寒暖差で肌荒れが加速中!? 美容家 岡本静香がリアルに実践する「うるおいケア」
寒い日が続き、いよいよ本格的なお肌の乾燥シーズンが到来しました。加湿器を導入しはじめたという方も多いのではないでしょうか?
近年は、湿度の差のみならず、気温の差、つまり“寒暖差”が肌荒れの大きな要因のひとつになっているともいわれています。そこで重要になるのが、寒暖差のダメージからお肌を守ること。
今回は、美容家の岡本静香さんが実践している“うるおいケア”をご紹介します。さまざまな美容メディアのベストコスメ審査員も務め、美肌を作るためのアドバイスに定評のある岡本さんの寒暖差スキンケアテクニックとは……?
1:寒い季節は湿度のみならず寒暖差も意識する
岡本さんは、天気予報を必ずサイトでチェックして、湿度が低い日は特に加湿器の湿度を上げるなど、調整するようにしているそう。加湿器は空気清浄もできるものを使用し、冬は湿度70%に設定。
「湿度だけでなく、急激な気温差でも、肌のカスパーゼ14という成分が減少してしまい、肌のキメが乱れ、肌自体の持つ天然保湿成分の産生も妨げられてしまうので、気温も意識しています。肌の状態も体調も気候に大きく左右されるので、その日の気候は強く意識します」
まずは毎日の気候や湿度をチェックすることからはじめたいですね。
2:お風呂上りはタオルドライの「前に」全身オイル保湿を心掛ける
お風呂から出たあとは、急速に肌が乾燥して冷えてしまうので、時間を置いてしまうとリカバーのためにたくさん保湿をしなくてはならなくなります。
そこで岡本さんがおすすめするのは、タオルで水滴を拭いた後、さらにちょっと落ち着いてボディオイルを塗ること。ボディオイルも、体の部位ごとに使い分けると面倒になってしまって習慣化しづらいので、お気に入りのオールマイティなオイルをひとつ決めて、それを全身に使うようにしているそう。ヘアにもつけられるものを選べば、全身を一気にケアすることも可能ですよ。
気温の低い洗面所で過ごすと、寒暖差の肌ダメージが大きくなってしまうので、かかとなどの細部は寝る前などに温かい部屋で塗るのもおすすめだそう。
3:温めながらのスキンケアで寒暖差からガードする
岡本さんがスキンケアをするうえで意識しているのが、「血流、リンパ液などを“めぐらせること”」。そのために、“温めながら”の保湿を心掛けているそう。
お風呂上りの洗面所は、温かいお風呂のなかよりも気温が下がり、寒暖差が出てしまいます。そのため、極端な寒暖差で肌にストレスをかけないよう、洗面所にヒーターを置いているそうですよ。
ちなみに、洗面所でスキンケアに取り掛かるときは、まずスチーマーで温かいスチームを当てるのだそう。スチーマーがなくても、ホットタオルを使うのでもいいでしょう。スチームをあてながら、導入美容液、化粧水まで塗るのがおすすめです。
もしくは、スキンケアを洗面所でなく温かい部屋で行うようにすると、寒暖差をガードできますよ。
4:寒暖差対策アイテムを日常に取り入れる
(1)乾燥ダメージに対応するスキンケアは?
出典: 資生堂
岡本さんが寒暖差対策としておすすめするのが、乾燥ダメージに対応する美容液。
通常使用している化粧水・乳液・クリームのケアの前に、dプログラムの『カンダンバリアエッセンス』を使用し、スキンケアの土台作りをしているそう。dプログラムの『カンダンバリアエッセンス』は、愛用している化粧水・乳液を変える必要がなく、化粧水・乳液がよりなじみやすい状態へと導いてくれるのだとか。
敏感肌の方でも使用しやすいシリーズなので、どんな肌質でも使いやすいですね。
【商品詳細】資生堂『d プログラム カンダンバリアエッセンス』/ 3,300円(税込)
(2)マスクによる寒暖差対策は?
出典: PLAZA
マスク必須の今年の冬は、マスクによる寒暖差の対策も必要ですよね。
マスクを着けている時は高くなっているマスク内の温度や湿度は、マスクを外すと急激に下がってしまいます。寒い季節は外気の気温や湿度が低いことから、この差がより顕著になるので要注意。
岡本さんによると、dプログラムの『カンダンバリアエッセンス』を塗ったあとに化粧水、乳液、クリームや日焼け止めを塗った後、ルースパウダーつけるのがおすすめなのだとか。色の薄い(または透明感のある)ルースパウダーなど、マスクにつきにくいパウダーを最後に乗せることで、ベースメイクの色落ちを防ぎやすくなりますし、スキンケアの潤いを閉じ込めることもできるそう。
”マスクニキビ”ができてしまったら、洗顔を控えたりせずむしろ清潔にして、通常よりたっぷり保湿を心がけましょう。食生活の乱れが原因であることも多いので、まずは食生活を見直したり、早い時間に思い切って就寝してしまい、たっぷり睡眠を取ったりするのもおすすめです。
【商品詳細】PLAZA『今治タオルマスク 全5色』/ 1,430円(税込) (※一部店舗のみでの取り扱い)
(3)日常生活で寒暖差を作らないためのテクニックは?
出典: 砂山靴下
寒暖差の激しい季節に悩ましいのが、”足の冷え”。
岡本さんは、タイツを履く前にシルク製の5本指ソックスを履くことで、”足の冷え”解消を目指しているそう。指1本1本を覆うことで、足元から気化熱が奪われて冷えてしまうのを防ぐことができます。さらに、シルクは保湿性に優れているうえかさばらずタイツの下に履いていても外からわからないので、安心して冷え対策ができますね。
また、タートルネックを着るか、首まで覆っていないデザインの服のときにはストールやマフラーで首を温めたり、ロングヘアであれば髪をおろしたりすることもおすすめだそう。「首やデコルテを冷やさないことで、顔にめぐっていく血液やリンパを冷やさないので、顔の肌のくすみや顔のむくみを防ぐことにつながると思います」とのこと。
【商品詳細】 砂山靴下『シルク つま先 五本指ソックス(ベージュ)』/ 770円(税込)
肌荒れの大きな要因のひとつになっているといわれる、“寒暖差”によるダメージ。岡本静香さんのうるおいケアを参考に、寒暖差に負けない美肌を目指して。