彼氏の前で“いい子ぶる”のを卒業する方法 彼にだってダサい部分があるはず

気がつけばいつも彼氏の前で“いい子”になっていて、そういう自分が苦しい……今回は、こういうお悩みにお答えしたいと思います。題して、彼氏の前でいい人になるのを卒業する方法3選! さっそく見ていきましょう。

彼氏の前で“いい子ぶる”のを卒業する方法 彼にだってダサい部分があるはずの3枚目の画像


目次

1. やがて卒業できるので、そのまま我慢しておくといい


たとえば彼氏がかっこよすぎるとか、そういう憧れ的な気持ちで付き合っていると、どうしても彼の前で「いい子」を演じてしまいがちかもしれません。彼に憧れているとか、かっこいい彼氏と付き合っている自分に恋しているとか、そういう状況のときってどうしても背伸びをしちゃって、あげくいい人になってしまうというのは大人の世界でもよくある話です。

こういう関係って、普通はやがて終わりを迎えます。恋の基本は「対等な関係」だからです。あなたが下から上を見上げるかのように接していたのでは、あなたも彼もやがて疲れ果てて別れることになります。憧れって必ず終わりがある感情だからです。別れた時点で「もうこういう恋愛はこりごりだな」と思って、あなたはいい子を卒業することができるかもしれません。

この方法のコツは?


彼氏のことが好きなのであれば、無理にいい子を卒業しようと思わないことです。卒業は向こうから勝手にやってきます。あなたが恋に恋しなくなったときとか、彼氏に対する憧れが薄らいだときに、卒業証書は向こうから勝手にやってきます。今大切なのはちゃんと「いい子」をやって、心身を疲れさせておくことです。

彼氏の前で“いい子ぶる”のを卒業する方法 彼にだってダサい部分があるはずの4枚目の画像


2. 自分のために彼氏と別れる選択を!


彼氏の前でいい子になってしまう自分が本当にイヤなのであれば、別れるという方法もあります。あなたが彼の前でいい子になってしまうというのは、彼があなたに「いい子であること」を暗に強制している可能性もあるわけです。

人間関係って「関係」というくらいだから、片方が「わたしはいい子は演じない!」と決めてしまえば、相手だって「ああそうか、わかった」と納得するか、あくまでいい子と付き合いたいから別れるか、いずれかの選択を迫られることになります。

この方法のコツは?


たとえば大人の恋の終わり方の1つのパターンとして、「あなたのことをこれ以上好きになったら、わたしの頭が(生活が)おかしくなっちゃうから、好きだけど別れる」というのがあります。「わたしの頭が(生活が)おかしくなる」というのは、彼のことが好きすぎて自分が自分ではなくなってしまいそう、つまり「いい子を演じるばかりのわたしになりそう」ということです。

大人はこういうふうに、自分の現在や未来をちゃんと客観視して彼とお別れすることができます。が、若いとそこまで自分のことを客観視できないから悩むのかもしれません。彼の前で本来の自分(自分が自分らしいと思える自分)になれないのであれば、理屈抜きに別れるといいかもしれません。

3. 彼氏ともっと仲良くしてみる


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彼氏のことが本当に好きで、彼の前でいい子ぶってしまう自分もそう悪くないと思いつつ、でもいい子を演じるのは気持ちが苦しいというのであれば、彼氏ともっと仲良くなってみては? つまり、彼の「いろんな顔」を知るといいということです。

思っている以上に、彼にも人間臭いところがあるはず


たとえば酔っぱらったら粗相をしちゃうとか、自分の部屋では超だらしないとか、みんな人間ですからなにか“ダサい”ところをもっているものです。そういうダサい顔って、もっと仲良くならないと見えてこないと思います。
彼氏のことが男として好きというのもけっこうですが、彼の人となりを見つめるうちに、彼もあなたもお互いにいわゆる“素”をスッと出せるようになるのでは?

この方法のコツは?


彼氏との話題を広げてみるといいかもしれません。相手の素が見えてこないケースって、会話のネタが少ないときだったりもするからです。彼は普段どんな仕事をしているのか、その仕事をどんなふうにやっているのか、家族はどんな人なのか、彼はどんな高校生だったのか? などなど、いろんな話をする中で、徐々に彼の人となりが見えてくるのではないかと思います。

(C) LAURIER PRESS
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若い頃のある特殊な時期の恋愛って、とにかく好きな人の前でいい子を演じちゃうものだと思います。それは本文にも書いたように、恋に恋しちゃっているからなのかもしれません。あるいは彼に対するあこがれが強すぎるからなのかもしれない。

でもそれはそれでいいと思うんです。そういう時期を経験して、やがて「自分にとってちょうどいい自分」で恋愛できるようになるのです。
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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