脱・ぺたんこ髪!髪のボリュームアップを叶える「ドライヤーのかけ方」
上手なスタイリングのポイントは、いかにスタイリング前のベースをしっかりつくれるかどうか。つまりドライヤーを上手に使いこなせるかがカギです。ドライヤーの正しい使い方を知ることで、毎日のスタイリングを簡単にするだけでなく、ふんわりした立体的なスタイリングを楽しむこともできます。
そこで今回は美容師の野澤琢眞さんに、今日から見直したい髪のボリュームアップを叶えるドライヤーのかけ方を教えてもらいました。脱・ぺたんこ髪を目指しましょう!
ドライヤーをかける前にすること
朝起きた際、ドライヤーをかける前に必ず髪を濡らすようにしてください。ドライヤーは乾いた髪にあてても意味がありません。
濡れた髪に熱をあてることで変形し、スタイリングしやすくなります。
1:毛流れに逆らって根本を乾かす
髪の立ち上がりをつくるためには、根元までしっかりと濡らして根元を乾かすことが大切です。このとき毛流れとは逆にドライヤーの熱をあてることが大切。
人によって毛流れは異なります。特に頭頂部の髪はつむじの関係で毛流れが人によってさまざまです。自分の毛流れを把握して、毛流れとは逆方向にドライヤーをすることで、髪の立ち上がりをつくることができます。
ただ、毛流れの逆方向だけに熱をあて続けると、まとまりの悪い不自然なクセがついてしまうことも。ある程度根元が立ち上がったら、毛流れの方向にもドライヤーをあてて自然に仕上げることも忘れないようにしましょう。
2:冷風をうまく使う
基本的にドライヤーは熱風をあてることで、髪のクセや立ち上がりをつくることができます。ですが、熱風をあて続けるとオーバードライになり、髪ダメージの原因になってしまう可能性も。
ある程度髪が乾いた時点で冷風にシフトし、髪の温度を下げてオーバードライになるのを防ぎましょう。熱した後に冷ますことで、髪の変化を固定することができるので、うまく使えばスタイリングの長持ちにもつながります!
3:ブラシやカーラーをポイント使いする
ドライヤーはハンドドライをメインで行いますが、ブラシやカーラーを特にボリュームのほしい頭頂部に使うことで、さらにふんわりとした髪の立ち上がりをつくることができます。
ある程度乾いた髪にロールブラシやカーラーを巻いて、その上からドライヤーの熱風と冷風を順番にあててみてください。外してみると根元の立ち上がりが倍増しているはず! 髪の細い方や特にボリュームが出しにくい方はぜひ試してみて。
今回ご紹介した方法でドライヤーを使用すると、すてきなスタイリングに仕上がる“ベースづくり”が叶います。できるだけ髪にダメージを与えないよう気をつけながら、理想のスタイルを手に入れましょう!
【画像】※Eri、mits、Graphs / PIXTA(ピクスタ)