便利グッズ、ちゃんと使えてる?使い方を「間違えやすい」掃除道具&収納グッズ
普段よく使う収納や掃除グッズですが、間違った使い方に気づかず使い続けているケースがあります。
今回は、整理収納アドバイザーのnonさんが長年使い方を間違えていたという2つのグッズとそれらの正しい使い方を教えていただきました。
1:メラミンスポンジ
洗剤を使わなくても、水をつけてこするだけで頑固な汚れがみるみる落ちるとっても便利なメラミンスポンジ。筆者も日々のお掃除に気軽に使っていましたが、パッケージの注意事項を確認してみると、使ってはいけない場所がけっこうありました。
出典: GATTA
例えばお風呂の浴槽。筆者は頑固なカルキ汚れを落とすために使い続けていたところ、細かい傷がたくさんついて、逆に光沢がなくなってしまいました。ほかにも人工大理石の洗面台やキッチンのカウンタートップにも使っていましたが使わない方がいいそうです。
これまでよく調べずに使っていたので、あらためて”使っていい場所”と”使ってはいけない場所”をまとめてみました。
メラミンスポンジを使っていい場所*1
・シンク(光沢のないステンレス)
・鏡(くもり止めなどの特殊加工されていないもの)
・ホーロー(コーティング加工されていないもの)
・光沢のないプラスチック
・ガラス
・タイル
・陶磁器
メラミンスポンジを使ってはいけない場所*1
・シンク(光沢のあるステンレス)
・浴槽(樹脂素材)
・鏡(くもり止めなどコーティング加工されているもの)
・洗面台(人工大理石)
・光沢のあるプラスチック
・アクリル板
・漆器
思い込みで使用している人も多いと思いますが、間違った使い方をすると細かい傷がついて逆に汚れが取れなくなることも。要注意です。
2:突っ張り棒
突っ張り棒がうまく設置できずにときどき落ちくることにストレスを感じていた筆者。SNSで耐震ジェルシートを使って突っ張り棒を落ちにくくする裏技を見つけて試してみました。
使用したのは、100均で購入した耐震ジェルシートです。
出典: GATTA
2種類のジェルシートを試してみました。写真右の小さい方は取り付けさえ困難な上にすぐに落下してしまいました。写真左の大きい方はなんとか取り付けられましたが、普段耐えられている重みには耐えられませんでした。
出典: GATTA
突っ張り棒の平安伸銅工業 社長 竹内香予子さんの解説によると
突っ張り棒の強度を高めるために、間に何か挟まれる方がいますが、これは逆効果です。突っ張り棒は壁と突っ張り棒のキャップの摩擦力が最大になるように設計されています。間に何か挟むと、かえって摩擦力が落ちて滑り落ちやすくなります。*2
実は突っ張り棒に耐震マットは逆効果だったのです。
突っ張り棒を落ちにくくする3つのポイント*3
・凸凹のない面に取り付ける
・水平に取り付ける
・耐荷重を守る
バネ式突っ張り棒の正しい取り付け方
出典: GATTA
筆者もそうでしたが、多くの方が上の写真のように突っ張りたい場所の幅より短めにして、伸ばしながら取り付けていると思いますがこれは間違いです。
出典: GATTA
出典: GATTA
意外と知られていないようですが、バネ式の突っ張り棒は中にバネが入っている構造なので押すと少し短くなります。突っ張りたい場所の幅より少しだけ長めに伸ばして、押し縮めながら取り付けるのが正しい*3そうです。
メラミンスポンジや突っ張り棒は多くのご家庭で使われているグッズですが意外に間違った使い方をしている人が多いです。正しく使うことでより便利で快適になること間違いなしです。
【参考】*1 激落ちくん® / レック株式会社*3 ツッパリ嬢 見参。 / 平安伸銅工業株式会社
【引用元】*2 ツッパリ嬢 見参。 / 平安伸銅工業株式会社