結婚を決意できない男女が増加中!? 再婚組に学ぶ結婚を"決断"するコツ

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「恋人はいるけど、結婚はどうしようかな……」「別に今すぐ、しなくてもいいんじゃない?」と、結婚の決断を先延ばしにする男女も増えている時代。

今の生活にある程度満足していると、「急いで結婚する理由」はなかなか見つけられないですよね。しかしそうして先延ばしにした結果、“長い春”となって破局してしまったり、婚期を逃してしまったり、ということも。

一度のみならず二度三度と結婚を”決断”したことがある再婚経験者たちに、結婚をキッパリと決意できる理由について尋ねてみました。初婚さんも参考になるヒントが隠れているかも!?

目次

再婚組が、結婚をキッパリ“決断”できる理由


1.“結婚はこんなもの”“完璧なんてありえない”とわかっているから


もっとも多く挙がったのが、この意見。「親には取り柄がない婿だと嫌味を言われますが、今の夫は何より性格がいいし、こんなもんでしょ、と思ってます(笑)」「義親と同居ですが、そのくらいのことは仕方ない、と割り切れたから(決断できたの)かも?」などなど。「結婚には多少の苦労もある」と理解していて、完璧を求めていないからこそ、決断ができる――。結婚に対して理想や夢が膨らみすぎて決断できないでいる人は、再婚組のこの意見、ちょっと参考にしてみるといいかもしれません。

2.“相手や結婚生活に求めているもの”が明確になっているから


「自分が本当に求めている相手像や結婚生活が”明確”になっていること」も、再婚組が結婚を再び決断していける大きな理由のようです。どんな相手が自分に合うのか、具体的にどんな結婚生活がしたいか……を自覚するのは、意外と簡単なことではないですよね。「私はこういうタイプと思ってたけど、全然そうじゃなかった」など、経験して初めてわかることも沢山あるものです。初婚はそれができませんが、”そのつもり”で試すことは可能。付き合う相手ができたときは、その都度「一緒にいる生活」を具体的かつ真剣に想像・擬似体験してみる。自分のことがよくわからないという人、何かと優柔不断で迷いがちな人は、こうした”シミュレーション意識”を常に持っておくのがおすすめです。

3.誰かと暮らした後の“ひとり”は心底堪えるから


ずっと一人暮らしをしていると、慣れてきて「寂しさ」を感じなくなったり、一人のほうが落ち着けるようになってきたりすることもありますよね。しかし、再婚組は一度にぎやかな生活を経験した後にひとりになるため、その“落差”を実感する人も少なくない模様。もともと誰もいなければ特に何も感じませんが、いたものがいなくなると猛烈に寂しくなり、「誰かと一緒にいたい!」という要求が強くなった結果、再婚の決断が早まることも。「一人暮らしに慣れすぎて、結婚生活が遠ざかっているのかもな……」という人は、実家、同棲、シェアハウスなど一時的にでも誰かとの”にぎやかな暮らし”を経験してみると、結婚への起爆剤になるかも!?

4.重要な事を決める“決断力”が身につくから


結婚をためらう人のなかには「責任を背負うのが怖い」という理由を述べる人も少なくありませんが、一度結婚をすると、重大事の決断に”免疫”がついてくることも。結婚は社会的な制度なので、重大事を自分で決断しなくてはならない機会を色々と経験します。そのことで自ずと決断力がついてきて、再び結婚するときにも決断ができやすくなる、という面もあるようです。独身者で「結婚を決めるのがなんとなく怖い」という人も、もしかしたら”慣れ”の問題なのかも。「周りの友達だって決断してるんだから、大丈夫だろう」「重要事を決めることにも、そのうち慣れていくはず」と楽観視してみるのも一案かもしれません。

5.もともと“結婚願望”や“家族を築きたい願望”が強いから


「そもそも結婚願望が強いから、再婚したのかも」「絶対に家族が欲しかったから」という意見もありました。印象的だったのは、1度目にうまくいかなかったからといって、「自分には結婚が向いていない」などと後ろ向きになっていない人が多かったこと。「相手を選び間違えた(笑)」「そういう縁だった」と割り切り、「次の結婚では絶対に幸せになる!」とかたく決意している人たちもいました。現代は多様な生き方がアリになり、「自分が望まないと結婚できない時代」になっていることは確か。当然といえば当然のことではありますが、自分の結婚願望を普段から強く意識しておくことは、決断の際の後押しになるかもしれません。

経験者ならではの“審美眼”から、いいアドバイスをくれることも


今の時代、再婚で幸せになっていく人も少なくないですよね。経験者たちと話してみて感じたのは、“結婚のリアル”を知った上で、改めてパートナーと生きるよさがわかったり、いい関係の築き方を学んだりしていること。理想どおりじゃなくても、多少我慢することがあっても、何度でもしたくなるくらい、結婚には”してみないとわからない魅力”があるのかもしれません。

ちなみに再婚を経て、異性を見極める審美眼が磨かれていく人も少なくないので、恋愛や結婚で迷っている人は、再婚を経験している友達に相談をしてみるのもおすすめです。向いている相手や結婚を決断するコツ、迷いを吹き飛ばす方法など、経験者ならではの有益なアドバイスをくれるかもしれません。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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