化粧水と美容液、乳液の順番は?プロに聞いた「美肌スキンケアルーティン」
スキンケアアイテムは種類がたくさんありすぎて、一体どの順番で使用するのが正解なのかわからない……となんとなくスキンケアをしてしまっていませんか? せっかくなら正しく使って、より効果的なスキンケアを実現させたいところ。
そこで今回は美肌研究家の杉本由美さんに、杉本さん自身が行っているスキンケアの順番と、効率よくお肌にアプローチするコツを教えてもらいました。
STEP1:不足している水分を補い整える「化粧水」
ブランドによっては化粧水の前に使用するアイテムを設けている場合もありますが、一般的に洗顔後は化粧水で不足している水分を補い、整える手順が基本となります。
化粧水のつけ方はコットン、手のひらなど人によってさまざま。筆者のおすすめは、化粧水を手のひらにとりなじませ、両手で包み込むようにしてハンドプレスをする方法。手のひらになじませ、体温を使うことで、効率よく化粧水を角質層まで届けることへの期待できます。
そして忘れてはいけないポイントは、洗顔後なるべく早く化粧水で保湿をすること。洗顔をしてから化粧水で保湿するまでに時間を空ければ空けるほど、お肌は乾燥しやすくなることを忘れないでくださいね。
STEP2:不足している栄養を与える「美容液」
出典: pearlinheart / PIXTA(ピクスタ)
化粧水でお肌を整えたら、次に不足している栄養を与えるため美容液を使います。
ここでは目指している理想のお肌になるために必要な成分が配合されている美容液をセレクトするのがおすすめです。シミが気になる人は美白ケアができるもの、シワやたるみが気になる人はエイジングケアができるもの、といった感じで合わせて選ぶといいでしょう。
美容液をつけるときも、必要な栄養がお肌にしっかり届くようにハンドプレスをするのがおすすめ。とはいえ、擦りこむなどしてお肌に刺激となるつけ方は避けましょう。
STEP3:うるおいや栄養を閉じ込めて逃がさない「乳液&クリーム」
化粧水でうるおいを、美容液でお肌に必要な栄養を与えたら、スキンケアの仕上げに進んでいきましょう。
スキンケアの仕上げは、与えたうるおいや栄養を閉じ込めて逃がさないようにフタをすること。その仕上げのアイテムとして使われるのが乳液やクリームといった油分が含まれているタイプのものです。
乳液とクリームの違いは含まれている水分と油分の割合。乳液のほうが水分多く、クリームのほうが油分多い割合となっています。お肌の状態に合わせて、メイク前の仕上げには乳液を使用し、ナイトケアにはクリームといった使い方もおすすめです。
お肌の乾燥が気になる場合は、乳液を使用した後にクリームをつけるといったダブル使いがおすすめ。乾燥していたお肌が翌朝までしっとり感が持続するはずですよ。
スキンケアアイテムはさまざまな種類がありますが、筆者はあくまでシンプルなスキンケア。しかしシンプルだからこそ、ひとつひとつを丁寧にすることを大切にしています。必要なものだけを必要なところに届けることこそ、素肌の美しさを引き出す秘訣。数年後のお肌のことを考え、シンプルで丁寧なスキンケアを続けてみてはいかがですか?
【画像】※ふじよ、pearlinheart、kouta / PIXTA(ピクスタ)