配線むき出しになってない?センスのいい人に聞いた「生活感を隠す」部屋づくりのコツ

玄関、リビング、キッチン。映画や雑誌に出てくるのはどこを見ても生活感のない洗練された部屋。「引っ越したばかりのときはあんなにきれいだったのに……」と、時が経つにつれ隠せない生活感にうんざりしている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、『GATTA』のインテリアライターのみなさんに聞いた生活感を隠す部屋作りのコツをご紹介します。収納方法や配置、インテリアを少し工夫をするだけで、生活感を隠す部屋作りができるんです。


目次

1:玄関


■玄関を「モノの置き場所」にしない


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お客様はもちろん、帰宅した家族にも、インテリアの第一印象に関わる玄関”。玄関は、”モノの置き場所”にしないことが大切です。

たとえば、ゴルフバッグやレジャー用品など、日常的に使わないもモノを玄関の空いている床面に置きっぱなしにしないこと。

また、日常的に使う靴や傘なども、使うたびに家族が片付けやすい収納にしましょう。扉裏を利用したり、引っ掛けたりする収納法ならワンアクションで片付けやすいですね。

そうして床面に置いてあるモノを徹底的に少なくするだけで生活感は一掃されます。

さらにアロマグッズやグリーンをプラスすれば、第一印象がワンランクアップしますね。



2:洗面所


■直置きするモノを少なくする


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インテリア小物のディスプレイと同じく、いくつか数量のあるモノはズラリと直に並べるよりも、台の上やトレーに乗せるなどして、高さやまとまりをつけると緊張感がでます。

歯ブラシや歯磨き粉やコップ、ハンドソープやティッシュペーパー、さらにはよく使う化粧品……など、収納してしまうと乾燥できなかったり使いづらかったりする出しっ放しのモノは、トレーやちょっとした台に乗せてみましょう。

それだけで、だらしない印象がピリッと引き締まりますよ。


■グッズに統一感をだす


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必ず出しっ放しになってしまうモノは、素材や色味を統一すれば、スッキリとした統一感がでます。

例えば、素材をアクリルやステンレスに統一したり、カラーをホワイトに統一したりするだけで、目に入る情報が少なくなりゴチャつきは軽減します。


■気になる部分を隠す


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こちらは、IKEA(イケア)の『ヴァリエラシリーズのボックス ホワイト』。

つるんとした素材で掃除がしやすく、真っ白なカラーで中身のごちゃつきを隠してくれる人気の収納ボックスです。トイレのお掃除シートやサニタリー用品などの収まりが良いサイズなのも、トイレの収納におすすめなポイントです。

持ち運びしやすい形状なので、掃除道具などを収納すれば、ひとまとめに取り出せるのも快適。


■収納量をアップさせる


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このように収納内の側面に”受け”になるような小さな板を貼り付けて、L字型の板を乗せれば、ごちゃついた中身も見えずスッキリ。たったこれだけで、ボックスの中身を隠してくれます。

上のスペースも利用できるようになり、収納量もアップしますね。



3:リビング


■見せたくないモノに視線が向かないようにする


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部屋には、どうしても見せたくない生活感溢れる場所がつきものですね。

見せたくないモノを見せないためには、空間をデザインするときに設定する“目を引く箇所”、インテリア用語では“フォーカルポイント”と呼ばれる概念が重要です。

たとえば、リビングの入り口の目の前がキッチンの水まわりだと、汚れやすいシンク部分はもちろん、ダストボックスなどがリビングを入った途端に目の前に現れてしまいがち。


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そこで、リビングに入ってすぐにキッチンへと視線が向くことがないように”カーテンを全開に開けた窓”という“フォーカルポイント”を活用することで見せたくない、モノに視線を向かせないようにします。


■異質なモノの存在感を薄くする


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また、どうしてもおしゃれな素材感だけではまとめることができないのがインテリアの難しいところ。アンティーク調の家具で整えても、どうしてもテレビなど電子機器の唐突な違和感は排除することはできないモノです。

そんなときは、リビングのシンボルツリー的な大きなグリーンなどをテレビのそばに設置すると、“フォーカルポイント”を活用することができます。


■ファイルボックスを使って配線を隠す


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せっかくインテリアにこだわったお部屋も、整っていないプラグやケーブルが丸見えでは生活感が出てしまいますよね。

ファイルボックスは収納アイテムとして愛用者の多いですが、アイデア次第でコンセントまわりをすっきり見せてくれます。

大きさのあるファイルボックスなら、かさばるルーターなどの機器類をすっぽり隠すことが可能。存在感のあるルーターを隠せば、お部屋の生活感をグンと減らすことができますね。



4:キッチン


■冷蔵庫には何も貼らない


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お知らせなどのプリントが貼られた冷蔵庫は、生活感を出してしまうアイテムNo.1。

冷蔵庫は目につきやすいため、お知らせのプリントを貼るのに便利ではありますが、プリントが貼られた冷蔵庫とすっきり何も貼られていない冷蔵庫では、受ける印象は雲泥の差。

お知らせのプリントは別の場所に管理するスペースを作り、冷蔵庫をすっきりさせるだけでかなりの生活感がなくなるはずです。

どうしてもプリントを貼らなければいけない場合は、正面は避け側面に貼ることで、少しは生活感が隠せますね。


■一時置きスペースをつくる


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すっきりしたキッチンを保つためには、キッチンでの出しっぱなしを防ぐことが大切です。

キッチンのモノが出しっぱなしにならないためには、それぞれのモノに収納の定位置を準備しましょう。きちんと決まった収納場所があれば、使ったあとも元に戻すことを習慣にできます。

しかし、それぞれのモノの収納場所が決まっていても、キッチンにはイレギュラーにやってくるモノが多いのも事実。いただき物やお買い得品をまとめ買いして収納しきれなくなってしまい、それらが出しっぱなしになってしまうことも多いはずです。

そんなときのために、一時的にイレギュラーなモノを置けるスペースを確保しておくと、出しっぱなしになることを防げ、生活感を隠すことができますね。



5:ワークスペース


■電源コードを隠す


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充電器やら照明やらのために、必ず必要になるのが電源コード。でも、そのまま見えっぱなしでは生活感丸出しで恥ずかしいですよね。

洋書は厚みがあるので隠すのにぴったり。さらにディスプレイとしてもおしゃれです。洋書がなければブック型の収納ケースやおしゃれなバインダーも使えますよ




今回は、生活感を隠す部屋作りのコツをご紹介しました。始められそうなことから、ぜひ取り入れてみてくださいね!



※ こちらの記事はGATTAの過去掲載記事をもとに作成しています。

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