持ち」を伝えていきましょう。上手に伝えることで、彼氏はあなたの価値観をはじめて理解できるようになるはずです。



伝えてすぐに行動は変わらなくても、彼の中に新しい「価値観」が芽生えるので、伝えることであなたへの理解は深まり、彼との心の距離は変わります。



うまく伝えるためにも、察してもらおうとするのではなく、相手に伝わりやすい「良い伝え方」を実践していきましょう。



◇(2)あなたの気持ちと、どうしたいかを伝えること



男性には、「あなたの気持ち」+「どうしたいか」を具体的に伝えると理解してくれやすくなります。



例えば「デートで一緒にいる特別な時間を楽しみたいから、日常では少しずつ節約をしている」とあなたの考えや気持ちを伝えてみてください。あなたがカフェにお金を使う時の印象も変わるはずです。



また、彼がコンビニやチェーン店を使うのが気になる場合、Instagramのレシピ動画などを見て、お互い作り合ってみるなど、お家ごはんに誘導してみるのはどうでしょう。



一人だとめんどうくさい料理でも、一緒にやれば楽しいし美味しいし、節約になる。そう思うことが出来れば「ありだな」と彼にも新しい価値観がうまれるかもしれません。



きちんと話し合い、一緒に行動してみてもしっくりこない場合、改めて価値観が合わないと気づくこともあります。でも、あなたの意見を伝え、相手の話も聞き、お互いを知ることができた点は、無駄ではありません



◇(3)割り切る選択も視野に入れること



自分の考えや気持ちをちゃんと伝えても、相手が同じ価値観を持ってくれない。それはカップルでも、結婚をしたとしても、多々あります。



デートで「疲れたからカフェに入らない?」と提案した時、自分の価値観を伝えても彼が「ムダじゃない?」と感じる場合、彼には「ちょっとカフェでゆっくりする」文化が無いのです。



すてきなカフェに一緒に入っても、「こんなに高いの?」「早く出たい」オーラを出されたらゆっくりできませんよね。



私も、「年下の彼に普段と違う世界を見せてあげたい」と、良いお寿司屋さんに連れて行った時、お寿司よりも周りのお客さんの服装や持ち物、挙動ばかり見ていて「この空間の良さや寿司の味が分からんやつと来ても無意味」と全額出しながら悟ったことがあります。



そこにある価値を感じられない人と過ごす空間ほど、しんどいものはありません。



なので、気持ちを伝えた上で、理解してもらえなさそうであれば、「カフェでゆっくりするのは友人と過ごす時間にしよう」と割り切るのもひとつの手です。



■行動を合わせることだけが「価値観のすり合わせ」ではない



私は、彼と一緒に楽しめる部分を楽しみ、共有できない部分は理解し合った上で割り切り、干渉しないという選択をすることも「価値観のすり合わせ」だと思っています。



今回の「普段は節約、お出かけの時は楽しく使う」派と「普段の生活こそお金で解決する」派の価値観に関しても、すり合わせて理解し合える価値観もあるし、理解できない価値観もあるはずです。



恋人だけど、他人だから価値観が「違う」のは当たり前。その上で、お互いを尊重することもできるようになれば、二人はより長く一緒にいられると思います。



■価値観のすり合わせを重ねて良き理解者になろう



小さなお金の価値観の違いについて話すことは、普段は見えにくいお互いの価値観について理解するチャンスです。



違和感を覚えても、なんとなく面倒くさくて対話を避けてすごしてしまう人も多いと思いますが、そのままでは、違和感の溝がいつの間にか修復できないほど深くなってしまいます。



付き合っていく上でも、結婚を視野に入れた時もついてくる、お金やさまざまな価値観の差。それは出てきて当たり前なんです。



伝え方や、話し方の工夫や、自分が割り切るという方法を知っていれば、ケンカを回避しつつ、お互いの関係を深める良いきっかけになり得ます。



価値観の違いを見つけたときは、「いいチャンス」と思ってぜひ、話し合ってみてくださいね。



令和のマネーハック83



価値観の違いは話し合いをさぼらずに「関係を深める良いチャンス」と捉えて。時には割り切ることも「価値観のすり合わせ」!



(文・さかもとみき、イラスト・itabamoe)



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