美容師3人に聞いた!お風呂上がりに忘れずやりたい「ヘアケアルーティン」

髪の“パサつき”や“静電気”。冬を越えればおさまると思いきや、春は紫外線や強い風など髪にダメージを与えかねない要素がたくさん。ヘアケア対策には気を抜けません。

難しく感じるセルフケアも、少しの工夫を取り入れるだけで理想の髪に近づくことができるはず。

そこで今回は、お風呂上がりにやりたい“ヘアケアルーティン”をご紹介します。ツヤ髪を目指して、今日からでも取り入れてみてくださいね!


目次

1:寝ている間にダメージケア!? お風呂上がりに仕込むべきこと


『Luccica PARIS(ルチア パリ)』美容師の野澤琢眞さんによると、自宅でのヘアケアで1番大切な時間はお風呂上がり。適切なヘアケアをしてより状態のよいヘアスタイルをキープしていきましょう。

お風呂上がりに仕込んで、寝ている間にダメージケアをしてあげましょう!


■タオルドライ後の頭皮ケア


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出典: cba / PIXTA(ピクスタ)

お風呂あがりにまずしていただきたいのがしっかりとしたタオルドライです。髪が濡れた状態は髪にとってよくありません。なるべく早く乾かせるようにしっかりとタオルドライをしてください。

そのあとは頭皮ケアを行います。頭皮にスキャルプエッセンスなどの育毛剤を塗布し、馴染ませながら頭皮を動かすようにマッサージをしてください。髪は頭皮から生えてきます。普段から頭皮の状態をよくして、健やかな髪が育つ環境を整えておきましょう。


■アウトバストリートメントとドライヤー


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出典: its / PIXTA(ピクスタ)

そのあと流さないタイプのトリートメントを髪の毛先を中心にしっかりと塗布してからドライヤーをします。毛先のダメージを修復するためには洗い流さないトリートメントで、しっかりと髪の内部ケアをすることが重要。ミストタイプやクリームタイプのトリートメントは髪の内部に浸透しやすいのでおすすめです。

乾かすときはドライヤーを必ず使用してください。ドライヤーの熱を加えることでトリートメントが浸透しやすく、ダメージ補修効果UPが期待できます。ドライヤーは根元が立ち上がるようにふんわりと乾かしたあと、表面のキューティクルを整えるように毛流れに沿って風を当てましょう。見た目も手触りもきれいに整えることができますよ。最後は冷風を当ててクールダウンさせるとより手触りがよくなります。



2:高級アイテムはいらない!? ツヤ髪を導く「ヘアケア習慣」


ツヤのある美髪に憧れるけど、サロントリートメントや高級なヘアケアアイテムを使わないと叶わないと思っていませんか? 実はいつものセルフケアの方法を少し変えるだけでも、理想の髪に近づくことができるそう。

『Rue Dor(リュドール)栄』美容師菊池紗希さんによると、髪の毛にツヤのなさ、カサカサを実感してからヘアケアをするのでは手遅れな場合も……! 今のケアがこれからの髪質をキープするためにも重要です。毎日のケアを怠らず、習慣化していきましょう。


■トリートメントは「くし」でなじませる


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出典: GrandJete / PIXTA(ピクスタ)

ドライヤーの熱から髪の毛を守るために、アウトバス(乾かす前のトリートメント)が大切。

でも、手で髪につけると、すべてに行き届かない場合も。そんなときは、くしで髪を整えるようになじませると、きれいに均一になじみます。


■自分に合ったヘアケアを見つけ、継続してケアする


洗い流さないトリートメントには、たくさんの種類があります。髪質やなりたいイメージによって、使うものを変えるようにしていきましょう!

例えば、髪の毛の化粧水といわれる“ヘアミスト”。

・お風呂上がり、髪の毛を乾かすまでに時間がかかる・とにかくベタベタしたくない

そんな方は、ヘアミストとの相性抜群。髪の毛の中にスッと栄養が入り、ベタつかない霧状で出てくるので、つける作業も簡単です。

どのアイテムを使えばいいのかは美容師に相談し、継続して毎晩つけていくことを心がけていきましょう。



3:カラーやパーマのキープを目指す!お風呂上がりのおすすめヘアケア


美容室でキレイにしてもらった髪。せっかくならカラーやパーマの持ち、トリートメントの効果などをなるべくキープさせたいですよね。

『i+toe(イト)』美容師の森下優也さんによると、習慣化しているタオルドライなどの基本的なヘアケアを振り返ることも大切だそう。少し工夫をするだけで、いつもより効果的なヘアケアが期待できるかもしれません。


■タオルドライはこすらず押さえる


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出典: Maryna Pleshkun/Shutterstock

お風呂上がりには、髪の水気を取りますよね。お風呂場で髪をしぼってからバスタオルで拭くと思うのですが、ここで気を付けておかなければならないことがあります。

それは、“濡れた髪は摩擦に弱く、タオルでも傷付く”ということ。水分を含んでいる状態の髪はキューティクルが開いている状態。なので、摩擦による物理的ダメージを与えないように、髪をバスタオルで押さえたり優しく叩いたりして、なるべくこすらず水気を切りましょう。

特に毛先は気を付けましょう。地肌はしっかりこすっても大丈夫ですよ!


■スキャルプブラシで地肌をケア


タオルで拭いたあとは、髪をとかすついでにスキャルプブラシで頭皮ケアをするのがおすすめ。ブラシの先端が地肌を通ることで頭皮が刺激されます。頭皮の化粧水感覚で、育毛剤も一緒に使うのもよいでしょう。

オールバックにするようにおでこの生え際からブラシを入れ、襟足へ向けてときましょう。




ほんの些細なことでも、毎日続けることできっとツヤ髪を導くことができるはず。できることから始めてみましょう!



※ こちらの記事はGATTAの過去掲載記事をもとに作成しています。

【画像】※cba、its、GrandJete / PIXTA(ピクスタ)  Maryna Pleshkun / Shutterstock

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