じわじわ増えてる”占いジプシー”になりがちな女子の特徴

最初は軽い気持ちだったんだと思います。ところが、そこで不安になるような文言が書かれていた……「そんなはずはない!」と思って、また別の占いをやってみるとまたしても納得のいかない結果に。不安はみるみる増殖され、納得できるまで占う「占いジプシー」に。しかも、気が付けば多額の占い費用を払っていた、ということにもなりかねません! 占いジプシーになる前に。またなってしまった時の脱出方法を教えます!

目次

女性が占いに求めるモノ


占いが好きな女性の多くは、いくつもの不安を抱えています。そしてたいていの場合、自分の中で答えが出ているんですね。「彼氏とケンカをした」という現実があり、「もう終わりにするべきか、もう一回だけやり直してみようか」と悩みます。でも心の奥底に、あなたはやり直したい気持ちがすでに起きている。でもそれを切り出すだけの勇気がないために、占いを活用するわけです。

女性というのは理路整然としたデータによる回答よりも、共感や心の支え、親身になってくれる相手を求める傾向にあります。しかもそれが星や天体の動き、カードやお告げといった神秘的な形ほど、感化されやすいんですね。「運命」という言葉に弱いのも、見えないモノに引き寄せられることが、ロマンティックだから。その点、男性は根拠のないことを丸々信じるようなことは少ないのです。だから占い好きは女性が多いのでしょう。

陥りやすいパターン


あなたは、彼氏とケンカをしたけれどやり直したいと思っています。その気持ちを支えてくれる助言欲しさに、なんとなく占ってみます。すると、「別れたほうがいい」という真逆の診断結果。あなたはきっと混乱するでしょう。「そんなことできない!」「彼を失ってしまう!」と、占いを繰り返すことに。同じ占いを何度も行う場合だけでなく、別の占いサイトへ行って試してみることもあるはず。とにかく、「やり直すべき」という、答えが出るまで必死になって占いをし続けるのです。

ようやくその答えを出してくれた占いに当たり、あなたは落ち着くでしょう。そしてやり直す勇気をもらいます。ここで彼との関係がうまくいったとしても、「あの占いのおかげだわ」と占いに依存する道。もしうまくいかなければ、「あの占いが悪いのよ」と責任転嫁。そしてさらに現状を改善しようと占います。すべて占いの責任に出来るのは何とも楽。だからどんな行動も、「一旦占ってから決めよう」と、行動の指針にし始めるのです。

すでにあなたは予備軍かも


占いジプシーになりつつあると、端的に浪費が増えます。完全にハマってしまうと何百万というお金を遣ってしまうのだとか。もしもあなたがジプシーかもしれないという不安を抱えているなら、占い関連にかけるお金を、計算してみましょう。占断料やアプリの購入、課金システムへの登録。さらにはパワーストーンなどの購入。「幸せを手に入れるためなら!」と思って金銭感覚がマヒしているかもしれません。その金額を友人に告げてみましょう。「それはおかしい」「やめたほうがいい」と言われたら、危険信号です。

また、いい結果が出ているにもかかわらず、それが本当かどうかを確かめるために、もう一回占うとか別サイトで占うということをしていませんか?いい結果が出ても不安を抱えているのですから、さらに危険!あなたが占い結果に安心できる時間が、どんどん少なくなっています。アル中や薬物中毒の人の禁断症状と一緒で、片時も手放せなくなります。

もしもなってしまったら


とにかく自覚することが大事です。占いにかけたお金や、購入したものを把握するのは、自覚への近道。抜けたいのに抜けられないという気持ちがあるなら、大きな一歩を踏み出せます。そして、心理カウンセラーなどプロに相談してみましょう。人に決めてもらう人生ではなく、自分で決める人生が本来の生きかた。この人たちは、そのためにあなたが目を逸らしていることと、対峙させてくれるはずです。

簡単に占いをやめるのは、熱中している趣味をやめるようなもの。アプリの削除、会員になっているものは退会し、少しずつでも目の前から減らしていきましょう。占いジプシーになって、悲惨な毎日を送ってしまった体験談などを読み込むのもおススメです。何より、占いに頼らずに済むよう不安を解消するのが一番。そのためにもカウンセラーや友人、先輩などに相談する勇気を持ってください。
(鈴木ナナ)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
関西在住のフリーライター。お酒と食べ歩き、人間観察が好き。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味。食べログ京都マスター。日本最大級の京都グルメインスタアカウント「KYOTO STYLE」アンバサダー。

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