セーフ?アウト? 知っておいて損はない恋愛に関する法律豆知識

ラブラブなときはいいのですが、ひとたび揉めると男女問題は複雑化していきます。「訴えてやる!」と、訴訟問題へ発展するケースも頻繁。そこで、サクッと恋愛に関連する法律を、学んでおきましょう。

目次

デート代や贈り物は、返さなくて大丈夫?


相手は、必死で身銭を切ったデート代だったのかもしれません。そこまでしたのに、手厳しくフラれたとなれば、多少でも「金返せ」と請求したくなるのはわかります。でも返さなくて大丈夫。これは「贈与契約」といって、お互いの意志で、「あげるね」「もらいます」という契約が成立しているのです。もらったものは、全部あなたのものにして構いません。

携帯の覗き見は×


彼の携帯を勝手に覗き見る人が多いのには、本当に驚かされます。勝手に覗き見ただけで、プライバシーの侵害に当たりますよ。さらに勝手に携帯を操作して、メールサーバーからメールを受信すれば、「不正アクセス禁止法」に抵触。メールを消去したりすれば、他人の権利を侵害したとして罰金が科せられるのです。携帯を勝手に見るのは、「浮気の事実を探りたい」「証拠を押さえたい」、という理由が多いようですね。でも、犯罪者なのはあなた。「浮気をしている彼が悪いのに!」と憤る前に、浮気をされてしまうあなたにも、何か問題はなかったのでしょうか。考えてみましょう。

余談ですが。彼が携帯ゲームばかりで構ってくれないからといって、勝手にゲームのデータを消した場合でも×。たかがゲームと思うかもしれませんが、コツコツキャラクターを成長させてきた労力と、課金をしている人は数万円単位で課金して、ゲームを楽しんでいます。彼にとっては生活の一部。それを奪ってしまえば、訴えられるどころか、ひどい恨みを買うことにもなりかねません。

婚活・恋活でプロフィールを偽った場合


プロフィールは、つい見栄を張って嘘を書いてしまったりする人も多いと思います。でもそのおかげで恋人ができ、交際へ発展。結婚も視野に入ったころ、嘘だったことがバレて破局。嘘をつかれたのが女性だった場合、貴重な適齢期を逃してしまったことで、訴えたくなるかもしれません。
ここで婚約をしていて、「実は年収が、プロフに書かれていた半分しかなかった」と婚約を破棄した場合。その原因は虚偽のプロフだったということで、慰謝料が請求できるとのこと。
プロフを盛ってしまったり、まるで大嘘を書いてしまった場合、大ごとになる前にきちんとカミングアウトしましょう。

DVなどの暴力


DVともなればれっきとした犯罪ですが、恋人同士の関係では成立しないことも。DVはあくまでも結婚しているか、内縁関係にあることで適用されるのだそう。恋人同士の場合は、傷害罪として訴えることができます。暴力沙汰なのですから、犯罪なのは当然。ただ、腹を立てて物を投げつけるとか、女性は特にカッとなるとやってしまいませんか? そこで相手にけがを負わせれば、慰謝料を請求されてしまいます。

同棲中や同棲解消後、持ち物を売ってしまう


ふたりでひとつの部屋に住むなんて、ワクワクドキドキ。新生活のためにどちらも自分の荷物を、持ち寄りますよね。その中には、人にはガラクタに思えても本人には宝物、というものたくさんあるはず。それを「邪魔だから」「センスが悪い」などと言って、自分のモノのように売ってしまうのはいけません。家電が重なって、冷蔵庫が二台、なんてこともあるでしょう。その場合も、どちらを売るのか話し合って決めましょう。

同棲解消後となれば、ますます厄介。別れた彼氏は出ていったまま、なかなか荷物を引き取りに来ません。部屋に置いておくのも気に障るのに、片づけられない……だとしても、持ち主ではないあなたが売却するのは横領罪や窃盗罪に問われるのだとか。面倒ですが、売却はきちんと本人の許可を取ってからにしましょう。あらかじめ実家の住所を聞いておき、出ていったらとっとと送り返してしまうのがいいかも。

普段何気なく直面することもある、こうしたトラブル。でも実際、法律的な観点については意外と知らないことってたくさんありますよね。ただし、これらはあくまでケースバイケース。状況によってはすべてが上記にあてはまるというわけではないのでその点はご注意を。

大抵の場合が、うまくいっている時はさほど問題にならず、関係に陰りが見えた時からが危険。愛情が強いほど、積年の恨みや不満も大きく、「このままでは済まさない」という、気持ちになるのです。後味の悪い思いをする前に、冷静なときにいろいろと対処しておくのが一番。ケンカは、ケンカで終わらせて。
(鈴木ナナ)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
お酒と食べ歩き、人間観察が趣味のフリーライター。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味

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