同棲や結婚に進まない「だらだらカップル」 男性が抱える3つの本音とは

付き合っている彼氏から、待てども暮らせども同棲や結婚に進む話題が出ない……恋愛中の女性に多いお悩みです。お付き合いそのものはそれなりにうまくいっているのに、なかなか次のステップに進まない理由は一体どこにあるのでしょうか?

目次

「正式交際」の次なる目標は!?


人間は常に前進し続ける生き物です。独り身のときは、「兎にも角にも彼氏を作ること!」がゴールですが、そのゴールに辿り着くと、すぐ次の目標が生まれます。関係性を安定させ、愛する彼氏と生活を共にしたい……つまり同棲したいと願うのは、イチ女性としてごく自然な感情です。たゆまぬ努力の結果、同棲に辿り着くと、またすぐ次の目標が生まれます。愛する彼氏と人生を共に歩んでいきたい……つまり結婚ですね。

いま現在、どの段階にいるのかという部分に関しては、人によって個人差があるかと存じます。問題は、いまいる段階から、なかなか次の段階にコマを進められない状況です。これが、しょっちゅうケンカが絶えないなど明確な理由があるならまだしも、交際自体は順調なのに、状況だけがびくとも動かないケースが存在します。

男性の本音1「またイチから恋愛するのが面倒」


交際歴3年のA君(35歳・技術職)の場合、「今カノと別れてイチから恋愛するのが面倒だから、なんとなく交際を続けている」とのこと。どうやらA君にとって、「特定の彼女」という存在は必要なご様子。ですが、今カノに対して「同棲したい」「結婚したい」と思えるほどの熱意は見受けられません。彼女は年上とのことですから、年齢的には結婚を意識する年齢なのでしょうが、別れることなくダラダラ交際を続けるのは、惰性によるものでしょう。

男性の本音2「落ち度のない今カノに別れを切り出しづらい」


交際歴6年のB君(36歳・営業)も、A君と同様に今カノに対して同棲や結婚は考えていないとのこと。彼女側が同棲や結婚を望んでいることは察していますが、結婚の意思がない事実をあえて伏せ、ダラダラ交際を続けるのは、「今カノに、これといった落ち度があるわけでもないのに、こちらから別れを切り出すと、自分が悪者になってしまうのがイヤ」なのだとか。結婚を望む今カノさんの立場を考えると、よっぽど別れてくれたほうがいい気もしますが、B君のように交際期間が長いと、言い出しづらい雰囲気なのでしょう。

男性の本音3「次の彼女が見つかるまでキープ」


交際歴1年半のC君(34歳・SE)は、半年前から水面下で次の彼女探しを始めています。今カノに対しては、一緒にいて楽しいけれども、これ以上の発展性が感じられないのが理由です。「新しい彼女が見つかってから別れようと思い、とりあえず付き合いを続けている」と語ります。いわゆるキープ状態ですね。きっちり別れてから次の彼女を探すという選択肢もあるはずですが、C君にとって今カノは「一緒にいて楽しい」存在ではあるので、いま別れなくてもいいや……という結論に至ったようです。

三人の男性たちの言い分、女性目線では、ずいぶん身勝手に感じますよね。ですが、悲しいかな人間とはそういうものかもしれません。交際中の彼氏と、同棲や結婚に進展しない現状に甘んじている人は、思いきって本音を直撃してみる姿勢も大事といえるでしょう。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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