失敗しない衣替え!服が溢れない&取り出しやすい「クローゼット収納」のポイント
暖かく過ごしやすい春のような日が多くなりましたね。厚手のコートの出番が少なくなり、来シーズンに向けて衣替えをしようと考えている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、衣替え前に知っておきたいクローゼット収納を成功させるためのポイントをご紹介します。服が溢れて取り出しにくいと悩んでいる方は、この機会に整理整頓していきましょう!
その1:8つの基準で衣類を手放す
出典: GATTA
新しい季節になると新しい服が欲しくなりますよね。でも、新しい服を買い足す前に今持っている衣類が本当に必要なのかどうか見直すことも大切。
■今シーズン着なかった
まずは今シーズン着なかった理由を考えてみてください。もし忘れていたならその服はなくても大丈夫だということです。
今シーズンは着なかったけど、来シーズン着る予定があるなら残しておきましょう。
■サイズが合わない
サイズが合わないけど「痩せたら着たいな……」と思うなら今すぐダイエット。自然に痩せることはなかなかありません。ダイエットする気持ちがないなら、潔く手放しましょう。
■着心地が悪い
着ていると皮膚がかゆくなったり、体のどこかが締め付けられたりする服は自然に着なくなることが多いです。高いからと我慢して着続けられるのは買った直後だけですよ。
■現在のライフスタイルに合っていない
子育てが終わってから着ようと思っている服はありませんか? 子育てが終わるのは3年後?5年後?10年後……!?
子育てが終わったとき、そのときの自分にぴったりな好きな服を買って、今は手放すことをおすすめします。
■すぐには着られない
襟元が黄ばんでいたり、シミが付いていたり、いつか洗濯しようと思っていたならすぐに洗濯しましょう。
ボタンが取れている、毛玉が付いている、裾上げが必要ならすぐにお直ししましょう。
本当に必要で大切なら、もう洗濯もお直しもできているはず。忙しかったから……と言うなら、期限を決めてそれまでに洗濯やお直しをしましょう。それまでにできなかったら、そこまでの熱量がなかったと潔く手放してもいいかもしれません。
■値札やタグが付いたまま
タグを切るのが面倒くさかったのなら、今すぐタグを取って近日中に着てください。
着る予定がないなら、タグを取らずにフリマアプリやリサイクルショップで売れるかもしれません。
■着てみて「なんか違う…」と他の服に着替えた
着たのに脱いだ行動には理由があるはずです。そういう服は日を改めて着てみても、たいていは同じことになりますよ。
■○○さんに見られたら恥ずかしい
「この服を着て知り合いに会いたくないな……」そんな日に限って一番見られたくない人にバッタリ会うものです。
見られて恥ずかしい服を着て、1日過ごすなんてもったいない。自分のテンションを下げることにもなりますよ。
その2:シューズの量を見直す
出典: GATTA
靴も、冬用のブーツなどは洋服の衣替えのタイミングで見直したいもの。
また、洋服同様に、この冬一度も履かなかった靴をピックアップするのが入れ替え前のポイントです。
残すと決めた靴のなかでかかとが減っているものや傷があるものは、しまい込む前に修理などのメンテナンスをする、というのもポイントだと思います。
次のシーズンに履くときに気持ちよく履けるようにするため、お気に入りの靴でも傷みがひどい場合は今シーズン限りにしたり、修理に出してきれいな状態でしまうようにしたりすると来年の自分がラクになります。
その3:来シーズンも着ることを想定して洋服を保管する
出典: Africa Studio / Shutterstock
■クリーニングに出した洋服の保管方法
ホームクリーニング不可のものはクリーニング店にお任せし、持ち帰った後は、ビニールのカバーを外して保管しましょう。
クリーニング店で被せて返されるビニールのカバーは、一見すると汚れやホコリを避けるために便利そうではありますが、これは保管のためのものではありません。ビニールのカバーを被せたままにすることで、湿気がこもりやすくなり、カビが生える原因になることや変色の原因になることがあります。
保管に際してカバーが必要と感じる場合には、不織布や防虫カバーを使用しましょう。
■家でお手入れできる服の保管方法
ホームクリーニング可能な服は、洗濯表示をきちんとチェックし、丁寧な扱いを心がけましょう。
ニットは、手洗いでも洗濯機を使用する場合でも、必ずぴったりサイズのネットとおしゃれ着用の洗剤を使用します。そしてハンガーを使わず、日陰で平干しするのがキレイを保つコツです。平干しをするための便利グッズは、100円ショップでも購入可能ですので、持っていると便利かもしれません。ニット以外のトップスも、襟やそでの汚れをしっかり落とし、アイロンをかけてから保管しましょう。
小さな一手間を惜しまないことで服は長持ちし、また次のシーズンも気持ちよく着ることができますね。
その4:「好きかどうか」と「着ているかどうか」で仕分ける
出典: GATTA
こちらは整理収納アドバイザーの七尾亜紀子さんのお宅の服。秋冬のニットやカットソーなどのトップスを分けた例になります。
右上から時計回りに、
・好きで着ている服・好きじゃないけど着ている服・好きじゃないし着ていない服・好きだけど着ていない服
という仕分けだそう。
“好きじゃないし着ていない服”は、真っ先に処分を検討すべきカテゴリなので、もしこのゾーンの服が多かった方は要注意。
また“好きだけど着ていない服”も、現在のライフスタイルに合っていない服になっている可能性があるため、一度袖を通してみて本当に残すべきか考えましょう。
その5:定位置確保で「入れ替えるだけ収納」をする
出典: GATTA
クローゼットがごちゃつく要因の1つとして、“季節外れの小物類の置き場が定まらない”ことが挙げられます。そこで、オフシーズンのグッズも定位置をしっかり確保しておきましょう。
そうすれば、たとえば春から夏へ季節が替わったときには、夏物を“オフシーズン用ボックス”から取り出し、ボックスの空いたところに春物を入れることができます。このように、シーズンごとに入れ替えるだけの作業にすれば、手間がなくスムーズです。
今回は、失敗しない衣替えのポイントをご紹介しました。来シーズン、そしてまた秋冬が戻ってきたときも、気持ちよく過ごせるように段階を踏みながら衣替えをしていきましょう!
※ こちらの記事はGATTAの過去掲載記事をもとに作成しています。
【画像】※Africa Studio / Shutterstock