マスクでできた「口あごニキビ」…急な肌荒れ時にプロがやっていること
世間では外出するときにマスクをするのが当たり前になっています。しかし、マスクをするようになって、今までニキビなんてあまり気にしたことがなかったのに“口あごニキビ”に悩み始めているという声も。あまりにニキビがひどくて人前ではマスクがはずせない!という人も意外と少なくないようです。
そこで今回は美肌研究家の杉本由美さんに、マスクによる“口あごニキビ”に悩まされないために、意識的に行っているというスキンケアを教えていただきました。
帰宅後は「秒でクレンジング」
まず帰宅をしたらマスクをすぐに外してクレンジングを始めます。マスクを長時間つけているそのマスク下ではムレによる雑菌の繁殖や、過剰な皮脂が毛穴に詰まるなどの心配があります。だからこそいち早く肌を清潔な状態にすべく、帰宅後は”秒で”クレンジング。肌を擦ったりせずにやさしく洗うことを意識しています。
コットンパックでうるおい不足をリセット
クレンジングにより肌を清潔な状態にしたら、スキンケアアイテムを使って保湿をしていきます。口元やあごなど、マスクをつけることでニキビができてしまいやすいところは、ムレにより角質層のうるおいが失われているためデリケート。そのためほかの部分より刺激をあたえないように、しっかり保湿することを意識します。
そこで使えるテクニックが”コットンパック”なのです。まだニキビができていないのなら、いつも使用している化粧水をコットンに含ませて肌にのせ、コットンが乾く前にはずしましょう。
ただし、ニキビがすでにできてしまっているという場合は、シンプルに保湿ができる化粧水をセレクトします。美容成分が豊富に含まれていると、肌にもよいイメージがありますが、肌が荒れているときは別。美容成分がかえって刺激になってしまう場合もあるので、シンプルな保湿だけのケアがおすすめです。
マスクが原因のニキビに悩まないために
毎日、そして長時間マスクをつけている状態は、どうしても肌が荒れてしまう要因になってしまいます。大人になると、できてしまったニキビを治すまでに時間がかかってしまうため、防ぐケアこそが重要なカギ。マスクをつけていても適度に風通しをよくして、長時間ムレた状態をなるべくつくらないことが大切です。また、ムレにより出てしまった余計な皮脂はこまめにティッシュオフするなど、できる限り肌を清潔な状態で保ちましょう。
マスクをつけることによってできてしまう“口あごニキビ”は、未然に防ぐこと、さらにはアフターケアによって長引かせないことが重要です。気温が高く、どうしてもムレてしまいがちな今こそ、日々のケアを見直してみる必要があります。ぜひ参考にしてみてください。
【画像】Ushico、JADE / PIXTA(ピクスタ)