ねぇどうして泣いているの? 小鳥遊しほの「お悩み相談乗っていいですか?」~恋愛編~

ローリエプレスでコラムを書き始めて1年半。山あり谷ありいろいろ悩みながら文章を書いてきたわけですが、ふと思いました「読者のみなさまはどんなことに悩んでいるのだろう」と。

そこで始まりました新コーナーーーーー!

ねぇどうして泣いているの? 小鳥遊しほの「お悩み相談乗っていいですか?」~恋愛編~の1枚目の画像


募集してみたところ、大量のお悩みが!! やはり誰でも悩みを抱えているのですね!!

さて、今回は『恋愛』に関する相談に乗っていいですか? それぞれ違った悩みを抱えた男女3名へ、小鳥遊なりの愛を。

目次

Q1. 先生に恋をしてしまった


「私は16歳の女子高生です。私の悩みはずばり、『先生に恋をしてしまったこと』です。その先生は部活の顧問であり、授業も担当していただいています。すごく優しくおもしろく気軽に話しかけてくださるし、生徒の中で一番話しやすいとも言ってくださいました。ただ大切な方だからこそ、先生のご迷惑になることは私自身したくないです。私はどうしたらいいでしょう。しほちゃん助けてください!(clear*さん/16歳 高校生)

A. 恋心は胸に秘めて、良い距離感を……


走り出した恋心を止めることなど誰にもできない、と真剣に思う。恋に年齢も立場も関係ないし、好きってとにかく素敵な感情。その気持ちを抱きしめて、大切に大切に卒業式の日まで育んでください。
先生と生徒の禁断の恋を許してくれる環境は、悲しいかな今の日本には(2次元の中でしか)ありません。苦しい思いをたくさんするとは思うけれど、胸に秘めて良い距離感を保ち続けるのがその恋の最善策のはず。
伝えたい想いもグッとこらえ、一番の生徒でい続けてください。たまに上目遣いなどしてみてください。ちょっとセクシーな部分とか見せてみたりしてください。かわいい女の子になれるよう、一生懸命自分磨きをしてください。恋の通知表がオール5で卒業できるよう、応援しています。

恋は盲目。
恋は盲目。

Q2. 人を好きになれない


「ずっと人を好きになれない気がして怖いです」(まいまいさん/21歳 大学生)

A. あまり考え過ぎずに……恋は突然やってくる!?


たとえば、無人島にひとりぼっちだったら人を好きになることはないわけです。ひとりぼっちでは恋ができないので、そのチャンスがやってこないのです。でも周りに誰かがいる限り、恋のチャンスはあり続けます。好きの気持ちを生ませてくれるのは男の子とは限らないし、禁断の恋になるかもしれない。恋は突然に。あまり考えすぎないのが吉ですよ。

心のフィルターを外してごらん。
心のフィルターを外してごらん。

Q3. 過去の恋愛が忘れられない


「大好きで結婚の約束もしていた彼女と別れて、でもその子のことが忘れられません。ずっと引きずっていてその子以外を好きになれなくて、でも連絡が取れなくて。今の状態から少しでも前進したいです。新しい恋を始めるためにはどうしたらいいですか?」(ゆたぽっぽさん/21歳 アルバイト)

A. 焦らずゆっくりと前進しよう


覚えたことを忘れるのには時間がかかります。どんなことだってそうなのだから、相手が大切な人ではなおのこと。忘れてから新しい恋をと考えていてはおじいちゃんになってしまうかもしれないので、ひとまず恋以外のことに没頭してみるか、思い切っていろんな子とデートなどして新しいものを見聞きし、記憶の上書きに挑戦してみてください。焦らずゆっくり前進しましょ。もしまた連絡が取れるようになったら、後悔なきようしっかり気持ちを伝えてくださいね!

忘れなくていい。
忘れなくていい。


恋愛って難しいですよね。いくつになっても、何度恋愛を経験しても、新しい恋には毎回初心者になってしまうものです。泣いたり笑ったり、自分が自分じゃなくなったような気持ちになったり。恋は感情の振り幅を広げてくれる、心が成長するためのお薬かもしれない。とってもツラい恋愛をしても、その反対にとっても楽しい恋愛があるはずって信じたいな。恐れず前に進みたいな。


悩みがあるってとっても人間的なこと。どんどん悩んで泣いて笑いましょう。ご相談いつでもお待ちしております。(応募フォームはこちら
(小鳥遊しほ)

この記事を書いたライター

小鳥遊しほ
イラストレーター兼コラムニスト。豊富な肩書きを活かし、料理や恋愛などのイラストコラムを連載中。 KADOKAWAより書籍「くまっているのはボクなのに。一問一頭 」河出書房新社より書籍「こまりくまブック」出版している。

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