いきなり描き始めるのはNG!? メイクのプロが必ずする「眉メイク前」の裏技2つ
「なんだか眉にうまく色味がのらない」「眉ペンシルがきれいに描きづらい」と感じたことはありませんか? その原因の一つに、眉の下準備が整っていない場合があります。
「さあ眉を描こう」と描き始める前に、まずは眉を整えることが必要! きちんと下準備をしてから描き始めるだけで、その後の描き方が今までと同じでも眉の仕上がりがグッと変わってきます。
そこで今回はメイクアップアーティストの小笠原彩さんに、意外と知らない眉メイク前の裏技を教えてもらいました。
裏技1:お肌の状態を整える
まず眉に色味を載せる前に確認したいのが、眉付近のお肌の状態。
よく見受けられるNGパターンは、スキンケアやファンデーションの溜まりをそのままにして眉を描き始めようとすること。お肌の状態が整っていない状態で描き始めると、眉に色味がのりづらいだけでなく、落ちやすくなります。
ポイントは眉を描き始める前に、綿棒などで毛流れにあわせてしっかり拭き取ってあげること。眉毛の毛量が多い方や長さがある場合は、軽く眉に逆らって拭き取った後、表面を拭くと色味がのりやすくなります。
その後軽くパウダーを筆に取って馴染ませると、より描きやすくなりますよ。パウダーものせすぎると、ペンシルの色味がのらなくなってしまうので、量には注意してださいね。
裏技2:毛流れを整える
次に行いたい下準備は、眉の毛流れを根本から整えること。
ここでは”根本”から整えるように意識することが大切です。眉が短い、少ない場合は問題ありませんが、毛の長さがある場合、根本からきちんと整えずに表面だけを整えてしまうと、毛の溜まりができてしまい、お肌に色味がのりづらくなってしまいます。
意外と毛の表面だけを整えてから描き始める方も多いので、毛流れを整えるときは眉の”根本”に注意しましょう。根本から毛流れを整えるためには、スクリューブラシなど眉毛用のブラシを使い、整えていきます。
ここからは実際の整え方をチェックしていきましょう!
STEP1:毛に逆らってブラシを動かし、根本から眉毛を起こしていく
このときのポイントは眉尻から眉頭に向かうにつれて、ブラシの角度を変えていくこと。眉頭まで眉尻同様の角度にとかしてしまうと、根本までブラシが届きづらく、きれいに根本から眉毛を起こすことができません。
図を参考に、段々と角度を変えるよう意識しましょう。
STEP2:根本から起こした眉毛を正しい位置に整えていく
まずは眉頭から、図のように少し上に向けてとかしていき、そのまま段々と横になるようにとかしていきます。このようにとかすことで眉がきれいに整い、その後の眉を描く工程がとてもラクに。
そして、根本からきれいに整った眉の毛流れにあわせて、間を埋めるようにペンシルで足したりパウダーを足したりしていくと、簡単にきれいな眉に仕上げることができます。
描き始める前に、眉の下準備を整えることで断然描きやすくなるはず。「なんかイマイチぱっとしないな」と悩んでいたら、ぜひ一度試してみてください。
【画像】※a.otsuka、プラナ / PIXTA(ピクスタ)