実は簡単にできた!? ショートヘアを「プロ級にスタイリングする」コツ6選
美容院でスタイリングが理想のショートヘアやボブスタイルにしてもらったものの、次の日には毛先がハネて直らない!なんて経験ありませんか?
実は、髪の乾かし方やブローの仕方のコツを知るだけで、ヘアスタイルがグッと整えやすく良くなるんです。そこで今回は、美容師のみなさんに教えてもらった自宅でもできる簡単なショートヘアのスタイリング術をまとめて紹介します。
1:「朝リセット」で前髪を濡らす
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朝起きた後、はじめに行うべきは髪を濡らす“朝リセット”。
寝ていた髪のまま、スタイリングすることはまず不可能です。根元が潰れ、毛先にも寝癖がかなり付いていると思います。
まず、髪全体を濡らして根元から髪をふんわり起こす形でドライヤーを当てて、1度リセットしてください。
時間がかかるように思えますが、その後のスタイリングを効率的に行うためにはこの方法がおすすめ。シャワーで濡らさなくても、寝癖直しスプレーや霧吹きなどでも大丈夫です。
2:頭頂部には「高さ」をつける
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出典: GATTA
ショートスタイルのスタイリングで1番大切なポイントは頭頂部です。一般的な日本人の骨格は頭頂部が凹んでいてハチが張ってしまっているので、少しバランスの悪い形をしています。
しかし、頭頂部のみ根元にコテを当てて立ち上げると、骨格矯正が叶うんだとか。分け目付近の髪を薄く引き出して、コテをあてるのがポイントです。くれぐれも火傷だけには気をつけて。
最後にスタイリング剤で形を整えれば完成です。
3:「根元からブロー」してふんわり乾かす
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朝起きてから寝ぐせやうねりだけに注目して、そのポイントだけを押さえながらブローをしていませんか? 無理に押さえても、寝ぐせ・うねりは直りません。
とくに、ショートヘアは寝ぐせやうねりを直したいときは、髪を濡らしてブローしていきましょう。
乾かすときは分け目がつかないように、根元をしっかり立ち上げるようにドライヤーで髪を乾かします。このとき、後ろから前に乾かすとスタイリングがしやすくなります。
ぺたんこになりやすい方は自分が思っている以上にボリュームを出すイメージで乾かしてみて。
時間が経てば、嫌でもトップのボリュームは落ちてくるので、あとでスタイリングするときもボリュームがある程度あった方が扱いやすいんだとか。
また、朝のスタイリング時だけでなくお風呂上りのブローも根本を立ち上げながら乾かすと、練習にもなり、朝のスタイリングの時短にも結びつくそうですよ。
4:アイロンで「しの字」に毛先をカールさせる
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毛先カールは初心者でも簡単にできて、毛先を柔らかく見せたり、流したりするときにおすすめです。
中間から毛先にかけてアイロンを滑らせて、“しの字”を意識して毛先を丸めます。
中間から髪に対して真っ直ぐ挟んだら90度を目安に手首を返すように毛先にかけて力をかけずに滑らせてください。
ボリュームはそこまで出ませんが、シルエットを壊すリスクも少なく、空気感とツヤ感の両方をスタイリングで楽しめます。
5:「毛束を分けて」前髪をふんわりカールさせる
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前髪をふんわりさせたカールにしたいときには、髪の毛の中間からアイロンを通して“Cの字”と“しの字”の間くらいの感覚でカールさせるのがおすすめです。
前髪を持ち上げてカールさせる方とボリュームが出て、自然に下に落ちている状態でカールさせる方とボリュームが控えめになります。なりたいスタイルに合わせて調整してみてください。
一気に髪を持って巻くのではなく、いくつかに分けてから、細めの束で巻くと失敗しにくいそうですよ!
6:スタイリング剤は「下から持ち上げる」ようにつける
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スタイリング剤は手のひらだけで伸ばす方が多いですが、”指の間”にもしっかり伸ばすのがポイント。
つけるときは必ず下から髪をもちあげるようにします。もみあげや襟足は根元付近からつけてもOK。もみあげ、耳周りの毛にしっかり根元から剤がついていることで耳かけもしやすくなります。指の間を使ってしっかり馴染ませましょう。
それから、手に残ったスタイリング剤をトップにつけます。このとき、トップの根元にはスタイリング剤をつけないように注意。
毛先がパサついていると全体的に乾燥し痛んで見えてしまうので、全体の毛先は特にしっかりめに馴染ませるのがいいそうですよ。
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あとは手ぐしで毛流れを作ってあげるだけ! このとき、トップにだけ潰れないようにホールドスプレーをふってあげるとフォルムがきれいにキープされます。
全体ふってしまうとパリパリになり、その後のスタイルチェンジもしにくくなるので気をつけて。前から見ても横から見ても“ひし形”のシルエットになるようにするのが美フォルムのポイントです。
今回は、ショートヘアのスタイリングを自宅で簡単にできる方法を紹介しました。髪のトップから毛先までにしっかりと気を配ることで安定したスタイリングができるようになります。
また、スタイリングが上手くいくと理想のヘアアレンジも楽しめるようになるはず。どれも簡単なので、ぜひ明日から試してみてはいかがでしょうか。
※ こちらの記事はGATTAの過去掲載記事をもとに作成しています。
【画像】※hanack / PIXTA(ピクスタ)