京都最古の禅寺!紅葉の名所で知られる京都「建仁寺」

境内には著名な芸術家による作品が多く展示されていて、日本庭園である枯山水庭園など多くの見どころがあります。
京都五山でも知られる建仁寺ですが、京都の紅葉の名所としても大変有名です。
秋の時期に京都へ旅行する機会があれば、建仁寺に参拝してみましょう!
目次
- 建仁寺の歴史
- 建仁寺の境内
- 境内の美しい紅葉!
- 建仁寺へのアクセス
建仁寺の歴史

建仁寺は鎌倉時代の1202年(建仁二年)に建立され、寺名は当時の建仁という年号が由来です。開山は栄西禅師(ようさいぜんじ)、開基は源頼家です。
栄西禅師は日本に禅を伝えた人物であり、喫茶を普及させた「茶祖」としても知られています。建仁寺は創建後に火災などで荒廃した時期もありましたが、1258年に境内が復興されて禅も大いに栄えました。室町時代には京都五山が制定され、建仁寺は京都五山・第三位に格付けされています。
境内には国宝や重要文化財などがあり、多くの見どころがある寺院です。
建仁寺の境内
境内には「勅使門」、「西門」そして「北門」と呼ばれる門があり、勅使門から入った場合には境内の手前に「山門」、「法堂(はっとう)」、「方丈」があります。境内にあるどの建造物も大きくて迫力満点です!法堂にはご本尊である釈迦如来坐像が祀られていて、天井一面には小泉淳作画伯による見事な双龍が描かれています。方丈は重要文化財に指定されていて、1599年に現在の広島にある安国寺より移築されました。方丈には俵屋宗達作の「風神雷神図屛風」や複製された海北友松作の「雲龍図」など数多くの作品が展示されていて、作品を観賞しているだけで時間があっという間に過ぎてしまいます!

方丈から眺める広大な「枯山水庭園」も素晴らしく、庭園を眺めていると心が静まり穏やかな気持ちになれます。

その他、小書院の前には「〇△□乃庭」と呼ばれる小さな庭園があり、三つの図形は宇宙の根源的な形態を表現しています。
境内の美しい紅葉!
建仁寺は京都最古の禅寺であり京都でも人気がある寺院ですが、一年の中で最も美しい時期と言えば紅葉の時期です。境内の樹木が赤色や黄色に色付き、京都でも紅葉の名所として知られています。
境内の紅葉を観賞しながらゆっくり過ごし、贅沢な時間を過ごしてみましょう。京都の紅葉と言えば清水寺や嵐山などが有名ですが、建仁寺の紅葉も見応えがあるので秋の時期には訪れてみたいですね。

建仁寺の周辺には清水寺や八坂神社など有名な神社仏閣がいくつもあり、清水寺へと続く産寧坂には土産屋さんが軒を連ねています。
京都観光では神社仏閣は外せませんね!京都の紅葉は全国でも有名なので、秋に訪れる機会があれば是非建仁寺への観光をおすすめします!
建仁寺へのアクセス
◆建仁寺の所在地〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路四条下る小松町
◆電話番号
075-561-6363
◆交通アクセス
【電車】京阪本線 祇園四条駅より徒歩10分
◆ご本尊:釈迦如来
Lily /ライター