イマイチだな…には理由があった!プロに聞く「垢抜け眉」から遠のくNGな描き方7つ
よくネットやSNSで見かける”眉メイクの方法”。真似をしてみるものの「やっぱり上手に描けない……」と、眉メイクに対して苦手意識を拭うことができない方も多いのではないでしょうか。
もしかすると眉メイクをするときに無意識にやってしまっている描き方が原因かも!?
そこで今回は、メイクアップアーティストの小笠原彩さんに聞いた、垢抜け眉から遠のくNGな眉の描き方をご紹介します。
NG1 :眉尻の自眉が整っていない
出典: GATTA
ナチュラルな眉はとてもすてきですが、あまりに自眉がボサボサだとどうしても垢抜けない印象に。
眉尻や眉下をしっかりと整えておくと一気に垢抜けた印象につながります。まずは、適度に自眉を整えましょう。
NG2:ペンシルだけで仕上げる
出典: ペイレスイメージズ1(モデル) / PIXTA(ピクスタ)
一つのアイテムだけで眉を仕上げてしまうことは、やりがちなNGパターンです。眉を自然に仕上げたくても、アイブロウペンシルだけで仕上げてしまうと濃淡やぼかしなどができないので、のっぺりとした眉に見えやすくなります。また、しっかりと持ちのいい眉にしたい場合も、パウダーだけで仕上げてしまうと、どうしても落ちやすくなってしまうことも。
大切なのはそれぞれの特性を捉えて、理想の眉に近づくためにご自身の眉の状態に必要なアイテムをきちんと取り入れること! 自分の眉タイプ別に、眉コスメのアイテムをしっかいり使い分けましょう。
NG3:自分の眉の形に合わせて描いてしまう
こちらはとても多い例かと思います。もちろん、左右の眉のバランスが完全に一致している方は、ご自身の眉に合わせて描いてしまってもNGにはなりませんが、左右の眉が完全に一致している方はそう多くありません。
大抵の方は筋肉のつき方や眉の生え方が左右完全に一致しているわけではないので、ご自身の眉の形に合わせて描いてしまうと左右非対称に仕上がってしまうのです。
NG4:眉頭から描く
出典: GATTA
眉頭から描き始めることもNGな描き方のひとつ。たかが描く手順と思いきや、意外と重要なポイントなのです。
眉頭はしっかりと描くのではなく、馴染ませながらだんだん肌に馴染むように消していくもの。そうすることで自然な眉に見せることができるのです。図のように描き始めてしまうと、とても力強い眉に見えてしまいます。最初に塗布した箇所が一番濃くしっかりと色が出てしまうので気をつけましょう。
NG5:均一の濃さで描く
出典: GATTA
多くの方が眉メイクでやりがちなのが、濃淡やグラデーションをつけず、しっかりと均一に描いてしまうこと。このように描いてしまうとのっぺりとした、いかにも描きました!という眉になってしまいあまり自然に見えません。
この図を参考に、濃淡をつけて描いてあげるととても自然な眉に仕上げられます。きれいな眉を描くポイントは眉山を一番濃く、眉尻、眉頭に消えていくように濃淡をつけることです。参考にしてくださいね。
NG6:眉頭の入り位置が合っていない
バランスの良い眉メイクを目指すために重要なのが、“眉頭の位置”。並行眉をつくるために、眉頭の位置をいつもより上に持ってきたり、並行気味に書いたり……と、高さを変えるのはいいのですが、眉頭の入り位置も変える際には注意が必要!
基本的に眉頭の始まりの位置は“自分の顔のバランス”と合わせないと、見え方に違和感を覚えてしまいやすいです。
基本の眉頭の入りの位置は、目頭の延長線上の位置。これよりも内側に入ってしまいすぎたり、外側に書きすぎたりしていないかを今一度確認してみましょう。
NG7:眉山の位置が内側すぎる
バランスを左右するもう一つのポイントは“眉山の位置”。眉山の基本のバランスは、黒目の外側から目尻あたりまでの間につくること。
なので、黒目から少し外側に描いていても、目尻付近までに描いていれば問題はありませんが、眉山が内側すぎると、目のバランスと合いづらくなります。眉が変に三角に見えたり、目の形の印象まで変わって見えたりしまうことも……!
眉山の位置が内側に入りすぎていないかも、しっかり確認していきましょう。
毎日無意識のうちにやっていたことが、実は「NGな描き方だった……」ということも。毎日の習慣を定期的に見直してみるのも大切ですね!
※ こちらの記事はGATTAの過去掲載記事をもとに作成しています。
【画像】※ペイレスイメージズ1(モデル)、FastSlow 、a.otsuka / PIXTA(ピクスタ)