べたべた髪にならない!美容師が教える「スタイリング剤」の上手な使い方
ヘアスタイルを整えるとき、スタイリング剤はとても大切。ヘアスタイルの形を作ったり髪の艶を出したり、ダメージや紫外線から髪を守ったりすることもできます。しかし、スタイリング剤のつけ方を間違えると、ベタベタと扱いにくくなってしまいますよね。
そこで今回は美容師の野澤琢眞さんに、スタイリング剤の選び方と正しい使い方を教えてもらいました。
スタイリング剤の選び方
スタイリング剤はたくさんの種類があるため、どんなものを使えば良いのか迷う場合が多いと思います。そんな方におすすめのスタイリング剤は、“クリームタイプ”のスタイリング剤と“オイルタイプ”のスタイリング剤です。
クリームタイプのスタイリング剤はヘアワックスとも呼ばれ、ヘアスタイルに動きや艶を出すのが特徴。ふわっとした空気感や、パーマスタイルのような動きが欲しい場合に最適です。
オイルタイプのスタイリング剤は、艶をしっかりと出したい場合におすすめ。乾燥した髪やダメージの進んだ髪につけることでオイルが髪の表面にコーティングされ、印象を劇的に変えることができます。コーティング効果のおかげで、外的刺激や紫外線から髪を守る保護効果も期待できます。
スタイリング剤のつけ方
クリームタイプ、オイルタイプどちらのスタイリング剤も、髪につける場合の基本ルールがあります。
ルール1:手のひらで溶かす
スタイリング剤を手のひらに適量だしたあと、まんべんなく手のひらに馴染ませてスタイリング剤を溶かします。このとき、ダマになっていたり固まったりしていると、うまくつけることができないので注意してください。
ルール2:毛量の多いところから馴染ませる
毛量の多い、後頭部、サイド、頭頂部、前髪の順番に、しっかりと髪をかき上げるように塗布してください。毛量の多いところをファーストタッチすることで、毛量の多い部分には多く毛量の少ない部分には少量と、スタイリング剤を均等につけることができます。特に、前髪はべたつきやすいので最後に手に残ったスタイリング剤を馴染ませる程度にしてください。
1分ほどしっかり馴染ませることで髪が扱いやすくなり、簡単に形を整えやすくなります。形を整える作業よりも馴染ませる時間をたくさん取った方が、スタイリングはうまくいきますよ。
髪質やダメージに合わせて、クリームタイプのスタイリング剤とオイルタイプのスタイリング剤を混ぜるのもOK。自分の髪質に合ったオリジナルな配合を見つけると、より自分好みの質感を出すことができますので、ぜひお試し下さい。
【画像】※webweb、mits / PIXTA(ピクスタ)