全部同じ色はダメだった…!垢抜けるための「眉メイク」チェックリスト
メイクの中でもなかなか悩みが尽きないのが眉メイク。洗練されたスタイリッシュな眉は、多くの女性の憧れですよね。
そんな眉に近づけるために、なんだか「私の眉垢抜けないな」と感じたときに確認したい、3つのポイントをメイクアップアーティストの小笠原彩さんに教えていただきました!
チェックポイント1:色と濃淡
自分の眉メイクが、「なんだかしっくりこない」、「垢抜けない」と感じるときに確認していただきたいのは眉の色。眉の色味は見た目の印象を大きく変えるため、とても大切です。
とくに色味という観点で大切なのは次の2つ。
・自眉との色味バランス
・眉自体の濃淡
まず地毛との色味のバランスですが、どうしても眉が自眉の色味よりも極端に明るすぎたり、濃すぎたりするとなんだか野暮ったいイメージに見えがち。理想は自眉と近しい色、もしくはワントーン明るいくらいがベストです。
今一度使っている眉コスメが自眉の色味と合っているのか確認をしてみてください。
そして、眉自体の色味の濃淡もとても大切です。実は、眉頭から眉尻にかけて均一の色味で仕上げるのはあまりおすすめではありません。理想は、眉頭から眉尻にかけてグラデーションができている状態。きれいにグラデーションがかけられた眉は洗練された印象に見えやすくなります。
ポイントは、眉山を起点に、眉頭側は少し淡く、眉中間~眉山にかけては少し濃く、眉尻にかけて、また淡く消えていくように濃淡をしっかりつけること。
例えば、パレットの淡い色味を眉頭~眉中間まで、濃い色味を眉中間~眉山、眉尻にかけて、眉尻の最後の部分は段々と消えていくように伸ばしていく、などと色味を使い分けると簡単にグラデーションができますよ。
チェックポイント2:フレーム
次に意識したいのは眉のフレーム。眉の形は流行もあるので、シーズン毎のトレンドをチェックしていく必要がありますが、NGなのはフレームがきちんと成立していない眉。
例えば、眉の中央の自眉がまだらな状態の場合、きちんとフレームを作るように描き足さないと、なんだか雑な眉に見えてしまったり、垢抜けない眉に見えてしまいます。
まずはどんな形にするにしても、必ず穴が開いていないかどうか、きちんと眉のフレームができている状態か、を今一度確認しましょう。
チェックポイント3:手順
最後に意外とあなどれないのが手順。手順に決まりはないので、描きやすい方法が決まっていれば問題はないですが、仕上がりのバランスが取りづらくなる描き方というのはあります。
チェックリスト1で紹介した通り、眉は濃淡をつけて描くことが理想的ですが、先に眉頭から描き始めてしまうと、”どのくらいの濃さで仕上げたら眉山~眉尻より薄く仕上げられるか”がわかりづらくなるんです。その結果、思っていた以上に濃い眉の仕上がりになってしまったり、グラデーションにならなかったりする可能性も……。
先に濃く仕上げる部分から描き始め、バランスを見ながら淡く仕上げる部分を調整した方が描きやすくなります。もし色味が足りなければ足していけばいいので、引くよりも簡単です。
「なぜかグラデーションが決まらない」、「のっぺりとした仕上がりになってしまう」そんな方は、一度手順を見直してみることもおすすめです。
このような点を改めて意識をして眉を描いていくと、とてもスタイリッシュでバランスの取れた眉に見えやすくなります。
「なんだか垢抜けないな」と感じるときは、ぜひチェックしてみてください。
【画像】node、Ushico、a.otsuka、Pangaea / PIXTA(ピクスタ)