若手芸人、舞台俳優…追っかけ女子こそ恋愛の素質あり!?

最近、プロレス好き女子こと「プ女子」が急速に増えてきているのだとか。有名どころのプロレスラーはもちろんですが、なんと事務所ごとに無名の若手プロレスラーを見つけ出し、追っかけをする女子が多くを占めているようです。
 
彼女たちが多くのお金と時間を使ってまで追っかけを続ける理由はなんでしょう? 口をそろえて言うのは、「無名の彼らと触れあいながら、成長する姿を見届けることができるのが嬉しい」という言葉です。これに共感する女性はたくさんいるのではないでしょうか。
 
今回は、女子ならだれもが秘めている「追っかけパワー」を生かし、あえて完璧な男性ではない「ふつうの男子」と満足度の高い恋愛をすることを提案します。

目次

完璧な男性はライバルが多い


そもそも、完璧な男性のことをひそかに狙っている女性は多く、話しかけることすらままならない、という状況も珍しくありません。常に周りはライバルだらけで、こちらに意識を向けさせるのでさえ一苦労でしょう。また、やっとの思いで付き合うことができたとしても、自分より優れている他の女性にとられはしないかと日々不安に襲われるかもしれません。どうにか釣り合う女性になろうと、要らぬ気苦労を重ねてしまうこともしばしば。このように、完成された彼氏を作るのは、厳しいうえにリスクが高いことなのです。

未完成だからこその可能性


また、完成された男性は伸びしろがないぶん、たとえ素敵な人だったとしてもどうしても自分の理想とは離れたところが多くなってしまうでしょう。対して未完成なふつうの男子は、これからどの方向にも伸びていくことのできる将来性があります。はじめは難しいことも多いでしょうが、日々ふれあいながら愛情を注いでいくうちに、あなた好みの男性像へ一歩ずつ近づいていくはずです。努力した分だけ目に見えて成果が表れるふつうの男子との恋愛は、充実度がとても高いことでしょう。

経験が少ないからこそ相手も真剣


そして何よりも、比較的経験の少ないふつうの男子は、ひとつひとつの恋愛に真剣に向き合います。これは、ブレイク前の若手芸能人がファンひとりひとりを大切にする心理と同じです。下手にこなれた対応をされるよりも、不器用ながらじっくりと向き合って大切にしてくれる「ふつうの」彼氏ほどありがたいものはありません。まっすぐでピュアな恋愛を楽しんでみたい人にはぜひともおすすめしたいです。

時間の浪費ではなく「投資」


はじめから理想に沿う男性を見つけ、なおかつ交際までつなげるのはほぼ不可能に近いことです。しかし、完璧な男性ではなくても自分の時間と愛情を「投資」し、一人前になるまで育て上げることはできます。それに費やした時間は決して無駄にはなりません。最後には「わたしが彼氏を育てたんだ」と胸を張って言うことができれば文句なし。きっと「ふつうの男子」だった彼は理想に近い、あなただけの完璧な彼氏になっていることでしょう。
 
いかがでしょうか? 冒頭の「プ女子」以外にも、インディーズバンドや若手芸人、若手舞台俳優……。このようにブレイク前の「会いに行ける芸能人」のファンの中にも、同じ理由で追っかけをしている女性はとても多いもの。女子たちは、「ふつうの男子」が自らの手で磨き上げられ大成する、ある種のシンデレラ・ストーリーに大きな魅力を感じるのです。
 
見た目やトーク力がいまいちパッとしない男性こそ、あらゆる可能性を秘めているダイヤの原石。まずは背伸びしすぎず、身近なところから恋愛を始めてみてはいかがでしょうか。
(五百田達成)

この記事を書いたライター

五百田達成
作家・心理カウンセラー。「男女コミュニケーション」「きょうだい型性格分析」「ことばと伝え方とSNS」をテーマに執筆・講演。35万部を超える「察しない男 説明しない女」シリーズほか著書多数。

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